どうも、そいる塾長です。
今年3回目の進学塾SORAへ!
今年三回目の大和八木駅。ただ今回は一人。
今回は上江洲先生からお声掛けいただき念願の授業見学をさせていただくことに!
まぁ勘のいい方ならお気づきかもしれませんが…
はい、もろ意識しています(笑)
初めて奈良を訪れた今年5月。そのときのブログは”あちら”のやつなのでもう削除されていますが、内容を覚えていらっしゃる方はお分かりの通り、あの日が自分に与えた影響は本当に大きかったわけです。
SOILは基本的には集団授業メイン。そういう意味でも絶対に見ておかなければいけない塾です。
伝統が違う。それはわかっています。だけど私はSOILで伝説を作ろうとしているわけです。
(え?何か問題あります?笑)
ならSORAを目指さずしてどうするんだと。
こんなことを堂々と言えるようになったのがこないだの2回目の訪問だったわけですね。
ただこないだの訪問時はあくまでセミナー。30人以上の先生がいる中で上江洲先生とお話できた時間はごくわずか。しかし上の記事でも最後に少し書きましたがそのわずかな時間でお話されたことが胸に刺さっていたんですよね。
ということで今回一人で訪問させていただきその辺をがっつりお話させていただきました。
SORA高等部にて
Twitterで拝見していた最近設置された看板。めっちゃおしゃれですが、それよりなによりこの発想…。パクりたい!参考にしたい!(でも京都の看板条例がな…。ガラスに書こうかな…。
というかSORAを訪ねたことがある人なら共通の思いだと思うんですが、あの大通りから一本入ったところでこれまで看板出さずにあれほどの生徒を集めているわけですよね…^^;
SORA高等部はちょうど私がTwitterを始めた当初にテナントが決定、内装工事から完成まですべてを見ていたわけです。
そのときの衝撃…。外の世界を知らなかった時なので仕方がないかもしれませんが、塾の概念をひっくり返されたというか…。
最近カフェみたいなオシャレ塾が全国に増えてきているのは知っていますがSORA高等部はちょっと違う。やっぱり教務バリバリの先生が塾としてデザインしているだけのことはあるんですよね。
上江洲先生のHOME感と塾としての空気感があって居心地はいいのにピリッとした空気感があります。
予算も限られているのでどこまでできるか分かりませんがSOILでは少しでも真似したい。生徒を真ん中におきつつ自分のHOME感が出るように。
今まさにテナント探しが大詰めを迎えておりますのでこんな話になってしまいましたが一旦横に置いておいて本題へ。
高等部でまずは上江洲先生と”さし”でじっくりお話させていただきました。
何を話したかをここに書くのは野暮なので詳細は控えますが、SOILのこと、そして私という一人の塾人についてじっくりお話させていただきました。
今どうしてもブログで書けないようなことで一人悶々としているところもあり、こうやってアウトプットできる機会をいただけたのは本当に有難い。
テナントのこと、塾のシステムのことそしてブログのことと、いろいろ相談に乗ってもらったのですが、やっぱり一番は自分自身の話。
最初に奈良に来させていただいたとき、上江洲先生がお話されていたのが自分を客観視するということ。あれから随分意識するようになりました。
一人でやっているとそれが当たり前になってしまい、人から指摘されないと気付かないということもあるし、わかっていてもそこから目を背けていることもあるわけです。
こないだお会いした今井先生もそうですがやはりそこをズバッと言ってくださるのは本当に有難い。この年になるともうそんな人に出会うチャンスってなかなか得難いんです。それに何より私が敬意をもっていない人から言われも何も入ってこないですからね。私そんなに素直な子じゃないんで(笑)
こないだの2回目の奈良訪問で私の胸に刺さったこと。そこについて今回じっくりお話ししたんですが、やっぱり、あ~…、見抜かれているな~と^^;
これはここからSOILを開校し伝説の塾にしていくための課題。この日さらに深部までグサッと刺さったわけですが、結論から言って自信がつきました。
上江洲先生はいつも私を一人の塾長として対等に接してくださる。これが何よりうれしい。
多分私めちゃめちゃ期待されていると思っています。褒めちぎられているように感じていました。(違ってたら最高にまずいですが^^;)
期待は裏切ることはできません。絶対に伝説の塾を作らねば。
進学塾SORA八木校にて授業見学
そこから上江洲先生の新車に乗せていただき八木校に移動。(黄色のスウィフトの加速を体感しながら笑)
何が技術力って車重が1トンを切る970kgなのに車体剛性が非常に高いところ。内装のきしみ音がまったくしない。四輪がバランスよく接地しているので見事に曲がるし直進安定性もよい。 pic.twitter.com/ISPM6M36VJ
— 上江洲康司 Yasuji Kamiesu (@kamiesu) 2018年11月29日
八木校では中1生の授業(英数社の3科目)をじっくり見学させていただきました。
ちょうど定期テストが終わった後で結果を回収する日だったのですが…、すごい…。これでもまだまだとはおっしゃっていましたがやはりすごい。
上江洲先生の英語の授業の導入では、定期テストで学年2位だった子の話から本物の学力の話や高校進学後の話へ。つねにこういった意識付けをされているんでしょうね。「いつまでも範囲内のことをちまちまやるような勉強に終始しない」というお話は私が後ろで一番うなずいていたかなと(笑)
授業内容についても抽象と具体について、発問と生徒の回答へのこだわりなどいつもTwitterでおっしゃっていることを生で拝見することができました。
そして何より感じたのはそれが上江洲先生の授業だけでなく若手講師の方の授業も同じ点。だから生徒の授業の姿勢も一切変わることなし。
塾に対して偏見のある方、例えば塾や予備校は「裏技」を教えてくれる場所だと思っている保護者さんや学校の先生方にこそこの授業を見てもらいたい。
学年トップクラスの子たちはここで何一つ裏技なんて学んでないですよ。いたって王道で正統派。教科書に書いてあることをただひたすらに「正しく」指導されているだけですからね。
英語では例えば前置詞が何なのか、具体と抽象を行き来しながら生徒が説明できるレベルにもっていく。そして徹底的な音読。
数学では図形の導入で定理の指導でしたがそこに裏技などなく教科書の定理以上でも以下でもない。とにかく基本を大切にする授業。
そして社会の地理。なぜ?をしっかり解説し生徒に暗記ではなく理解をさせる授業。
生徒たちは知識だけでなく、この授業内で自分がどのように学び、自宅ではどのように勉強すればよいかを学ぶわけですね。
本当に私の大好きな正統派。いかに今学校や塾でこんな授業が受けられなくなっているか…。やはりわたしもこのスタンスで行きたいわけです。
場の力
そして何より私が一番見たかったこと。それが教室の空気です。先生が発するシグナルにどう生徒が反応するか。
高等部でも感じたのですが、SORAにはきちっとしたルールがあって生徒がちゃんと意識して動いている。こういうと何か強制させられているように聞こえるかもしれないんですが、そういう意味じゃなくて当たり前の行動を本当に当たり前にできるようにしていると言いましょうか。
そういう意味では意識してではなく無意識レベルなんですが、これはおそらくしっかり最初に意識付けされているはず。
当たり前のことを当たり前にやる。なぜそれが必要かを理解してやっている感じなんですよね。
例えば職員室に来た生徒は小学生から高校生までどのように用件を伝えるべきかをちゃんと理解しているわけです。
例えば最近の子に多いのが受け身で誰かが何とかしてくれるのを待つ態度。これは大きな問題だと思っています。
例えば塾に来て「筆箱忘れた」と報告してくる子が私の生徒にいました。こう言えばどこかから筆箱が出てくると思っているわけですね。完全に受け身。これは駄目なんですよね。
それに対し生活面と学習面の両面でしっかり主体的に考えて動いていく意識付けを行っていくのはSORAのこだわりではないかと。
授業中にも発問に対しての生徒の応答に対して「問われていることに正しく答える」ということを若手の先生方も含め徹底していらっしゃっいました。
最近私もブログでしつこく書いているんですが学習の土台の部分のお話。先日の記事でもプリント管理や非認知能力のお話をしましたが、これが絶対に必要。私も絶対にこれをSOILでやりたいわけですが、それには私たち指導者の側がブレてはいけないということを痛感しましたね。
実は正直言うともっと厳しくやっていらっしゃるのかなと思っていました。
でもちょっと違いました。厳しく指導するのではなくとにかく大切なことを徹底するという感じでしょうか。ブレない塾の軸がある。私たち同業者がSORAに惹かれるのはここですよね。
そして上江洲イズムというかSORAの理念が徹底されているのと同時に、これは上江洲先生が意識してされているようにも思うのですが、やはり若くてエネルギッシュ(しかも美男美女揃いという…)な先生方の熱が教室の空気感をつくっているなと。
進学塾というとなにかギスギスした雰囲気を想像していらっしゃる方もいるかもしれませんが実はそんなことないんですよね、完全に偏見。
ある意味能動的に学ぶ子たちが多く、無駄なことで叱られる子がいないのでだらけた空気がなく逆に楽しい雰囲気のところが多いです。それこそ教室に熱気があるというか(そうじゃないところもありますがね…^^;)
この空気感をつくることができるかどうか。やり方はいろいろあると思います。しかしやはりSORAのように正攻法でやりたいなと。
個別指導時代は授業外で生徒の学習の土台を作っていたんですね。私は直接全員の授業はできないので。そうなると自習に来ないような子はまず私の手に負えない。そしてこれは経営的にも生徒にも非効率な方法やなと思うわけです。
もちろんそういうサポートの要素は継続しますし、その時間にしかできないこともあるとは思います。しかしあくまで私の授業で、授業内でそれを創りたいんですよね。
授業がただの知識の伝達なら映像でいい。とも最近書きましたね。しかしライブの授業にはそれ以外の要素が詰まっている。そして個別指導ではできない要素もそこにはあるわけです。「なぜ進学塾は集団形式なのか」というところに通じると思います。
特に小中生。いかに早い段階で学習の土台となる非認知能力の方を鍛え上げるか。
そのためにも集団授業がやりたい。個別のほうがトップ生を鍛えるのは難しいと思っています。費用の問題などではありません。教室、そして集団という場の力が必要ではないかと。ま、この話このブログの初期から言っていることなんですけどね^^;
今年の春SORAを訪問して上江洲先生のお話を聞き考えていたこと。それを今回、実際に目の当たりにしさらに思いは強くなりました。
10年後この場所へ。いやもっと早めないといけないですね。のんびりしてられません。ちょっとギアを上げます!
最後に
上江洲先生、今回は貴重なお時間をいただき本当にありがとうございました。そしてSORAの先生方、そして見学させてくださった生徒のみなさんにも感謝いたします。皆様ありがとうございました。
実は社会の授業見学で聞いた「かずやくん」のお話。続きがとても気になっております^^;
おそらくこれからちょくちょくSORAには行かせていただけそうなのでこれまた次回の楽しみに。
若手の先生方ともがっつり教務談義がしてみたいですね。帰りに駅まで送っていただく5分間だけ車の中でお話しできましたが、それでもとても刺激的でした。ますますSORAのファンになりました。
次回4回目の訪問を楽しみにしております!
今日はこのへんで。
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