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「そいる塾長が解いてみた」2018年度京都公立高校中期選抜【国語】

高校入試情報
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

こちらの記事は2018/3/18に”前”のブログで書いたものを自分でリライトしたものとなります。リライトといってもほとんどそのまんまですので入試直後にパッと解いた感があふれています。その辺踏まえてお読みください。

では2018年3月7日に実施された京都公立高校中期選抜の問題をぱぱっと解いてみた感想を。

解きながら書いていきますので、全体の感想・難易度は最後にまとめますね。

 

 

本日は第1科目の国語。

 

全体概観

第1問が古文、第2問は現代文といういつもの形。問題数も20で変わらずです。

生徒にはどんなテストでも開始直後に全体確認するように口酸っぱく指導していますが、今回は「異常なしであります( ̄ー ̄)bグッ!」といった感じだったでしょう。

ただ気がついたでしょうか。

皆が嫌いな(?)「正解を2つ選べ」形式の内容一致問題が現代文から消えている。

あえて言うならそれくらいかなと。

 

第1問

「続古事談」という当然中学生には聞きなれない出典ながら、読み慣れた説話形式でしかも全6行という超短文なので、抜粋問題なども探しやすく難易度は低い。

 

(1)現代仮名遣い

難易度(易)

説明不要の超基本問題

(2)主語の推測

難易度(易)

「~て」では主語の変更なしという大原則でいける。こういう基本問題こそちゃんと古文をテキストで演習したかどうかが問われます。

(3)傍線部の内容把握

難易度(標準)

古文の知識がなくても、「騎馬のとき」⇒「礼節」が必要、ならば「車にて」⇒「(礼節)あるべからず」の関係をとらえ、「礼節」がこの場合【乗り物から降りること】と理解できるかどうかが鍵。

ここで間違えてしまった人は本文を大きく読み違えているかもしれません。

後の問題も巻き込まれていないか心配です。

それでも正答率は高いと予想。

 

(4)発言箇所の類推

難易度(易)

こちらも「いはく~といひけり」の「~」の部分を抜くという会話文の基本形式のパターン。どんなテキストをやっていても出てくるはず。出来ないのはやってないか、やっているつもりになっている作業みたいな勉強している子か。

やったはずのことが出来ない勉強は高校では絶対に改めねばなりません。

(5)内容要約文の完成(読解)

難易度(標準)

Xは本文をそのまま抜き出せば良いので他に選択肢がない。
Yは、選択肢の抽象度が高いので先程も書いた、本文の主題をしっかり捉えられているかどうかが勝負。ただ難しいとは言えないので正答率は高いと思います。

第2問

前期選抜とはうってかわって論旨も明確で非常に読みやすい高校入試の標準レベルと言える評論文。

う~ん、これどっかの入試問題で見たことあるんだよな…。

大学入試だった気もする。いや何かの入試問題集か…。

だれか分かる人コメント下さい。気になって眠れません。嘘です。今すぐ眠れます。

 

(1)漢字

難易度(易)

最「低」が書けないなんて最低です。なんちゃって(棒)

※生徒にブログでそう書けと命令されました。

 

(2)段落の要旨文の穴埋め

難易度(易)

漢字二文字だとこれしかないというレベル。絶対に間違えてほしくない。

(3)漢字の分類

難易度(標準)

この問題を標準としたのは、問題そのものの難易度ではなく正答率がさほど高くならないと予想するからです。

定期テストでも必ずやっていますし、入試対策テキストでも触っているはずですが、軽視していて頭に残っていない人がいたのではないでしょうか。

数学のヒストグラムが初めて出題された時と同じ感じといえば伝わるでしょうか。

出るんか~いって感じ(笑)

ちゃんと触っていれば瞬殺できる問題です。テキストを使ってしっかりと受験勉強をやれたかが試される問題です。

 

(4)読解問題

難易度(標準)

3つの傍線部の共通点と相違点を読み取る問題。これが出来ない人はこの本を読んだ方が良いかも。

読んだところで何だという話ですが、こういうのが出来ない人は間違いなく選択肢と本文を読むだけ(目で追うだけ)で情報を処理しているはず。

国語が苦手なら数学の図形に色々書き込むように文章をマーキングするなど手を使って情報分析してみてほしいところです。

 

(5)読解問題

難易度(標準)

上に同じ。標準としましたが正答率はかなり高そう。

 

(6)接続語

難易度(標準)

私の生徒には逆接から判定するよう指導しているので先に②で二択に絞れ、もう一つも例示なので明確。落としたくないところ。

 

(7)漢字

難易度(易)

今回の全問題で最も正答率が高いはずの問題。

 

(8)文法

難易度(易)

出る順TOP3の定番問題と言ってきた「に」の識別。しかも一番簡単な「に」を出しちゃうところサービス問題かなと。出来なかったらこれもカンチョー。

 

(9)語彙

難易度(易)

基本レベル過ぎて分かっていないと日常生活に困るレベルの日本語。間違える人は知らないのではなく、尋ねられると頭がごちゃごちゃになって適当なものを選んでしまう人だと思う。

高校ではちゃんと自分の頭の中をアウトプットできるように練習しましょう。

 

(10)読解問題

難易度標準(標準)

本文の主題「まねぶ」をしっかり抑えて読み進めてきた人にとっては本文を読まずとも正答をえらべるかな。

そうでなくても段落頭の「~でも同じことだ」をみて前段落に同じ内容が書かれていることに気がつけると歌舞伎では「なぜ誰もおしえてくれない」かに着目できるはず。

 

(11)要旨把握

難易度(やや難)

本来であればここで内容一致問題(2つ選択せよ)の問題があるはずですが消えましたね。

その分例年よりも優しくなった気もします。

 

① 空欄補充(文意把握)

難易度(標準)

ここはいつも指導しているとおり空欄前後の「ゲシュタルト心理学」を本文の中で検索し捜索する段落を決定⇒最終段落だとわかるので、次に同じく空欄前後の「まとまりの感じ方」という語句を検索し、その語句が入っている一文見つけたらハイ終了。

いつも通りですね。

まあここは「全体」⇔「部分」という二項対立構成から読み取りやすい空欄。

上位層は外せない。

 

② 空欄補充(文意把握)

難易度:難

難しいのはここ。

空欄前後から先ほどと同じように検索すれば、本文で一番最後の一文が空欄前の部分であることがわかる。

勝負はここから。

空欄前の「個々の技術や表現の一切」と、本文の「個々の技術や表現の総和」に着目し相違点は「一切」と「総和」。間違いなく抜き出すべきはここなのですが、この続きは空欄に入れることが出来ないのは誰でも判断できるでしょう。

そのためにやるべきは同じ内容で言い換えている部分。評論では重要な内容は言い換えられて繰り返し出てくるのです。

先程の問題で触れたこの段落の対立構成「全体」⇔「部分」がとれていれば、「個々の技術や表現」は「部分」の仲間であると読み取れる。

それを踏まえて段落冒頭の「そしてそれらの断片の全てがつながったとき~」をみると、「断片」=「部分」=「個々の技術や表現」となり、「全体」=「一切」=「総和」となる。

この部分が先程の最後の一文の言い換え箇所であると分かってもらえるでしょうか。

このようにしっかりと論理的に捜索する技術か感覚をもっていなければ、言い換え部分が同一性が低くうまくカモフラージュされてて見つけにくい箇所。

これが正解できたら満点が可能でしょう。

 

③ 内容一致

難易度:標準

なんてことはない、これまでの内容一致の簡単バージョンですね。

一つだけ選択する場合、主題に沿うものを選ぶだけのお仕事なので難易度は格段に下がった。

しっかりここまで読んで解けている人なら本文など読み直す必要もなく即答できるレベルか。

昨年までより難易度は確実に下がった。

 

④ 表現

難易度(易)

教科書を意識した表現のお作法の問題。常識クイズでした。

 

 

まとめ:やや易化

難易度は昨年よりも易化しているように感じます。

得点分布の山が25点あたりに来そうな気がします。上位陣は30点台後半続出で間違いない。

前期と比べてもかなり難易度が低い。記述式も増やしてくるかと考えましたが抜き出し以外は全く出さなかった。

去年からの傾向として中期は基本レベルでという方針が固まったかな。

国語はやはり得点が取りやすい。このレベルならうちでも国語が評定3の生徒がバンバン30点台出していきますので。

特に上位校を狙う人は、この過去問で点数がとれないようなら差をつけられる可能性大ですのでしっかり対策を。どこで点数を上げるかしっかり分析しましょう。

次回は第2科目だから社会かな。

京都の問題って神奈川とか他府県の問題用紙と見比べると1ページに問題詰め込みすぎ。地図細かすぎ。ページ増やしてもう少しフォント上げるか、余白を下さい。

環境に優しくてもおじさんの目には厳しすぎる。

 

今日はこのへんで。

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