【京都私立高校入試】保護者さんが知っておくべき8個のポイント

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

ちょっと時期を逸しましたので今更感があるかもしれませんが京都の私立高校の入試について。ちょっとその裏側を除きながら解説していきます。今年受験を迎える方以外も保護者さんは必読です。

公立志望の方は私立なんてすべり止めってことで結構適当なところを考えていたりするんですが、それはダメ。

一回も見に行ったことないとか論外。

ましてやお母ちゃんに見に行ってもらったとか、もはやキモい。そんなんじゃ高校行っても彼女出来ないよ。(なぜか男子限定な感じでごめんなさい・・・笑)

そんな甘ったれたこと言ってるやつに限って、公立高校を派手に落ちて、いざすべり止めに行かないといけなくなった時に、あんな学校俺にはふさわしくないとかぬかしてふてくされる。

自分がちゃんと選んだっていう思いがないといざという時に納得できなくて、本当に通うのが辛くなるんだよ。

ちゃんと考えて選びましょうね。

それと進路相談の面談で大事なのは、あくまで私立。私立だけはここで絶対に確定させる必要があります。もうその後変更できないと考えましょう。(できますが)

ということで今回は、京都の私立高校の入試について。都道府県でかなり事情が異なります。あくまで入試の仕組みと特に内申点の扱いのお話に絞ります。

 

私立高校入試の内申点について

※大人の事情であまり詳しくは書けません。予め言っておきます。
まず私立高校入試における内申点ですが、結論から言うと(中堅私立以上であれば)関係ないです。つまり当日得点をとれば合格できます。※問題行動とか報告書に書かれてしまっているかたは今回の話は対象外ですよ。
ではなぜ学校の先生はあんなにも、三者懇談で「君には無理だ」「志望校を変えなさい」としつこく迫ってくるのか?
公立に関しては結構適当に進路指導する先生でも、私立はギャーギャーうるさいですよね。
これには色々あるんです、大人の事情が。
で、私が言えるのは、先生が言っているのは「君の内申点では合格は100%約束できない」ということです。最近は先生が具体的に数字を言っちゃうケースをよく耳にしますがね^^;
神奈川なんかはその数字を公表しています。京都はどうするんでしょうね。
入試でこういった入試要項にかいていない裏のルールみたいなの大嫌いなのでさっさと神奈川を見習ってほしいものです(-_-;)
ま、とにかく学校や塾の先生は100%合格を見抜く千里眼のような目を持っているとでも思っておいてください。
生徒の成績(評定)の数字を見ただけで合否を言い当てることができる目です。
写輪眼!
それはおいといて、ここで注意が必要です。
数字については詳しくは書けませんがここで先生が無理だと言っても決してもう受からないというわけではないということ。
ただ・・・、ここで先生の進路指導に逆らって無理に受験しようとすると危険は伴います。

特にそれが滑り止めの学校だと相当な危険が伴います。滑り止まらない可能性有りです。

 

進路相談

12月の面談における中学校の先生の合否判定は信頼して大丈夫です。先の面談で出した志望校が教務主任を通っていれば、受験OKをもらえれば大丈夫だと思ってください。

こればっかりは新人の先生でも問題ありません。

入試のことを全くわかっていない先生でもOKです。

昔、近所の中学校でⅠ類とⅡ類(旧入試制度)の違いを全く理解していない先生がいました。回し合格のシステムを知らない先生もいましたね。

しかしそんな先生でも、どうせ最終的に3年最後の面談時に言い渡される判断は、進路指導の先生というフィルターを通ったあとの判断なので問題ありません。

特に10月頃の面談は、進路相談の先生と教育委員会に上げるデータ収集が目的なのでやる気のない先生は、ものすごく適当なこと言ったりします。

で、油断していると12月に突然・・・

こんな感じですっとぼけられ、そんな学校行けるわけ無いと急に自信満々で罵倒してくるダメな先生も稀にいます。

結論としては正しいものが出て来るので問題はないのですが、三者懇談では色々と相談したいのが保護者さんの心理。

急にこの学校は無理!と言われて「ここか、ここね」って感じで志望校変えるように迫ってこられたらたまったもんじゃない。

そこで出てくる学校の名前はリストの数字をみて選んでいるだけです。その学校、コースがその子に会っているとは限りません。

しかし気の弱いお母さんはそこで志望校決めちゃう。

いや、押し売りじゃないんですからね^^;

そんなこと別にその場で決めなくていいので、とにかく一旦持ち帰って冷静に考えましょう。年明けくらいまでは大丈夫です。

で、とにかく塾の先生に相談です。

塾に通っている人は絶対に塾に相談してから学校の先生に返事をしましょう。

今からでも間に合いますよ。

大切なのは塾への報連相

というのも塾の先生は、学校の先生とは同じようでまたちょっと異なる写輪眼を持っています。

(写輪眼の種類はおいといて)学校ではダメと言われたのに、塾の先生に聞くと大丈夫って言われることがまれにあります。※稀な例であることはわきまえてくださいね。

まあ、先生の性格によって言い方がだいぶ違うんで気をつけておかないといけません。
大丈夫=【めっちゃ頑張って奇跡が起きたら】大丈夫

ていう意味で使ってる先生もいるんでね。

でもとりあえず、学校でダメと言われたらとりあえず塾の先生に相談です。

それも”信頼できる”塾の先生に必ず相談して下さい。

ただ最近は塾の先生もびっくりするほど進路指導の知識がないような人も多いのでね。

 

 

保護者さんが覚えておくべき私立入試8つのポイント

なので保護者さん自身も、自己防衛のため最低限以下のことはしっかりとおぼえておいて下さい。

1.大切なのは11月の5教科の評定

判断材料となる評定は「11月時点での5教科(学校によっては9教科)の評定だけをみて先生は進路指導しているということはおぼえておいて下さい。

先生の万華鏡写輪眼はこのときの評定以外は見ていないということですね。

ただしその他少しだけ細かな基準が高校ごと、コースごとにあったりはします。英語の評定が○○でも英検○級を持っていたら・・・みたいな。

それでも、公立と違って1年、2年でサボってしまって内申点がボロボロ。

それでも3年生で頑張ればチャンスがもらえる私立は人によっては魅力的ですね。

中学によっては半数が私立に進みます。特に評定が理不尽な付け方の中学の子は私立に流れる感じ。学校によってもやたらめったら私立を勧める学校があります。

あまり私立万能説を信じると痛い目にあいます。高校選びはしっかりと行ってください。

 

2.評定は中堅以下の私立高校のみに適用

一定レベル以上の難関私立高校と公立高校に関してはこの先生の万華鏡写輪眼は全く通用しません。

※「一定レベル」の説明は大人の都合で差し控えさせていただきます。塾の先生に聞いてみて下さい。

つまり難関私立高校を志望する方の進路相談は現状の成績や入試動向を考慮してあくまで推測で話しているだけなので、100%の話ではないということも理解しておきましょう。

このへんは正直受かるかどうかは合格発表当日にならないとわからないです。

 

3.試験当日は評定関係なし

逆に先生の万華鏡写輪眼によってダメだと言われても、何か学校で問題を起こしたとか、評定に1があるとかでなければ、当日勝負で合格できます。

ときどき面談でボロクソに言われて、その足で泣きながらうちの教室へお母さんと相談に来る子がいますが、そういう子でもかなり高い確率でその学校に合格させています。

ですが、学校の先生と私のダブル万華鏡写輪眼を使って「ダメ」と判断した志望校に、私が万華鏡写輪眼などではなく、塾の先生としての私の知識と長年の経験から、その子の実力、今後の伸びを考慮して考えた結果、やっぱり「厳しい」と言った場合は本当に厳しいですので悪しからず。

で、以下は学校や塾から「ダメ」といわれたけど、それでも志望校を諦めたくない方のためのテクニックを教えます。決してハンドパワーではありません。

 

4. 1.5次入試など共通日以外の入試を利用する。

私立では高校によって、前期・後期、という名前やA・B日程という名で複数試験日を設けている場合があります。これを利用すれば2つの異なるレベルの高校を受験できます。
しかしそれ以外にも統一入試日2月10日以降、合格発表後に出願できる入試制度があります。
それが1.5次入試です。
学校の先生に本命の私立高校が無理だと言われたときには、この1.5次入試を受けると面談時に言ってみましょう。

ただし、1.5次入試は必ず学校または塾の先生がOKというところを受験するようにして下さい。

本命を1次、滑り止めを1.5次で受ける。

そうするとOKがでて家に帰らせてくれます。

※昨年近所の某中学で、この仕組を理解しておらずまさかの逆の順番で受けるよう指導していた先生がいました。怖い世の中です。

1.5次の方が難易度があがるかというと、そうでないことが多いです。

その辺も先生の万華鏡写輪眼が判断してくれるはずです。

ただし、この1.5次入試はすべての私立高校が実施するわけではないので、各自志望校の最新情報を確認しましょう。
京都の私立高校の入試日程はこちらが詳しいです。↓↓↓参考までに。
http://www.ed-net.co.jp/yoko-s/kinki/kyoto1.html
※最終確認は各自の責任で各高校の募集要項で情報を確認して下さい。これ絶対!

 

5.回し合格を利用する

私立高校にはレベル別に様々なコースが設置してあります。で、このコースごとに難易度が異なるのは言うまでもありません。
でよくあるのが、一番上のコースに行きたいのに、一番下のコースしか無理だと言われるパターン。
当然コースにより入学後は別学校といえるほど全く違うことをやるので、コースを変えるくらいなら学校を変えたほうが良い場合が多いです。ですが、学校にこだわりがある場合やどうしてもその学校のそのコースを受けたい場合もあるでしょう。実はすべての学校ではないですが、多くの私立高校では、回し合格と呼ばれる救済措置が行われています。

例えば大谷高校さんの受験システムはその辺が分かりやすくなっています。

 

大谷中学・高等学校
京都で150年めの教育の歴史を進んでいる「大谷中学・高等学校公式WEBサイト」です。

こちらから引用させていただきました。

 

例えば、学校の先生が万華鏡写輪眼を使って、厳しいと言ったのに無理をして、一番上のコースへ出願し受験したが、入試当日の得点が足りず不合格。しかし真ん中のコースでは合格点を上回っている。
だから真ん中のコースは合格
って言う制度です。
ちなみに大谷高校のように出願時にコースを指定しない学校や、コースを指定はするが合格発表後成績に応じてコースを選ぶタイプもありますよ。
もちろんコースによって回し合格がない特別なコースもあったりするので注意しましょう。

多分学校の先生のなかには、回し合格の仕組みを理解していない先生もいるので、万華鏡写輪眼で評定だけ判断して、安全なコースを受験するよう指導する。

でも高校側は結果次第では、優秀な点数をとった生徒を上のコースに引っ張り上げたいのが本音。

不明な場合は中学ではなく高校に直接確認しましょう。

知識のない先生は嘘を平気で教えますのでご注意を。毎年、めんどくせーって思いながらこのことを保護者さんに説明します(笑)

私立高校の先生も多分めんどくせーって思ってるんでしょうね(笑)

上のコースに行きたいなら何を言われようと上のコースで出願

※回し合格が認められないコース、学校もあるので各自の責任で調べてくださいね。

6.専願と併願

専願と併願では、確実に専願のほうが合格可能性は上がります。先生が万華鏡写輪眼で判断するときも同じです。数字が違うということですね。
専願での悩みは、このコースで合格できたら専願で入学するけど、別のコースに回されたら、併願にして公立に行く・・・とか、特待生だったら入学したいけど・・・とか。
まあ、みなさんわがままです(笑)
今はこういった皆さんの希望に合わせた入試制度が用意されているので、是非志望校の個別相談会で直球で質問してみましょう。
私立高校は直球で答えてくれるところが多いです。
あと具体的にどれくらい有利になるかは学校によっては得点化して分かりやすく明示しているところもあります。

特待生の基準も同じくですのでこちらも是非志望校の個別相談会で。私立のオープンキャンパスに行った時は必ず学校名と塾名を書いて下さい。

塾に何か変な遠慮をしてここで塾名を書かないと逆にちょっと塾は困ります。気をつけて下さい。

あと、公立は基本的に専願になります。公立に合格した後でやっぱり私立にっていうのは無理なんで注意して下さい。

 

7.推薦入試

推薦がとれたらほぼ確実に合格できます。ですが私立高校入試の場合、安心できる以外のメリットは全くないです。先生の万華鏡写輪眼がOKといえば推薦までしてもらえなくても十分です。

逆に、推薦だと回し合格が出来ないところがあるようです。注意してくださいね。

8.私立高校の偏差値

ネットなどで見かける私立高校の偏差値は正直、高めに出ていると考えておきましょう。というのもかなり上のランクの公立を目指す方がすべり止めで私立を受けるので、どうしても合格者の偏差値が釣り上がります。

決して合格最低点の方の偏差値というわけではないので、あまり気後れしないように。

実際そんな偏差値無くてもどんどん合格しますんで。学校によりますがその幅は10以上あるのではないかなと(-_-;)

あと学校によっては過去問を初めて解くと公立に比べ難しく感じるかもしれません。しっかり取り組んでいけば点数は上がっていきますので最初で落胆することなく勉強を進めてください。

 

まとめ

とまあ、いくつか思いつくポイントをオブラートで3重に包んで、だーっと書いてみました。

まあ大人の事情は大人の事情です。こうやって万華鏡写輪眼とかふざけて言ってても怖い大人に怒られそうなくらいです。
ただネットを探せば私なんかよりぶっちゃけてる人いっぱいいます。
なので塾に通ってない人はまずはネットで情報検索してみよう。
(注意:ネットには嘘もいっぱい。特に掲示板。ご注意下さい。)
あとは塾の無料体験授業に便乗してと入会相談と称して無料で進路相談してみるとか(笑)
そもそも学校の先生がしっかりしてたらそれでいいんですがね。
逆に塾に通っている人、しっかり塾と面談してくださいね。ここでしっかり進路相談できないような塾はろくなもんじゃないです。
大手だからって安心しないで下さい。大手だからこそ危険もいっぱい。
大手の個別指導なんかはピカピカの1年生の新人がいっぱいです。塾業界の離職率舐めんなよと(笑)
そんな優秀な人材がたくさんいるわけない。内部進学コースの卒業生が母校の特進コースで受験指導する時代です。(これは関係ないか!?毒を吐きたかっただけです。すみません。)
逆にその辺のおっさんが長年やってる個人塾は100%理解してます(してるはず)。何年やってるんだって話です。もちろん方針は塾によるので納得できない進路指導をされるかもしれませんがね。

ん?お前もそういうおっさんかって?

私はおっさんではない、お兄さんだ。

 

しかしもしも何を信頼すればいいか分からなくなった場合、一番確実なのは、直接私立の先生に相談です。
なんか感じ悪い先生だったらすぐに、別の先生にいきましょう。その時「チェンジ」って大きな声で言わないこと(笑)
必ずどこの学校にも親身になって相談にのってくれる先生がいるはずです。この個別相談で高校を決める子が多いです。そんな先生が見つかるまでオープンキャンパスに通い詰めてもいいでしょう。
それでも、その学校に良い先生が見つからないときはどうすればいいか?
・・
・・・
そんな学校受験しない方がいいです(笑)
今日はこのへんで。

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