どうも、そいる塾長です。
2019年3月6日に実施された京都公立高校中期選抜の問題をぱぱっと解いてみた感想を。
解きながら書きますので、全体の感想・難易度は最後にまとめますね。
本日は第4科目の理科
全体概観
大問8の小問20と形式は2019年度も変わらず。
完全解答の問題が減少。
出題範囲は4分野均等だった昨年度から変更
- 生物
- 地学
- 地学
- 化学
- 生物+物理
- 化学
- 物理
- 物理
5.生物+地学は融合ってほどではなくただ小問が混ざっているだけなので気にすることはないです。
単元は1年生~3年生、生物・化学・物理・地学と満遍なく勉強することを心がけましょうね。
第1問 生物分野(植物)
(1)植物の分類:基礎知識
難易度:易
定番基本問題。まじめに勉強してきたかが問われています。こういう面倒くさいものをちゃんとやっているかが中期選抜では大切ですね。
この植物の分類や人体で言えば消化酵素のところ。あとは地学分野の火成岩のところなんかがさぼりがち。出ないことを祈る暇があったら語呂合わせでも使って覚えてしまいましょう。
語呂合わせなんて最近はネットで検索するといっぱい出てきますからね。
ただ今回はホウセンカが「網状脈」を持つと書いてくれている(おまけに図で葉のイラスト付き!)のに加え、選択肢もイネ・トウモロコシという誰でも見たことのあるTHE単子葉類、あとはゼニゴケですからね…困ることはないでしょう。
(2)蒸散:基礎知識
難易度:易
(3)蒸散:計算問題
難易度:標準
第2問 地学分野(天体)
(1)金星:基本知識
難易度:易
(2)金星:記述問題
難易度:標準
第3問 地学分野(地層)
(1)惑星:基本知識
難易度:標準
(2)地層:考察問題
難易度:標準
第4問 化学分野(物質の性質)
(1)基本用語
難易度:易
(2)計算問題
難易度:標準
(3)考察問題
難易度:標準
第5問 生物+地学分野
(1)人体:基本知識
難易度:易
(2)人体:基本知識
難易度:易
(3)天気:基本知識
難易度:易
第6問 化学分野(イオン)
(1)電離:基本知識
難易度:易
(2)電池:基礎知識
難易度:易
第7問 物理分野(力学的エネルギー)
(1)基礎知識
難易度:易
(2)基礎知識
難易度:易
グラフが読めないということがない限り。とても簡単。ただし問題文の図の右端がH地点まで描かれているのに対し、選択肢のグラフがなぜか右端がGまでという…ここに引っかかってしまわないようにだけは注意。ちゃんと問題は読みましょうね。
(2)基礎知識
難易度:易
これまた定期テスト基本問題レベル…。
第8問 物理分野(電気)
電気回路の典型問題なので特に問題はなかったかもしれませんが、問題文が長く、回路図も書いていないので力のない子は情報を読み取れないかもです。
苦手な人は必ず数学の文章題のように回路図を書いて、文章中に出てきた情報を回路図に書き込んでいきましょう。リード文が長い問題は分析が命です。長いだけで大した内容ではないのでちゃんとやれば解けますよ。
なおちゃんと勉強した人にとっては基本レベルで特段難しい問題ではないです。
(1)計算問題
難易度:標準
絵を見て並列回路だとわかれば、そこにリード文から「3.0V」、「500mA」を読み取ってオームの法則で抵抗a・bの合成抵抗(6Ω)を求める。そこから「抵抗の大きさが同じである抵抗器a・b」という記述から、抵抗器a・bの抵抗をそれぞれxΩとし、並列回路の合成抵抗の公式を用いて1/x+1/x=1/6 → x=12 つまり抵抗器aの抵抗は12Ωとなりますね。
(2)基礎知識・計算
難易度:標準
(3)計算問題
難易度:標準
まとめ 全体の難易度は易化
知識問題が結構答えづらいところを狙ってきていた2018年度に比べ2019年度は知識問題も易化。
とくに2018年度みんなを困らせた教科書のトピック絡みの思考問題は全く出題されず…(あれは何だったのでしょう…^^;
というか思考問題が死滅してますやん(;´∀`)
そして計算問題は極基本的な典型問題しか出ない傾向は継続。
つまりこの傾向が続くなら中期の理科対策は「基礎基本重視で取りこぼさずに高得点を狙う」が正解ですね。これだけで確実に8割超えます。この辺はいくら思考問題が出ようと揺るぎないと思います。
京都の中期選抜理科は基礎基本を徹底!
今日はこのへんで。
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