「そいる塾長が解いてみた」2018年度京都公立高校前期選抜【英語】

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

こちらの記事は2018/2/20に前のブログで書いたものを自分でリライトしたものとなります。リライトといってもほとんどそのまんまですので入試直後にパッと解いた感があふれています。その辺踏まえてお読みください。

2018年2月16日に実施された平成30年度京都公立高校前期選抜の問題をぱぱっと解いてみた感想を。

前期選抜の問題はこちらからどうぞ。
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2018前期の最後は英語

全体概観

全体的な難易度:昨年並

問題形式は特段変わらず。

全体の難易度もあまり変わっていないかなと。

上位層にとっては国数と比べて高得点を狙いやすいのは圧倒的に英語。(私見!)

これだけは変わらない。(まったくの私見!)

平均点も他科目より高いのではないかと思われますがこの辺の情報が全く出てこないのはなんともね。

今回は満点近くをとるという意味で難易度順では数>国>英かな。異論は認めます笑

※やっぱ今年の数学簡単かな。国>数かも。

あと、気になってるんですが…

なんで前期と中期で問題の順番入れ替えるの?

なんか意味あるんでしょうか?違いを際立たせたいのかな?

それにしては何の変化もなくてつまらないんですが。

せっかく税金使って2回も入試するならもうちょっと前期らしさみたいなのを出してほしいものです。

そもそも、公立普通科の前期選抜いります?倍率然り実施日然り…。何より合格基準が曖昧なのが嫌ですね。

多少内申点の比率は下がりますし、3教科だけど、言ってもそこまで中期とは異なる層の生徒が合格しているようには見えません

せっかくやるなら、いっそのこと内申点は一切無視の下克上受験とかにすれば面白いのに。

今のままでは結局中期で合格するはずの上位が「ちょっと早く入試終わってラッキーて言う選抜」になってません?

存在意義自体が疑問なんですよね。おそらく近いうちにやめるんじゃないでしょうか。または変えてくるんじゃないでしょうか、この方式。

話が脱線しました。本題に戻ります。

第1問

難易度:標準

第1問は昨年に引き続き会話文の空欄補充問題

自由英作文形式ですので英語が苦手な方にはたまったもんじゃないでしょうが、ちゃんと英語を勉強してきていたなら中1や中2の基本文くらい書けるでしょう。

こういうのは自由英作とは言わん(笑)

ただやはり英作文で英語を学ぶのは大事。

空欄補充では求められないところが必要になる。最近は学校でなかなかやらないし塾専用教材でも下位層向けの教材では演習量が少ないので、講習期間での復習や入試対策時に専用教材でしっかり取り組んでもらいたいところ。

何よりこの練習をせずに高校行くと詰む。なんとなくではいかんのです。

まあここで「an」を抜いてしまうような子は、これまで再三に渡って私たちの忠告を「ただのミスやし」とかいって真剣に受け止めなかったことを悔やみながら私の愛のカンチョーを受け止めなさい。

第2問

難易度:標準

昨年の中期選抜の第2問と比べて簡単な気がします。

映画の上映スケジュール表は一見情報量が多く読み取りにくそうですが、中身はシンプルなので本文を丁寧に読み、対応する箇所をしっかり見つけ出しましょう。

逆にちょっと本文に紛らわしい文(出題者からすればここで引っかかるだろうって想定しているような文)が多く情報量が少し多くごちゃごちゃした印象を受ける人もいるかもしれません。

①の空欄なんかは、だいぶ後のほうでその内容の情報が来るので、焦って途中に出てくるそれっぽい単語に飛びついてはいけませんよ。

完全にそれを狙っているのでしょうが、逆を言えばあからさま過ぎて簡単かもしれない。

同じ単語の並びを見つけたらOK的な解き方をする人が高校生でもいますがこの辺からずっとやってるんでしょうね。

英検3級(準2級まではいけそう笑)とかならそれで解けますが、入試問題では不可能

文法問題は王道路線でしたので、今回の問題は一定レベルを境に、「出来る出来ない」がハッキリしているように思います。

高度な英語力は全く入りませんが多少の情報分析力が必要。

とか言いながら実際はそんなに神経質に読まなくても解ける設問レベルでした。

第3問

難易度:標準

本文の難易度も標準レベル。内容が「ギター部に入部した少年の心の成長」を描く、毎度毎度何も代わり映えしない内容。

過去問をなんども演習していれば途中まででその後の展開が読めてしまいます。もちろん念のため最後まで読まなければいけませんよ。あくまでストーリーの展開がわかってしまうという意味です。

やっぱり何も起こりません。何も裏切られることなく予想通りのエンディングです。

もはや水戸黄門レベル

まずは文法問題。これまた模試や過去問でも頻出の「タダの過去形」「分詞」「間接疑問文」。あとは疑問文の応答、代名詞のチョイスが正しくできれば問題なし。この辺も定番パターンですね。

もうちょっと英文法の配点を大きくしてもらえないだろうか。高校入って文法崩壊している子たちが中途半端な進学校に多くて困るんです。
本文の読解は注釈もバカ丁寧ですし、内容問題も段落ごとにしっかり処理していけば問題なし。
全部読んだあとに時間がない状態で、ろくに本文の確認もせず、記憶だけで適当に選択肢を選ぶような愚行をしなければ内容一致も問題ないでしょう。
中学生が嫌う記述式の英作文もこのレベルだったら学校の定期テストのほうがよっぽど難しいことを書かされているような気がします。
何れにせよ、今回の自由英作で一番心配なのはうっかり「過去形」忘れ。今回は三単現のSがなかったので2回出てくる過去形をしっかり書くことができれば問題ないです。

問4・5・6 リスニング

難易度:標準

例年通り。難易度も変わらず。中期より問題は多いですが形式は変わらないので、中2生でリスニングが苦手な人は中期・前期と過去問対策をしっかりしておきましょう。

各問題の聞き取るポイントを事前にしっかり把握しておき、選択肢から事前に聞き取るポイントを絞りメモを取りながら1回目の放送で全体を聞き、2回目でポイントを絞って聞く。
基本的なリスニング技術さえあれば、「耳」が完成していなくても高得点が狙えるので是非中期までに練習を。

まとめ

ちょっと何問かは解説しようと思ったんですが、どれもわざわざここで解説するほどの問題ではなかったのでやめておきました。めんどくさくなったとは決して言わない(笑)

英語はやはりこの期に及んで「長文よめへ~ん」ていうかわいそうな層と、人並みに読める層で大きく得点が変わります。

基本的な英文法と英単語。あとは英語長文問題をいくつ読んでここまで来たか。
なんかここでも学校がやっている英語のテストと全く違うことにすごく違和感を感じる入試問題なのですがね。
前期選抜はもちろん数年前から中期選抜もぐっと30点台後半が取りにくくなっている気がしますが、それでも中1・2生はこのレベルの英語ではしっかり力をつけて本番で満点近くを狙って行くべきです。
このレベルが出来なければ高校に未来はないです。高校英語で確実に詰みます。
心して勉強しましょう。
今日はこの辺で。

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