どうも、そいる父ちゃんです。
ザリガニ釣り
昨年から行き始めたザリガニ釣り。これがなかなか難しい。
棒に糸を巻き付け、その先にスルメをぶら下げて釣るのですが、ザリガニは食いつくものの少しひっぱると離してしまい簡単には釣れない。
自宅の近所にある金魚屋さんにザリガニが売ってあるのでほぼ毎日そこの通う息子は欲しくてたまらない様子。
ところがただのアメリカザリガニでもなかなかのお値段(゚Д゚;)
てことで飼うなら捕獲するしかないということで京都でも有名な池にザリガニ釣りに出かけたというわけです。
残念ながら昨年捕まえたザリガニは脱走したのか鳥にでもやられたのか、ある日忽然と姿を消し意気消沈の息子。
GW後半は暖かくなってきたのでそろそろじゃないかということで今年も出かけてみました。
この時期はまだ池にはいないことはわかっていたので横の田んぼの側溝の岩の隙間に糸を垂らします。すると早くも大きなハサミが!
しかしここで思わぬ敵が(゚Д゚;)
すでにザリガニ捕りにたくさんの親子連れが来ていたのですが、まぁ邪魔する邪魔する^^;
「あ、いるぞ!」なんて言うと囲まれます。石投げる子もいたりして^^;
でも親はスマホに夢中でそんなことまったく気にしないと。
最近どこ行ってもこの光景…^^;
ま、こんなことで怒っても仕方ないので別のところに移動しながらザリガニを探しますが見つかってもまだ小さいザリガニばかりでスルメを挟んでも挟む力が弱く釣れません( ;∀;)
息子は「あきらめちゃダメだ!」と誰が教えたのか変な粘り気を見せ、気が付くと夕方。
あんなにたくさんいた子どもたちは全員帰宅。残っているのは私たち親子だけでした。
そこで最初に見た大きなザリガニがいるスポットに戻りそっと糸を垂らしてみると…、まだいるじゃないですか!子どもたちの魔の手にかからなかった大きなハサミを持つザリガニが!
そこで私は網をそっとそのザリガニが潜む穴の前にセット。そしてその網の上にスルメを置きじっと待つ作戦に。これなら釣り上げる必要がない!
少し出てきても人影を感じるとすぐに奥に引っ込んでしまうほど警戒心が強いザリガニ君(さすがこれだけのザリガニ釣りスポットで生き抜いただけのことはある^^;)
で、息子と一緒に少し遠い位置から見張ることに。
すると10分ほどして出てきました…。でっかく真っ赤なアメザリが!
少しでもタイミングが遅れるとスルメをもって奥に超高速バックで戻ってしまいます。慎重に慎重に…。
で、無事ゲット!「やったー!」という(私の)声が田んぼに響き渡りました(笑)
息子も大喜びでほっと一息。これでようやく帰れるなと思ったそのときでした。
少年現る
「おっきいですね!」
背後から突然中学生くらいの釣竿をもち溝にどっぷり入った少年に声をかけられました。
思わず「このザリガニ捕まえるのに1時間くらい格闘してたんよ」なんて答えると突然その少年がニコッと笑い田んぼの土を掘り始めました。
すると…
はい!
※写真はイメージです
といって泥から出した手にはでっかいザリガニが!
「え?もしかして?」なんて言う私に少年が教えてくれました。
この時期はまだそれほど暖かくないのでザリガニは川や池などの水の中には出ず、土の中でじっとしていること。知らなかった^^;
そんなザリガニが隠れているポイントの見つけ方。奥まで手を突っ込んだら手を挟んでくるのですぐに分かるなんてお話。
聞いてみると地元の中学生だそう。手には竿。今日はナマズを釣ってきたらしいこと、家にザリガニがわんさか飼っていること。カブトムシの幼虫が100匹くらいいること。
塾の先生が中学生の子に教えを乞うというね(笑)
気が付くと息子の目がきらっきら!お兄ちゃんについて回って一緒にザリガニ探しを始めます。まだ泥の中に手を突っ込む勇気がない息子はおりそうな場所をお兄ちゃんに掘ってもらっていましたが^^;
で、2匹ほど捕まえてもらいました。
なんかこの少年を見て思い出したんですよね。自分が子どもだったころ。
近所のザリガニがいる溝に行っては水の中に入っていって岩の隙間に手を突っ込んではザリガニを捕まえまくっていたこと。そういやなんども手を挟まれていたなと。
家にはザリガニがたくさんいて、カブトムシの幼虫もたくさんいて…。ザリガニが寒い時期は土の中にいるってことは知らなかったけれど、この少年のように泥の中に手を突っ込んでも平気だったなと。
いつからだろう。こういうの忘れちゃったのは。
そんなことを川(というか溝)の水で豪快に手を洗う少年の姿を見て思ったわけです。
机の上で学べないことを
やはり今住んでいるところは私が生まれ育ったところに比べると断然都会。
田んぼも山も川もない。
遊べるのは公園だけ。
今回ザリガニ捕りに行った池のある所を「自然豊か」というつもりはないですが、それでもやっぱりこういうところで育っている子は何というかワイルドに学んでいるなと。
誰かに教えてもらったのかもしれないけど、それでもやはり自分で遊び方を見つけ、自分で色んなものを学び身に着けている。
これって私はすごく大事なことだなと思うんです。その少年は中3だそうです。彼がお勉強できるかどうかは知りません。
でも彼に惹かれました。思わずLINE教えてもらおうかと思ったくらい(笑)
それくらい彼の発する言葉は魅力的だった。
残念ながら私の子どもたちの環境を変えることはできません。だからこそ少しでも彼のような経験をさせてあげたいなと思うのです。机の上で学ぶのではない生のリアルな経験。
学ぶってどういうことか、それを体で覚える。
自分で考えて自分で行動する経験。そして失敗を楽しむ経験。
どうしてもそれをさせてあげられない環境にいるからこそ、こういう機会をたくさん作ってあげたいなと。出会うチャンスを創出したい。そういうのが自分も一番楽しい。
キャンプもそんな思いから始めたわけですが、この少年との出会いでそれがより一層強まったというわけです。
キャンプは子供が小さいうちは最高のイベント。自然から学べ、災害時に役立つ知識満載。うちの子たちが小さい時にはよく行ってました。最終日の夜には今まで笑顔一杯だったのに急に沈んでシクシク泣きだす長女。「明日でおしまいなんて悲しい。」と。成長した今では誰もついて来ません😭お父さん悲しい
— 岩沢学院学院長岩澤慎 (@hige1126) 2019年5月1日
塾人としても父親としても大先輩の岩澤先生が言うんだから間違いない(笑)
確かに自然災害のときなんか本当にこういう経験をしているかどうかで違うでしょうね。
キャンプ用品見てて嫁さん(ウォーキングデッド見てる)にゾンビが出てきてた時にいるぞっていうと買うの許してもらえるんですよね(それは関係ないか)
やっぱりこうやってザリガニ捕りや魚釣り、キャンプに山登りとこれから色々子どもたちと経験していこうと思っていますが、それができる時間は長くない。
だから今全力でやらんとなと。
幸いまだ私の中にそういうことを楽しめる少年の部分がかすかに残っているようです。
どっちかというとザリガニを捕まえた瞬間大きな声を出して喜んだのは私の方でしたから。
さてGWも残りわずか。もうしばらく子どもたちと一緒に楽しもうと思います。
今日はこのへんで。
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