【神奈川遠征記】あの岩沢学院へ行ってきた(自立学習の究極形)

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

ついに関東進出。神奈川遠征を果たしました。行先はあの岩沢学院。あの藤わら先生と男二人旅で行って参りました。

 

藤原先生と神奈川遠征

 

藤原先生から以前より岩沢学院のお話を伺っていてずっと気になっていた岩沢学院。Twitterで拝見する岩澤先生の人柄や塾の雰囲気が大好きで、前職の塾でもいろいろ真似していました。

楽しそうなのにめちゃめちゃ厳しい塾

こんなイメージを持っていました。

さすがに神奈川なので一歩を踏み出せないでいましたが今回藤原先生にお誘いいただき二人で訪問することに。

結局今回の旅で藤原先生とは36時間一緒の時間を過ごすことになりました(笑)

正直この10年家族以外でこんなに長い時間を過ごしたことないですからね^^;

藤原先生ともすでに4回目。ついこないだ京都でがっつり語り合ったばかりなのですがまぁ

話が尽きない。そして9割が塾の話。

なんとか間に合ったiPad proを並べてみたり(笑)

LINE@講習を受けてもらったり(笑)

こんなに近かったっけ?という感じであっという間に東京に到着し、そこから電車とバスを乗り継ぎ岩沢学院へ。

 

岩沢学院到着

やってきました。岩沢学院。

この看板が気になってたんですよね。「学習道場」の文字が。

 

私も前職の塾で「テスト前道場」なるものをやっていました。しかし看板に「道場」を掲げる塾…。尾方先生や藤原先生と岩沢学院を知る先生に聞くとその言葉に偽りなくまさに道場だというわけです。

同じ自立型の学習塾を持つこのお二人が真似できないと語る学習道場とはいかにと胸がときめきます。

到着は夕方5時。

少し緊張しながら扉を開きます。

すると岩澤先生が笑顔で出迎えてくれてほっと一息。そして同じ京都なのにお会いできていなかった伝衛門先生にも念願かなって初対面。

TwitterみたいにSNSでやり取りをしている先生だとやはり初対面な気がしないのがいいですよね。と、この日宿泊する高等部に荷物をおいて教室見学開始です。

あ、そうそう宣伝しておきます。

岩澤学院にあたらしくできるキッズコース

すごくおもしろい試みですね。岩沢学院のキッズコースなら自分の子どもを通わせたいなと思います。この後の衝撃的な授業を見てしまったので(笑)

こちらも色々展開がありそうなのでTwitterをフォローしていただきみなさんぜひご注目ください!

 

玄関には熱帯魚が。私は水槽がある塾に悪い塾はない説を信奉者です(笑)

教室には中学生が2名が自習中。雰囲気は思っていたよりピリピリしていない。おかげでゆっくり塾や授業システムの説明をしていただきました。

毎度のことながらこういうことはブログで具体的には書かない方針ですが、やはりこの岩沢学院も仕掛けがいっぱい。そういや藤原先生が岩沢流なんでしたね。からくり屋敷の原点がここにあるのかも。

以前藤原先生から頂いた極秘ファイル。岩澤先生のものをもとにつくったとおっしゃっていましたが、あのファイルを見たときもガツーンとやられて塾運営に関しての考え方が大きく変わったんですよね。

たくさんヒントをいただきました。

特にプレゼンね。詳細は書きませんがあれは絶対に取り入れます。(笑)

やはり塾の仕掛けは大切。生徒を自分の意図したとおりに動かす仕掛け。もちろんそれをまねただけでは同じように行かないのはわかっています。

誰が何を目的に仕掛けたか。

それが大事なんだなと、このあとつくづく思い知らされたのです。

 

そうこうしているうちに中3生を中心に生徒が増えてきます。しかしここまで見る限り予想していた雰囲気とは違う。道場感がないというか自分の塾と似たようなアットホームな雰囲気。

Twitterでよく拝見する楽しそうな岩沢学院の風景。

そしたらね、伝衛門先生が私の横でそっとつぶやいたのです。

伝衛門先生
伝衛門先生

7時から授業なんでね。ガラッと空気が変わりますよ。

午後7時。授業開始。

午後7時になり、遂に授業が始まります。

岩澤先生の号令で全員着席。「最初はリスニングから!」と音楽がかかります。

今話題のQueenですね。歌詞が書かれたプリントを見ながら1曲まるまる「We Are The Champions」を全員で聞きます。

そしてその音楽が終わった瞬間でした。

 

・・

 

・・・

 

スーンッ!

何でしょうか…。今思い出しても鳥肌が立ちます。

今まで楽しそうにワイワイしてた生徒たちが一斉に勉強を始め、教室にペン先が机をたたく音だけになったのです。

静かに勉強するなんて当たり前と言えば当たり前です。しかしあそこまで劇的に空気まで変わってしまう瞬間を見たことがなかった。

それを目にした私は小声で話すのも憚られて思わずメモするために持っていたノートにそのときの気持ちを書きました。その写真がこれ。

 

それはまさに道場。

ただ静かに勉強しているんじゃないです。例えるならテスト開始の合図がなった入試会場のような緊迫感がありました。

同じ塾人として感動に震えましたね。なんか血が沸騰する感じ。

ここまで教室の空気を作り上げたことがあるだろうかと。集団授業ならわかります。しかしそれとはまた違う。それに岩沢学院は自立型。

学年も学ぶ内容もバラバラの子どもたちがここから3時間、全く集中が切れることなく最後までこのペースで勉強するわけです。

最初、そういう授業だからずっと見てたらしんどいかもしれませんよ、なんて言われましたが、正直あの場所になら何時間でもいられる。もうニヤニヤが止まりませんでした。

注目していたのはとにかく生徒の動き。分からない問題が出たときの動き、丸付けの後の動き、岩澤先生のチェックが入ったときの動き。自分で考えて動く。

ほんといくらでも見ていられる。

この空気感を創り出している要因は何か探しましたが、答えはすぐに見つかりました。

 

圧倒的存在感(笑)この背中最高でした。

この場所に3時間たって教室をすべて見渡しているわけです。休憩もなし。この人はこれを何年もずっと毎日続けているんだなと。

塾の先生が良く言うセリフに「自分で勉強できないと成績が上がりませんよ」というものがある。でもそれが生徒に自立の責任を押し付けているのであってはいけないなと。

もちろん岩澤先生であっても100%どんな生徒でもいけるということはないかもしれませんが、「塾の力で自立させる」というのを目の前でまざまざと見せつけられてしまった気がします。

そのためには生徒以上に私たち指導者側に意地でも自立させるという覚悟がないといけないような気がします。

 

塾を一人でやっていくこと

個人塾の定義は何だろうかというお話をよく耳にする。

私が思うのは塾長の色が出ているかどうか。

一人でやっているからこそぶつかる限界をどうやって突破するか考えて考えて考え抜いた結果の形がその塾の強烈な個性となって出ている。

どれだけ見学してもここだけは真似ができない部分だと思うのです。

神奈川で話題になった以前訪問したさくら塾でも感じたこと。

何でしょうかね。生物が進化するように環境に適用するため独自の進化を遂げた部分というか。

真似するためには進化する前まで遡らないといけないような力をもっているなと真剣に思う。

そしてもう一つ思ったのはこういった塾は進化を止めない。

夜に合流した瀬谷先生(通称)がおっしゃっていましたが、岩沢学院は訪問するたびに何かが変わっているらしいです。

絶対にブレない軸の部分と、さらに進化を止めない姿勢。これこそが強い個人塾の秘密なのかなと強く感じました。

これからSOILを創っていく際にこれだけは絶対に忘れてはいけないなと。

 

生徒を見れば塾が分かる

岩澤先生にも気を遣っていただきありがたいことに生徒さんに指導する機会を与えていただきました。

しかも先ほど書いたプレゼン授業!(私が勝手に企業秘密に設定したので詳細は書きませんよ!笑)

これがめっちゃ楽しかった。私が得意としている形です♪

生徒さんたちもノリが良くて授業が始まる前にあいさつをすると私を見るなり「誰かに似ている!」とザワつきはじめました。そして出てきたのが「わくわくさん」(笑)

 

そこから私はわくわく先生になりましたとさ(笑)

初めての場でこういう空気感を作ってもらえるのは本当に有難い。丸眼鏡にしてよかったな(笑)

ありがたいことにそこからわくわくさんご指名でプレゼン授業を満喫させて頂きました。なかなか初対面の先生相手に質問とかできないもんです。

でも、ここで私が分かりやすい解説なるものをするだけでは絶対にいけないと思ったんですね。自立型の塾の生徒さんに答えを教えて人気取りみたいなことはしたくない。

だからこそ、尾方学習塾でやったように私の解説を聞いてどう自分で動くかは意識させたつもりです。このプレゼン目的はそこにあると思ったので。

やはり自立できている生徒さんだけあって、さっとノートを取り出しまとめ始めます。すると質問の当事者ではない隣で聞いていた子も「あ、私も…」といってノートを取り出します。

この動きをさせるのにどれだけ時間がかかるか。やはり自立型で学ぶ強さが現れていましたね。

こっそり生徒さんにも自立型で学ぶことについてや、岩沢学院についていろいろ尋ねたんですが返ってきた答えが…

生徒
生徒

え?これが普通やと思ってたし。塾ってこんな感じじゃないんですか?確かにあんな厳しい塾よく行くな~とか言われることもあるけど(キャハハ)

みたいな感じでしたかね。これが当たり前のレベルになっているというのがすでにめちぇめちゃすごいこと。

ちゃんと「君たちすんげーんだぞ」って言っときました(笑)

確かに私も含め岩沢学院でやっていることを聞くと厳しいイメージにはなるんですが、いわゆる先生が怒鳴ったり体罰があったり、生徒を追い込んでいくスタイルとは全く違う。

その証拠に私が「怒られることはないの?」と聞くと生徒がこんな一言を。

生徒
生徒

居眠りとかしたらめっちゃこわいも~ん(T_T)

だって居眠りしたらこれやし~

と見せてくれたのが…

寝たら頭にうさ耳付けられるらしい(笑)

この空気感好きやな~(T_T) もちろんこの空気感はうさ耳で作られたわけではありません。

岩澤先生がストイックに作り上げた唯一無二の空間。

でもこうやっていろいろ工夫しながらやっていったんでしょうね。

そして自立した生徒がいるのがデカい。オンとオフの切り替えがきっちりできていると言いましょうか。彼らもまたこの空気感をつくる要因。だから授業後はめちぇめちゃ楽しそうで本当に塾が好きなんだろうなと思いました。

やっぱり塾は生徒さんを見ないといけませんね。そこに本質がある気がします。

にしてもまたまた感情移入してしまい、思わず将来の話までしてしまいました(;’∀’)

また忘れられない生徒が増えてしまいましたよ( ;∀;)

 

ただ1点!大変不満がございます。

それは藤原先生の扱いな!

確かに若くて笑顔が素敵で背が高くてシュッとしてるただのイケメンですわ。でもさ、私がわくわくさんやったら藤原先生はゴロリやろ!(# ゚Д゚)

なんやねん、なんやねん、あの「キャー」的な感じ。

わしが言ったら「ギャハハ」やぞ。

ほんま許さんぞ!藤原!ゴロリって呼ぶぞ!

 

最後に

岩澤先生のTwitterと言えば飯テロですね(笑)

何度仕事終わりにTwitterを開き後悔したことか…^^;

とくにご近所の韓国料理屋さんの肉がやばいのですが、遂に念願かなって私もその肉にありつけました。

※ここからかなりショッキングな画像がありますので心臓の弱い方お腹が減っている方はご遠慮ください。

 

3・・・

 

 

 

2・・・

 

 

 

1・・・

 

 

 

ドーン!

 

タン塩、極上飛騨牛、A4リブロース…。

ああ…忘れられない。激烈にうまかった(T_T)

塾の近くに行きつけの店がある。いいですね。

Twitterでこれを呟くと嫁さんから「タッパー」というリプが(゚Д゚;)

あ、あくまで研修なんだからね。ごっつまじめに勉強しているんだからね(゚Д゚;)

(塾訪問旅行という新しい旅の形を開拓してしまいましたね。大丈夫です。長くて嫁さんが読まないブログです。)

肉も大事ですが、やはり私は塾見学自体がめちゃめちゃ好きです。教室の空気感が好きだし、私が会いに行く先生はみんな熱くて塾談義は尽きないし、そこにいる生徒たちと話せるのがとても楽しい。

SOILが開校したらここまで動けないのは仕方がないにしてもやはり塾訪問は継続したいなと思います。まだまだたくさん見てみたい塾はたくさんあるし、会いたい先生方がいる。

そうすることで私の進化のスピードが上がるし、もっともっと仕事が楽しくなると思うので。

 

年内の塾訪問最後となる岩沢学院。本当に行ってよかったと心から思いました。

岩澤先生、伝衛門先生ご夫妻、ファンキー担当大沢先生、そして岩澤学院の生徒のみなさん、本当にありがとうございました!

中3のみんな受験頑張ってな!北野天満宮で祈っとく!

そしてまた必ず再訪します!

 

 

さて年末に向け大忙し。

他塾でのガチ授業も控えていますし、何よりついにSOILが動き出します。

頑張ります。

 

今日はこのへんで。

 

・・・

 

 

あ!忘れてた!

 

塾業界が注目していた瀬谷そいリング会談!(あれそういえばなんで月刊私塾界的な取材陣こなかったの?ゴメンナサイチョウシニノリマシタ)

(上江洲先生に教えていただいたアプリで撮影。被写体がおっさんでもおしゃれになる優れもの笑)

こちらも予想通り熱かったので別記事で。

テーマは「トビタ常務のチラシについて5000字」です(違う)

ちょいと書く暇なくて数日後になりますがそちらもお楽しみに!

 

今度こそ、今日はこのへんで!

 

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