2019年度京都府公立高校中期選抜志願者数【倍率】発表!今年はどこが動いた!?

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

新聞での発表から数日遅れ教育委員会もやっと2019年中期選抜の志願者数を発表。ということでいよいよ目前に迫った中期選抜の今年の動きを、事前調査や前期選抜のトレンドから簡単に分析してみましょう。

2019年度中期選抜の志願者数(倍率)まとめ

2018年(昨年)度の中期選抜の倍率から今年の動きを予測してみる
質問箱よりご要望がありましたので京都公立高校入試中期選抜に関して昨年度の倍率を見ながら前期の志望校調査の結果も踏まえ今年の倍率の動きを予想をしてみましょう。

こちらの記事で昨年度の倍率から予測しておりましたが2019年度ははたしてどうだったでしょうか。

とりあえず京都市・乙訓エリアの普通科だけにしぼって倍率順にまとめてみました。

※3月7日追記
桃山の倍率を誤って入力しておりました。訂正してお詫びいたします。
洛北 1.63 1.14
嵯峨野 1.5 1.6
紫野 1.43 1.11
桃山 1.39 1.52
山城 1.35 1.34
堀川 1.3 1.75
鴨沂 1.2 1.59
塔南 1.17 1.13
日吉が丘 1.15 1.33
向陽 1.14 1.08
北嵯峨 1.12 1.1
朱雀 1.1 0.69
乙訓 1.04 1.06
1.03 1.06
洛東 0.98 1.02
洛水 0.94 0.93
洛西 0.87 0.97
北稜 0.85 0.95
西乙訓 0.84 1.04
鳥羽 0.82 1.17
東稜 0.75 0.89

定員割れの高校の多さ目立つ

昨年と比べ1.0倍に満たない高校が激増です。

なお中期選抜は第2順位という仕組みがあるので実際に定員割れとなるのは0.9倍以下の高校。

簡単に説明すると定員のラスト1割だけは第1順位志願者だけでなくと第2順位志願者が加わって合否を判定するというもの。

となると今年は洛西、北稜、 西乙訓、鳥羽、東稜が0.9倍以下のため第1順位志願者は試験を受ければ合格ということですね。

う~ん、鳥羽…。そろそろ改革を迫られているのではないでしょうか…。進路相談すると生徒からの嫌われっぷりが半端ないです^^;

生徒が嫌う理由はほぼ100%校風…。学校見学で嫌になるみたいです。塾の先生としてはあの数学の宿題の出し方とかの方が気になりますが…^^;

とりあえず保護者様に分かりやすいダメな自称進学校の見極め方をアドバイスをすると青チャートを宿題で出してたら確実にアウトです(笑)

しかも演習問題とか偏差値50くらいの文系にやらせるとかもはや教育の放棄ですので、くれぐれもご注意くださいね。

ゲフンゲフン…

北稜さんはもともと立地からか低倍率ですが、今年はさらに朱雀の制服化のあおりを受けたか…^^;

ただ北嵯峨が倍率上げたところ見ても塾対象説明会を始めるなど改革に乗り出した感のある北嵯峨に水をあけられた感があります。

いずれも来年に期待です。

それにしても公立高校の凋落が激しい。教育が…というより助成金の影響だとは思いますが公立高校全体で何か考えていかないといけない局面に来ているのは確実ですね。

高倍率校TOP5

では逆に倍率の高い人気校を見ていきましょう。

京都全域ではこんな感じ。

専門学科ですがやはり工学院高校が2年連続TOP。桂の植物クリエイトや京都すばるの商業系専門学科が定員割れを起こすなか大したもんです。

で、これを京都市・乙訓エリアの普通科に絞るとTOP5はこうなります。

  1. 洛北1.63
  2. 嵯峨野1.5
  3. 紫野1.43
  4. 桃山1.39
  5. 山城1.35
  6. 堀川 1.3 1.75 ↓

TOP6になってますが^^;

今年は前期ともども洛北しんどいですね…^^;

そして紫野人気も前期から継続。これは前期と同じく昨年鴨沂を志望していた層から流れたからじゃないかと。

鴨沂フィーバーは早くも完全終了ですかね^^;
そろそろなかの声が出てくるころですしね…。

この2校はさすがに昨年より少し合格ラインが上がるかな。特に紫野は受験生の学力層を考慮しても合格最低ラインは多少動きそうで。

嵯峨野は昨年より下がっていますがそれでも2位。堀川が下がった分がのっかっただけでしょうかね。それにしてもやはり昨年が少し異常だったのかなと。

そしておそらく昨年嵯峨野のチャレンジ受験組が今年は手堅く洛北を志望しているのかなと。

となってくると嵯峨野の次のポジションは山城でなく洛北になっていくのか…それとも来年反動で大きく下げるのか…。洛北も山城も「嵯峨野が無理なら」という消極的な選択肢でなければいいのですが…。

ただこれって実は京都市の北のほうの偏差値TOP6なんですよね。偏差値順ではないですが、やはりある程度の進学実績が出せる高校に期待しているのでしょうかね。

あとはこの人気には交通の便などもあると思います。

私立で志願者数増やしている大谷さんや成章さんも交通の便がよくなったのも影響していると思います。成章さんの場合、始業時間をおくらせるというウルトラCな技で”便”を良くしたわけですが。

しかしとはいってもこの倍率TOP5校のレベルより下だと大学受験が本当に難しい状況。(いや山城や洛北でももはやそうとうしんどいのですがね…^^;)

ならば手厚く受験してくれる、もしくは推薦枠が豊富な私立に…となっている感じですね。

前職時代のお得意様中学のひとつは半分が私立高校へ進学。周囲の中学に比べてかなり私立志向が高い中学でしたが

ただこの倍率TOP5校が決して進学実績を出せているわけではないんですがね…^^;

そしてさほど進学実績が堀川嵯峨野を除く3校に劣ることはない鳥羽はここで脱落してしまうのか…。やはりここは頑張ってほしいですね。

なお私の友人の教諭が日吉ヶ丘が今いいよって言っておりましたので宣伝しております。若手の熱意ある先生方がまとまってきているみたいです。と言っていました(笑)

日吉ヶ丘を受験する方はご期待ください。

今年の公立高校の人気動向と今後出てくる大学合格実績の相関についてはじっくり見ていきたいなと思っています。

出願したら倍率なんて気にすんな!

まあ、いざ出願した後は生徒たちにとって倍率なんてもう関係ありません。倍率で志望校を決めるなんてこと自体がおかしな話ですからね。

志望校を決めたらもてる力をしっかり出し切って合格点を超えるだけ。自分でどうにもできないようなことに気を遣うだけもったいない。

周りの失敗を祈るのではなく、運に任せるのではなく、自分の力で合格を勝ち取ろう!

という毎度おなじみのお話をしておきますね^^;

いよいよ私の元生徒の受験もこれですべて終了です。

よくここまで頑張りました。

明日はリラックスして体調とメンタルを整えてくださいね。

今日はこのへんで!

コメント