どうも、そいる塾長です。
ちょっとアイコンを変えてみました。丸くなりました。
2018年3月7日に実施された京都公立高校中期選抜の問題をぱぱっと解いてみた感想を。
解きながら書いていきますので、全体の感想・難易度は最後にまとめますね。
本日は第2科目の社会。
全体概観
大問が昨年の3問から4問へ。ただし小問は各5問づつ計20問で合計問題数は前回と変わらず。
ただし各小問が2問構成になっている場合が多いので、実際に解答する数は34問です。
そのうち完全解答を要求させるのは8問。
この辺が社会が苦手な子はどちらか外してしまうので解けた感覚よりも実際の得点にはつながらないんですよね。
ぱっと見た感じ例年通りの細かい字と図やグラフ、地図ががびっしり隙間なく並べられた目がチカチカするようなレイアウト。
↓神奈川と見比べてみましょう(笑)
京都
神奈川
一目瞭然(笑)京都は目がチカチカしません?
レイアウトはおいといても、なんか難しそうにしたいのか、考えさせる問題風にしたいのか無駄な長いリード文がだいたいついているのも京都公立入試の特徴。
問題自体は相変わらず普通。
概観として言うならそれくらいかな。
第1問
いつも通り世界地理を土台にした歴史・公民の融合問題。特に分野間の知識を駆使して解くような問題ではないのであくまで融合問題風にしているだけ。
(1)公民:基本語句と時代把握
難易度:標準
一つだけ全く異なる時代の選択肢を用意してくれているので易しい。
(2)地理:時差の計算
難易度:標準
基本的な時差の計算。落としてはいけない。
(3)地理:基本知識
難易度:易
基本知識。選択問題の方も地図を見ればわかるのでほとんど知識はいらない。
(4)地理:資料の読み取り・記述式
難易度:易
サービス問題。割合は「高い」でも「大きい」でも可。念のため。記述にする意味がない問題。これなら選択問題のほうが良いのでは?
(5)歴史 基本知識
難易度:易
穴埋め形式で基本語句の意味を問う問題。
第2問
これまたいつも通り地図を土台にした歴史・公民との融合問題。これまた特に分野間の知識を駆使して解くような問題ではないので融合問題風にしているだけ。
相変わらず見辛い地図が乗っている。細かすぎて老眼の先生は解けない。
地図の読み取りって視力検査ではないと思うんだが。
(1)地理:地図の読み取り
難易度:易
基本的な地図記号と、細かな数字が見えれば解ける。知識問題”以外”でいかに落とさないかが社会攻略のカギ。
(2)公民:基本語句(記述)
難易度:標準
いずれも基本語句。漢字指定も難しくない。
(3)歴史:時代の順番並び替え
難易度:易
江戸時代の順番並び替え。江戸の前半~後半まで。基本問題すぎて考える余地がない。並び替えをしっかり指導した私としては簡単すぎて複雑な気分…。
(4)歴史:時代選択
難易度:易
(5)地理:雨温図
難易度:易
第3問
(1)歴史:基本語句(ひらがな指定の記述)
難易度:易
(2)地理:知識問題
難易度:やや難
(3)歴史:基本知識
難易度:易
(4)地理:グラフの読み取り(思考問題)
難易度:やや難
(5)公民:基本知識
難易度:易
第4問
(1)歴史:基本知識
難易度:易
(2)公民:資料の読み取り
難易度:標準
(3)歴史:基本知識
難易度:標準
(4)公民:基本知識
難易度:易
(5)公民:基本知識
難易度:易
まとめ
「(京都の公立入試において)社会と理科は裏切らない」のスローガンのもと頑張ってくれた生徒は8割超えは容易だったはず。昨年も軒並み高得点だったのであまり難しかった印象はないのですが、今年はさらに易しかった印象。