どうも、そいる塾長です。
これやるのも久々になりますが、2024年度(令和6年度)京都公立高校前期選抜の事前調査結果が教育委員会から発表されましたので簡単に見ておきましょう!
なお基本的にSOILでは倍率とか「何それ?美味しいの?」的な扱いでして、私も全く気にしませんがSEO的に書いておくとメリットがあるので書いているだけの記事です(笑)
なお手計算しておりますので記載ミスなどあればお手数ですがご指摘賜われば幸いです。
2023年11月末の志望校調査結果
11月末に公立高校前期選抜の志願者数が発表され上記データが学校で配布されておりますので、京都市・乙訓通学圏普通科の高校のみとなりますが倍率順でランキングにして分析してみたいと思います。
まずご注意いただきたいのが、これは11月時点での三者懇談での志望校調査を基にしたものであり、当然ながら実際の倍率ではありません。この状況をもとに皆さんが志望校を変更される可能性があるということですね。実際、この時期「山城か紫野か鴨沂」と何も考えずに志望校を考えていた層が、学校の三者懇談や塾で現実を突きつけられ、大きく私立専願へ舵を切る時期でもあります(涙)
また募集定員が少ない前期選抜での志願者数であり倍率は高くなります。そもそも前期選抜のA1方式は何のためにやっているのかよくわからない入試です。「合格しない」前提をご家庭でも徹底しておかないとしっかり理社を勉強せず、前期終了後勉強しなくなる生徒がいるなんて話もよく聞きます。地獄ですね。
なお専門学科のある高校では、倍率が普通科とは別計算になっており、専門学科不合格者が中期で同じ高校の普通科を目指す場合もあり、このランキングが普通科受験生の本命である中期選抜の倍率にどれほど関係するかを考える際は別の目線も必要かと考えます。
そのため実際の人気度・入試難易度を推測するためにも、後半では全募集定員に対し前期選抜の志願者数がどれくらいの割合になるのかもランキング形式で集計しております。
もちろんこれに関しては、前期志願者(普通科・専門学科含めて)が中期も同じ学校を志望するかどうかわかりませんので、あくまで目安です。予めご了承ください。
最近は前期でダメなら私立コースがかなり多くなっているのも事実。昨年は嵯峨野高校を初めとする偏差値60以上の公立普通科が軒並み例年に比べ低倍率でしたので最後まで慎重に検討したいものですね。
京都市・乙訓通学圏「普通科のA-1方式」倍率ランキング(11月末現在)
2024の数字は今回の事前調査。2023の数字は昨年の実質倍率です。
TOP3内で鴨沂と桂の順位が入れ替わり、日吉が大きく倍率を下げ、古豪復活とばかりに山城がランクイン。
当然ですが嵯峨野や堀川は専門学科志願者が圧倒的に多いので、普通科は例年通り下位となりますが、中期には専門学科勢が流れ込んでくると当然倍率は上がるのでご注意を。ただし昨年の嵯峨野高校のように「専門学科がダメなら私立」勢が多いと普通科定員割れ再びの危険性も。しかし逆に昨年の低倍率で逆に「美味しい」と考える方も多く、今年は反動が来る可能性も十分にありますね。
山城は前年の中期選抜の倍率が低くお手頃感が出ていましたが、その反動ということもないのでしょうが、今年は例年通り志願者増も十分予想できますね。山城の文理総合も高倍率で専門学科では倍率No.1ですが、内申点の関係で普通科は山城高校を受けない勢も一定数いるのであまりそこは気にしなくても良いかと。
事前調査の結果を見て高倍率に怯んだ層が横滑りを起こす可能性を検討すると、鴨沂からは桂が基本ルートだったのも過去の話で、もう回避スペースが桂にはないため、紫野、開建、北嵯峨、日吉あたりが影響を受けて変動するかもしれませんね。
個人的には本命は説明会でも人気の開建、次点で低倍率でお得感のある日吉と、少し南の高校に移動しないかなと予想しています。
募集定員に対する全志願者数の倍率
全志願者とは普通科の全方式、専門学科、未定者をすべて合わせた人数です。つまり現時点でその学校を志願している合計人数ですね。
前述のとおり、前期と中期で志望校が異なる人は多数存在するので、これが中期選抜という実質的に普通科入試の本番の倍率ランキングとなることはありませんが、それでも現時点での学校別人気ランキングとはいえるかもしれませんので、中期を見据えた今後の志望校選びの参考になるかもしれません。
特に1位の開建などはルミノベーション科だけの募集ですし、前期の募集定員も大きいためこれが実質倍率と言えるでしょう。
同じく鴨沂や北嵯峨、洛北など普通科のみの募集のところもこれが中期選抜の倍率に直結しやすいです。
逆に堀川や嵯峨野、紫野などは高倍率の専門学科受験組の割合が大きいため、彼らが中期でどこを志望するのかによって大きく倍率が変わる可能性もあります。
専門学科倍率ランキング
専門学科のなかで商業系や工業系を除き、いわゆる特進系の専門学科を並べてみました。
なおこの時期、嵯峨野こすもすは学科未定の人数が一定数いるため両系統合計で倍率を計算しております。
これを見る限り特筆すべき点は何もないですね(笑)ま、例年通りというところでしょうか。
工学院のフロンティア理数はどうなるか心配な数字ですが・・
特進系は難関大進学を掲げている以上、鳥羽や工学院レベルまで倍率が下がると厳しいでしょうね。
倍率は気にしても仕方がない
倍率を気にしている暇があったら勉強しましょう、というのが本音です。
合格最低点をとるのではなく合格者平均辺りを目指して勉強しましょう。そうすれば倍率なんて気にしなくて済みますから。
運よく定員割れで入学できても本来合格できるレベルにないと、入学後しんどいのは目に見えていますよ。
ただ内申点が厳しく当落線上にいるような方は、低倍率でチャンスが広がり悩ましい気持ちになることもあるかと思います。倍率によって合格最低点が10点、20点動くような学校もありますからね。そのあたりは塾の先生としっかり相談しながら決めていきましょう。
とにかく今年は例年通りで特段気にするような倍率の学校はないように思います。
最後まであきらめずに1点を大切に勉強していきましょう。
また年明けに実質倍率など出ましたら追加記事を書きますね。お楽しみに。
今日はこのへんで。
追記
育星舎グループ兄弟塾である伸学アルファの香口先生も倍率予想を書いてくれています。