「そいる塾長が解いてみた」2019年度京都公立高校中期選抜【数学】

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

今年の春は開校のドタバタで結局解かないままになっておりました2019年度中期選抜の問題を解いてみましたよ。中3のみなさんは一度解いた後にでもこの記事を読んでいただければ幸いです。ではとりあえず今回も実況中継風に解きながら書いていきますね。では数学からいきましょう。

2019年3月6日に実施された京都公立高校中期選抜の問題をぱぱっと解いてみた感想を。

解きながら書いていきますので全体の感想・難易度は最後にまとめますね。

本日は第3科目の数学

全体概観

例年通りの形式。大問6に小問20。

ぱっと見た感じ例年通りの雰囲気です。昨年中期選抜は完全に易化傾向でしたが今年もそれが続くのか。前期との難易度差は?入試改革以来難易度の設定がフラフラしているように見えるのでその辺は気になりますね。

第1問:小問集合

難易度:易

はい、ここで16点。ここでとれないのは数学力でなく学習への姿勢な気がします。

(7)の円周角やら(8)の確率で躓く人は応用問題なんて勉強していないで基礎レベルの問題集を繰り返し演習してしっかりマスターしておきましょう。

こんな基礎問題で後半の難しい問題と同じく配点は2点ですからね。

第2問:資料の活用

(1)

難易度:易

放っておくと、ここの勉強をちゃんとやらない子って意外と多いのですが、これまでも小問集合で出てましたし警戒を怠ってはいけませんが、ちゃんと勉強していたら特にコメントするほどでもない基本問題です。

(2)

難易度:易

(2)ではおそらくは問題文の「3年2組」をちゃんと読まずに「3年1組」のヒストグラムを書いた子がいるような気はしますね^^;

こういうのに同情の余地はありません(笑)

(2)

難易度:標準

今年多かったのが「すべて選べ」系問題。

この「すべて選べ」で正答率はぐっと下がりそうです。冷静に一つずつ確認すれば簡単ですが、(オ)に関しては時間配分などを気にし過ぎて確認を怠った子が多いのではないかと。

うまく思考力を確かめることができる良問かなと。

第3問:図形

定番の図形の回転問題ですが、非常に簡単ですね。

(1)

難易度:易

基礎の基礎という感じ。球の公式三平方の定理を知っていれば解ける問題。

(2)

難易度:易

体積を計算すればいいだけの問題。絶対に落とせない問題ですね。

第4問:2次関数

定期テストでありがちな「制動距離」の問題。入試で見るのは久しぶり。

ただ定期テストと同じく文章に立式方法書いてくれているは、図も書いてくれているはで、とっても優しく易しい問題です。

(1)

難易度:易

定期テストか!って突っ込みたくなる問題ですね。基礎は大事です。

(2)

難易度:易

問題文をよく読んで問題にある図に情報を写していけば問題なく立式できると思います。

落とせない問題ですね。

第5問:平面図形

「折り返し」の問題ですが、去年と同じくぱっとみて相似だな、面積比だな!とわかるので攻め方で戸惑うことはないでしょう。

それ以外何をしろと?

(1)

難易度:易

ここで「折り返した図形」に対する基礎知識が問われますが、これまた「すべて選べ」系なので一つずつ丁寧に確認していけばOK。間違っても図形で同じ角度を探してから選択肢を選び、見落としてしまうといった下手なやり方は取らないようにしてもらいたいところ。

(2)

難易度:標準

相似を使ってくださいとばかりの問題ですし、何より(1)がこの問題の誘導だとちゃんと認識していれば即座に相似な二つの三角形は見つかると思います。

誘導に乗っかる練習はちゃんとしておきましょうね。

(3)

難易度:標準

(2)ができた人ならここで落とすことはないと思うのでボーナス問題かなと。

面積比の定番なので特に動き方を迷うことはないと思います。

第6問:規則性

最後はお決まりの規則性。

昨年はちょっとしんどい問題だったのですが今年は完全に期待外れ。面白くもなんともない問題でした。

(1)

難易度:易

とりあえず数学が苦手な人は残り時間でお絵かきして(1)で1点頂いて終了。

ですが今年の問題は図を見ればあまりに規則が見え見え、かつ文字式で表しやすい問題でしたのでこの時点で白い点・黒い点の個数をmで表しちゃった人も多かったかなと。

(2)

難易度:標準

ということで今回はm=4を図示なんてしなくても規則性を文字式で表しやすかったと思いますので、あとは丁寧に方程式の計算をすればこの問題も問題なく解けるかと。

まとめ 難易度は昨年並

2019年度の数学は、問6も完全に易化してしまい、図形も昨年同様基礎問題。難問と呼ばれる問題がなかったので、基礎力の差が如実に出る結果になりましたね。

個人的にはここ数年で一番解いていて面白くなかったです^^;

中期は2年連続で基礎レベルの問題ばかりですので、難易度はもうこの感じで落ち着いてくれるのかな…?

標準的な力で解ける問題が多いということは、できる子とできない子の得点差がある意味はっきり出そうです。難関公立普通科志望の方は確実にしっかりと得点してくるかと思いますので、いかにミスをしないかということが大切になるかと思います。

逆に数学が苦手な方はこれまで以上に数学で差が付けられる可能性があります。

とにかくちゃんと基礎レベルさえ固めていれば8割近くまで楽にいけそうなので、次年度受験生の皆さんで中期本命の方は、基本レベルをしっかりと学んでいきましょう。

今日はこのへんで。

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