どうも、そいる塾長です。
先日自分にとって大きな出会いが。
福岡の小さな巨人、ちくしの進学教室の今井先生です。
今井先生とはTwitterで知り合いましたがある日同じ兵庫県出身だということが分かり、ありがたいことにいつかお会いしましょうなんていうお声がけをいただいておりました。
ちくしの進学教室の噂は方々から聞いていましたし、とんでもないレベルの塾長であることは認識していました。(ホームページもチェックしまくり笑)そんな風に言っていただけるならぜひ一度教室見学させてもらえたらうれしいなと思っていたんです。
ちょうど私の尊敬する先生がちくしの進学教室の見学に行ってらっしゃったので、そのときの話をうかがっていたのですがその先生ですらぶったまげていましたから。
そしたらある日突然DMで連絡が来て今井先生自ら京都へ私に会いに来ていただけることになったわけです。
わざわざ!この込み合う京都で!!宿をとってまで!!!一日私に時間をとっていただいたのです!!!!おまけに開業祝までしていただいて!!!!!(まだ開業していないのに…笑)
本当にすごいお店に連れて行っていただきました(;’∀’)
見て!このなんかすんごい悪だくみしてそうな個室(笑)
(こんなの書くといやらしいかと思いましたがここは自慢させてください(笑)
いつもTwitterを拝見しているので、だいたいどんな風に仕事をされているか分かっています。数少ないお休みの日はどんなふうに過ごされているかも。
そんな超多忙な先生が自分のためだけに貴重な時間を割いてくださったわけです。
これがどんなにすごいことか。
このお店で5時間、ひたすら塾談義。あっという間に閉店時間となってしまいました。
今回私に会ってくださったのは単純に私という人間に興味を持ってくださったからだそうです。笑いながら「先生のファンですから~」なんておっしゃってくださいました。
冗談はさておきお別れの挨拶をするときもう感謝の思いで泣きそうでした。この日のことは絶対に忘れないです。
家に帰ってからの私のテンションの高さは半端なかったです。2日たった今もまだちょっと興奮気味です。
39歳、成長期を迎える
どうやら私も少しは成長しているようです。
今回今井先生とお会いするにあたってやはりかなり緊張しました。以前なら「緊張してます」だの「自分は人見知りなんで」なんてことを言っていたと思うんですが、しかし今回は言いませんでした。
やっぱりこういうことを言って予防線を張ったりハードルを下げるのは駄目だなと。
今井先生のお人柄は伺っていましたし出会って3秒(笑)で実際にそういう方だとわかったので、そのあとはとにかくお話を聞きたかったことを聞くだけですからね。そんな緊張よりわくわくのが勝っちゃいますよ。
何話そうか考えないといけないような人とはそもそも会わなければいいんです。Twitterなんかでこの人すごいなと思っている先生と実際に会って話に困ることなんてまずないですから。
ちくしの進学教室がどうやって作られていったか、人材育成、進学塾としての理念、開校準備、小学部のお話…、本当にたくさん貴重なお話を聞かせていただきました。
しかしそれにしても多分あんなに自分から話したのは初めてだったかなと。久々(10年ぶりくらい?)に日本酒をいただいたのもあるかもしれませんが、だんだんと質問したいという気持ちから自分の考えを聞いてもらいたいという風になったのです。
これも一つ自分が成長したこと。(もちろん今井先生のお人柄がそうさせるんですが…)
本当に外に出るようになっていろんな人に会うようになって、やっぱりそこから吸収力が半端なく上がった。
相手が自分の思うような塾ではなくても、自分とは考え方の違う先生でも会うと吸収することはたくさんあると思えるようになったし、なによりお会いしてお話をさせていただいた皆さん全員面白い人たちばかりでした(これは自分が幸運なのかもしれない…)
ただ何かの会や派閥みたいなのに属して群れるのは絶対に嫌なんです。自分にそのグループの色がつくのも嫌。
今井先生もおっしゃっていたのが「会いたいなと思った人に会いに行く」。これは自分も絶対にそうありたいと思うこと。
じゃなかったらなんでサラリーマンやめて独立するのか分からないじゃないですか。このスタンスは今後も崩さない。なんて思いました。
ですが今井先生がやっていらっしゃる塾の形はまさに自分の理想。それはお話を聞いてさらに強くなりました。この経験は本当に大きかったと思います。
軸はぶれない
実は今回今井先生からご連絡をいただいた際に嫁さんに言ったわけです。
そしたら言われましたよ。
「なんかあるんちゃうの?」
たしかにそうです(笑)普通に考えたらなんかあると穿った見方をしてしまうでしょう。私は共通の知人がいたからこそどんな方か存じていましたし、そんな心配は全くしていませんでしたが事情を知らない人から見ればそう見えるかもしれません。
実際これまで色んな人から言われました。
「変なのに利用されないようにね」
今のところそんな心配全くありません。本当に出会う人出会う人みなさん無償の愛を与えてくださっています(笑)そもそも私に利用する価値がなかったのかもしれませんが(笑)
でもこれも幸運なのかもしれない。もしかしたら今後はそんな輩も出てくるのかもしれないですね。
でも大丈夫です。
これは数年の間だけでも井の中に閉じこもり空の碧さを見続けた結果かなと。完全に自分との対話だけで塾をやってきた時間があったから強靭な軸が出来上がった。完全無欠のオリジナルスタイル。完全無添加ですよ(笑)
もっと早くTwitterなりブログなりをやっていて外に出て行っていたらよかった、なんて後悔することは多々ありますが、ああやって泥水すすりながら自分と向き合う時間があったからこそ今の自分の軸がしっかり定まったのかなとも思うんです。
こうやって巨人の話を聞いていても自分が考えていたことが間違えていなかったと思える部分が結構あること。一人で考えたこと、それが間違っていなかったんだから自信を持たないと。
もちろん頑固になってはいけない。聴く力は最近今まで以上に意識するところ。
いや~伸びしろはまだまだあります。どうやら39歳にして成長期を迎えているようですね(笑)
1年前に書いたブログを読んでもそう思います。自分で言うのもなんですがもはや別人だなと。
何かを与えられる人間に
最近特に思うこと。先ほど書いた聴く力の重要性。
これは子どもたちを指導する立場としても当然重要なスキル。正直子どもを指導する力は誰にも負けていないという自負はある。なければいけないと思っています。
しかし経営者として人を育てる能力。この部分については今の自分に足りないなと思っているところ。今井先生はおそらくそのへんも達人だろうなと。
とにかく聴く。そして必ずそれに対して的確に応える。
聞き上手というのは「聴く」だけではダメなんですよね。それに如何に応えるか、リアクションまで含めての聞き上手。
「的確に」というところで言うと、もちろんそこには批判精神がないといけない。褒めるだけでもだめだし自分の考えをただ述べる(教えつける)のでもなく”批判”する。批判であって非難ではない。クリティカルシンキングみたいにカタカナで言うとそれっぽくなるかなと。
こないだブログで「10年後あの場所に行かなければいけない」と某先生と話したと書きました。今井先生もその場所にいる巨人。
今の私に決定的に足りないのはこの部分かなと思ったわけです。聴く力はある(と思う)。でもそれに対して応えるときに相手がどう思うかが先に来てしまう。もちろんそれは大切で、何も考えずズケズケ言うだけなら空気が読めない人になってしまうでしょう。
ですが相手に有益となることであるなら言わなければ。でないと相手にとって何も与えられない人になってしまう。相手が生徒だったり保護者さんならちゃんとできることも、同業の先生方には遠慮している部分があったなと。それはまだ本当は自分に自信がなかったからではないかなと思うわけです。
そんなことが頭をよぎりました。
今回今井先生にこのように貴重な時間をとっていただいて、私は何か今井先生に与えることができたであろうか、と考えたとき、それだけはどうしても肯定的にとらえることができないわけです。
いやあのレベルの人に「与える」なんておこがましいと思われるかもしれませんが、それでも京都に来てよかったな、また話をしたいなと思ってもらえるくらいでなければいけないと思うんです。
次お会いするときには絶対にそこまで成長しておかなければいけないなと。
お話しする中で同じものを見て同じところに気が付いていたと感じる部分もあった。ただこれを相手に伝えたかノートに書いてしまってしまったかの差。これからその差は埋められる。埋めなければ。
自分に自信をもつこと。相手に嫌われることを恐れるよりも相手に有益な情報を与えられる存在でいること。そうでなければ相手からも絶対に有益な情報を与えてもらえることはないと思うのです。
今こうやって本当にたくさんの人のお世話になっているわけです。お世話になって感謝感謝とブログで書いているだけではダメなんです。とにかく相手に何かを与えられるようにならないと。
それがあの場所に行くためには絶対に必要なことだと思ったわけです。「一緒にあの場所へ行こう」と言ってくれた先生に何も与えられないような存在じゃ自分の価値はないなと。
これって実は社員育成、講師育成にも大きなことなのかもと思うんです。自分が一番苦手だと思っていたところ。何ができない理由なのかが明確になってきました。
きっとこの壁も越えられる気がします。
私は実際に自分に会って、自分のブログを読んで、自分の教室を見てこの教室で働きたい、こいつと一緒に働きたいと思ってくれる人を社員にしたい。これは夢。だからこそもっと自分が成長せねばならんと思うのです。
SOILの10年後を考える。
自信が出てくると将来のことをちゃんと考えられる。
開業して誰も生徒が来なかったらどうしようなんてそりゃ誰だって考えちゃいますよね。私にはそれ以上の高いハードルが最初にあるわけで。今井先生にはそんなネガティブな話もしました。
それでも私はポジティブです。
1年目で50名。これを定員にしてここまでは一人でやる。そこで一人社員を採用。ここ最大の難関(;’∀’)。でもこれがクリアできれば翌年100名。4年後(前に3年と書きましたが計算間違えていました^^;)にトップ校合格者輩出。今井先生と語った明確な目標です。
自信がある。生徒を育てることで塾を育てる。
目指すは10年で確固たる地域No.1の塾を作る。何をもってNo.1なのかという問題はあります。形態、料金、立地の問題もありますし。そんな細かいことはいいんです。生徒数でも評判でも成績でもNo.1を目指します。
No.1の塾以外に何の価値があるのかなんて話を最近聞きました。確かにそうです。No.1の塾に行けないから仕方なく通う塾にはしたくない。SOILじゃないとダメなんだと言ってもらえるようにする。
社員を雇えば拡大せざるを得なくなる。だからここは一つの大きな分かれ目だなと。それでも自分がやりたい塾の形は一人では実現が難しい。だからこそ踏み切るつもり。
個人塾の定義
最近TwitterのTLで個人塾の定義ってなんだ?みたいなのが流れてきました。
この辺は私の中で明確。
今井先生のお話にもありました。自分の中でもこうです。ちなみに今井先生は2教室あわせて500名。卒業生は3000名を超えるとのこと。そして何より塾生全員を認知していらっしゃるとのこと。今も現場でバリバリ指導。やっぱりあこがれる。
10年後のSOILと私はこうでありたいと思っている。
大手が隣に来ようが関係ない。大手が尻尾巻いて逃げ出すような塾。
作ってやろうじゃありませんか。
個人塾が大手になっていく段階でどうしても丸くなっていかざるを得ないそうです。そしてつまらん塾になるんだそうです。
私は逆でいきます。丸からスタートして尖がっていく。
私の武器はマルチなところ。もっと尖ったほうが良いなんて言われますよ。丸いのには魅力がないというのはわかる。個人塾だからこそ尖ったほうが良い。
たしかに尖らせる武器がないわけでもない。それでも最初は丸からやっていきたい。なんでもやる。それこそが私の最大の武器ですからね。
そしてそのマルチな部分を自己研鑽と社員の力を借りながらどんどん尖らせていくつもりです。
つまり10年後のSOILはこんな感じになる予定(笑)はい、全身とげ人間ね。
やっぱりブログ書いててよかった。
やっぱり今回このような縁を結ぶことができたのもこのブログのおかげ。
あそこまでべた褒めされると、さすがにおだてられているのかなとも思いましたが、今井先生はちゃんと「何がどうすごいと思っているのか」を明確に話してくれるんですよ。それがうれしくて。
先ほどの批評のところもそうですが褒めるときも同じです。今井先生の魅力ってここにあると思うんですよね。これだけは何としても盗みたい。
これって言われたほうはすごくうれしいことで。『そうなんです!そこです!それを考えて書いているんです!わかってくれている人がいた!』なんて気持ちになってニヤニヤが止まらず思わず10年ぶりに日本酒に手を出してしまいましたとさ(笑)
そんな今井先生から今回「言葉の力」という言葉をいただきました。本当に自信になったし自分の武器がひとつ増えたような気がします。
謙遜はしません。武器にします。どんどん発信していきます。
今井先生、本当にありがとうございました!感謝してもしきれません!一日も早く出世払いしに九州遠征させていただきます!
今日はこのへんで。
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