【関関同立・産近甲龍の傾向と対策】同志社大学の国語編

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

質問箱での質問にお答えしますね。同志社の国語について。難易度などは完全に私の体感ですが。予めご了承ください。

質問箱でご質問頂いたのでおこたえしますね。

おそらく同志社大ですよね?^^;

解き方とか書ききれないので試験の特徴だけになりますがお許しくださいね。

なお入試情報に関しては必ず公式サイトで確認してください。

同志社の国語

  • □ 試験時間75分
  • □ 現代文と古文の大問2題(問題[1]評論文・問題[2]古文)
  • □ 配点150(英語200 選択科目150)

現代文

全体概観

  • □ 約5000〜6000語にも及ぶ超長文
  • □ 選択問題5問 + 記述式問題1問

とりあえず文章が長い。センターの1.5倍~2倍。

ですが長いだけで特別難解な文章が出題されるわけでもなく、設問もいたってストレート。センターでしっかり選びきれる人なら何も問題ありません。個人的にはセンターより簡単だと思います。

ネットなんかを見ていると英語が簡単で国語がやや難みたいなのが散見されますが、私の印象はちょっと違うかなと。確かに英語は語彙力さえあれば…みたいなところはありますが記述が対応できない専願生が多い。

一方で国語の問題は…長いだけやんって思うんですが…(-_-;)

長いのでよく全体を読まずにさっさと本文を解きましょう!とか、時間が足りなくなりますよ!読み飛ばせ!なんて書いてあるサイトを見ますが、なんだかな~と。

試験時間は75分ですので現代文に40分くらいはかけられる。文章の文字数がセンターの倍でも15分もあればコーヒー飲みながらゆっくり読める。そしたらそこから25分。一問3分かけて15分。記述に10分かけられる計算ですね。

設問がストレートなんでしっかり読めていれば3分もかからないです。確実にセンターよりも簡単に選びきれる。

そこを焦って読み飛ばしたり浅い読みをしてあり得ない選択肢を選び本文とは別のところで論旨をめちゃめちゃにした状態で最後の記述に挑むから落ちるんですよ…と思うんですがね。

この設問がストレートで選択肢がめんどくさくないってのは皆さん共通の印象のようですね。

 

あとは30字の記述一題だけ。ここに時間をドーンとかけてもセンターより余裕だと思います。

簡単だけに全科目のなかで合格者平均が最も高いのではないかと思うんですが。出てくる点数は調整かかっているので思ったより点数取れていないように感じているだけじゃないかなと。個人的には指導する限り最低8割、差をつけたいなら9割以上取りたいところです。

差がつけられることはあっても差をつけるのは難しい科目というのが私の同志社国語の印象。

ある意味このレベルで苦戦する人には地獄の入試なのかなと。国語が苦手な人でも取りやすいと思う一方で、この問題で攻略できないレベルの人はかなり厳しいかと思います。

そもそも同志社の文系学部は配点が英語:国語=200:150。

こうなると国語が得意で、国語で大逆転を狙っているような人にはなおつらい。

今回は国語の質問ですので他科目については控えますが、文系は英語勝負。

この辺英語が簡単で国語がめんどくさい立命館とは対照的ですね。傾向がどちらかというと関大と似ているので併願(滑り止め)の相性的には関大の方がいいのかなとも思ったり。

 

記述式問題がカギ

問題は記述式。

後述しますが配点がバカでかい。ここで落とすと確実に落ちますね。どんなことがあってもしっかりとりきらないといけませんね。ときおりバラツキがでそうな問題がみられるものの何を書けばいいのかズレるようなことはないと思いますのでしっかりと記述では何を書かないといけないのかを理解しておけば問題ないでしょう。

基本的に文章末結論部分の一文に線を引かれるので全体の論旨を意識しながらしっかり設問の意図を抑えながら解答要素を構成していけば満点は問題なくとれます。

しっかりとした記述対策をしていない方に関しては参考書などでルールをしっかり身に着けておき減点されない答案を書く練習を。

このへんで練習しておけば問題ないでしょう。

配点(※実際は異なる可能性がります)

  • ☑ 150点満点中、現代文の配点は90点。
  • ☑ 知識系の問題は各5点
  • ☑ 傍線部ABCD問題が各8点×4問。
  • ☑ 内容一致問題が2個選択で各9点。
  • ☑ 40字記述問題が30点。
最後の記述問題に関しては表現での原点、漢字ミスも減点ありで一つにつき-3~4点されるようです。昔は最後の句読点(。)を忘れた場合は減点30点というのがありましたが今はもう公表されていません。

古文

全体概観

古文も癖がなくストレートな問題の印象。基本的な古文単語、古文文法、古文常識がしっかりと身についていれば解けてしまう。ただ語彙力だけは伸ばしておいて損はない。

現代文と同じく高得点勝負。

なので古文をさぼってしまっている人はここで差がついてしまうので脱落決定。

文法語彙古文常識は一通りやったという前提で、この辺の基本的な問題集は過去問の前に最低限周回しておきたい。

立命館を併願する人なら問題傾向は違うものの難易度が上の立命古文対策をしておけば自然とできると思います。

関大やセンターの古文のようになんとなくで解けてしまう感じで基礎のところで落とすので、とにかく基本的な文法とハイレベルな語彙力を身に着けるよう意識しましょう。

 

記述式問題がカギ

問題は記述式。

これまた一問だけだが配点が大きい。

ここでも基礎的な力がものを言うのはもちろんですが、現代語訳する力はもちろん本文全体を要約するような観点と記述力が必要。ここは過去問でもしっかり練習を。

指導していると最初の方は現代文の記述よりこっちで苦戦する人が多い印象。

 

配点

  • ☑ 単語問題が各4点×2問
  • ☑ 文法問題が4点
  • ☑ 現代語訳AB問題が各6点×2問
  • ☑ 内容一致問題2個選択で各7点。
  • ☑ 記述問題(30字)が20点。
こちらに関してもかつての公表では最後の句読点(。)を忘れた場合は減点30点とありました。(ただ現在は公表されていない)

※年度・学部により問題数に違いがあるため、多少配点が異なることもあります。

 


簡単に国語についてざっとまとめましたが同志社は英語で決まるなと。

後は選択科目。近年数学の難易度が高くとにかく得点調整で上がり、他科目が下がる印象。

選択科目で社会科を選択する場合、細かな知識にも対応できるようしっかりやりこんでいく必要がある。一方で数学はどないな問題出してくれとるねん的な日があるのでご注意を。理系からの文転組や京大阪大の滑り止めの生徒が手も足も出ない問題が出たり…。

得点調整が怖いですね。

これも日程で変わるので全学部日程と志望学部の学部別日程で荒ぶる試験問題に当たらないよう祈るしかありません。

 

今日はこのへんで。

 

 

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