どうも、そいる塾長です。
昨年もご紹介したおすすめ電子辞書ですが2020年度版にリライトしました。参考までにどうぞ。
最近はどうなんでしょう?中学では私立とかならあるかもですが高校ですと公立でも学校から指定の電子辞書を買わされるみたいなのってあるんでしょうか?
私の観測範囲では一応「推奨」みたいなのしか見かけないので大丈夫だと思うのですがその辺入学前の方はご注意ください。
そして最初に大切なことを。
学校が推奨するのだから…といっても決して良心的な製品というわけでなく、ただの在庫処分だったり割高だったり。もちろん全てがそうというわけじゃないんですが、万が一そういったものを購入する場合は一度その型をネットで検索してスペックや価格を確認した方が良いかと。
とりあえずアマゾンだけは見ておきましょうね(笑)
そういう意味でも今回の記事を読んでいただき現在の電子辞書について相場だけでも知っておくのは大切かもしれませんね。
ただ私も電子辞書オタクとかではないのであくまでいちユーザー目線で書いていきます。その辺は予めご了承いただくとともにさいごはご自身の判断でお願いいたしますね。
中学生用と高校生電子辞書の違い
これに関しては簡単で中学生用には中学生用と思われる情報しか収録されていません。
中学生が高校生用の電子辞書を購入する場合のメリットとデメリットをまずは見てみましょう。
デメリット
デメリットとしては情報量が多いために求めている情報にたどり着くのが少し大変になるということ。あとは中学生向けのコンテンツがないことや、やはり説明が中学生向けよりも少し難しく感じるかもしれません。
あとは例えば最近流行りの音声認識で英語の発音をチェックする機能などで出てくる例文のレベルなんかが違うと、高校生用を買ってしまった中学生は使えないままになってしまうかもしれませんね。
とにかく求めている以上のものが出てきてしまうというのが難点です。とくに中1で高校生用の辞書を引くとしんどい子が多いかなと。
メリット
逆にメリットとしては3年後の買い替え費用が不要ということですね。絶対に中学生向けでは高校で使えません。これだけは断言します。
また中高一貫などに通われている場合、中学の段階で高校の内容がばしばしはいってくるので当然高校生向けの方が良いかと。
第一、中学生向けのコンテンツが充実しているとはいえ、どれも結局使わないということも。コンテンツの充実度は目を引きますが、それよりも最も使用頻度の高い英語関連や国語関連などの情報量、機能性などを重視して選ぶべきかなと。
コンテンツ機能といって後から必要なものは追加できますしね。
ということで電子辞書を中学入学で購入するなら高校生用でもそこまで問題ないかと思っております。
ただ中学生用だと不十分ということもなく確実に中学生には中学生用が使いやすいというのもあるので、その辺は各ご家庭のご都合に合わせてで問題ないでしょう。さらにいえば紙の辞書でも問題はないです。
よく紙の辞書か電子辞書か、という話題が上がりますがどっちでもいいんじゃないかと。
ただランドセル重すぎる問題が叫ばれて久しいこのご時世。紙媒体の辞書は筋トレしたい人じゃないと持ち運べません。そういう意味では日々使っていくなら電子辞書の圧勝でしょう。
また価格も電子辞書に収録のコンテンツ量を考えれば正直安い。
「調べるのが大変な方が覚える」みたいなのは迷信かと(-。-;
結局大切なのは…
ということです。媒体の差ではないと考えます。ある意味スマホでもいい。
これに関してはまた別のところで詳しく。
おすすめ電子辞書
カシオEX-wordシリーズ
シャープ Brain シリーズ
ということで、一応以下中学生向けと高校生向けのおすすめ電子辞書を紹介してみます。
電子辞書は基本カシオのEXワードシリーズかシャープのBRAINシリーズですので、それぞれの中学生向けと高校生向けの最新機種を比較しながら検討してみましょう
高校生モデル
まずは高校生モデルです。
チェックするポイントはまずは英語関連。ここが一番大切かと。カシオをシャープもやはり英語に関するコンテンツが一番充実していますね。
特にこだわりがない場合は英語をキーワードに選ぶのもありかと。
ただ最新モデルよりかなりお買い得な価格になる旧年モデルがおすすめです。
ということで以下2019年モデルのおすすめ2機種です。
カシオEX-word XD-SR4900-WE 高校生(英語強化)モデル
2019年モデルですがお値段は3万弱とお高め。ただし英語強化の名に恥じることなく内容は濃いです。英語検定試験などにも活用していきたい人向け。
詳細は公式サイトをご覧いただくとして私が気になるポイントをまとめておきます。
画面
5.7型タッチパネル(5.2型 864×480ドット TFTカラー液晶)
文字入力方式
キーボード入力・手書き入力・ソフトキーボード入力
本体メモリー容量
約200MB
電源
単3形アルカリ乾電池LR6(AM3)2本または単3形eneloop(エネループ)2本または単3形充電式EVOLTA(エボルタ)2本
パソコンや別売USB-ACアダプターからのUSB給電
電池寿命
単3形アルカリ乾電池LR6(AM3)の場合:約130時間※(英和辞典の訳画面で連続表示時)
約45時間(入力・検索4分間 / スピーカーで1分音声出力 / 英和辞典の訳画面55分間表示を繰り返したとき)
eneloop(エネループ) / 充電式EVOLTA(エボルタ)の場合(参考値):約110時間(英和辞典の訳画面で連続表示時)
約40時間(入力・検索4分間 / スピーカーで1分音声出力 / 英和辞典の訳画面55分間表示を繰り返したとき)
※電池寿命はいずれも、新品のアルカリ電池、または満充電にした新品の充電池(eneloopまたは充電式EVOLTA)使用時、画面の明るさ3で表示状態になった30秒後に暗くなる場合。(使用温度25℃の場合)
大きさ
幅:157.5mm
奥行:101.0mm
高さ:18.4mm(閉時)
質量
約285g(電池込み)
付属品
タッチペン1本・単3形アルカリ乾電池2本
搭載英和・和英辞典
- ジーニアス英和辞典・和英辞典
- オーレックス英和辞典・和英辞典
- ウィズダム英和辞典・和英辞典
という3つが搭載されています。あとで紹介する安価な旧モデルではオーレックス英和辞典・和英辞典が収録されていないのでご注意ください。個人的にはこれは結構デメリットかなと。
英英辞典も
- ロングマン現代英英辞典(LDOCE)
- OXFORD現代英英辞典(OALD)
の2冊収録。
あとジーニアス英和辞典・和英辞典とリンクするジーニアス総合英語が収録。リンクされていて気になる文法や語法などはすぐにジャンプできるようになっています。同じく収録のロイヤル英文法なんかは持ち運ぶとなると筋トレになってしまうので電子辞書に入っていると便利ですね。これはありがたいですね。
あと単語帳としてはターゲット英単語1900なども入っていますが、調べた英単語を自動的に単語帳にする「自動英単語帳機能」というものがありこれは受験に役立ちそうですね。
英語検定対策が強化
英検®、TOEIC® TEST、TOEFL® TEST、漢検対策に役立つコンテンツが収録されています。
あとは英語学習の進捗管理機能として「English Training Gym」が搭載。モチベーションは上がるかもしれませんね。
その他のコンテンツ
国語に関しては新明解国語辞典 と、明鏡国語事典が収録。
前者は例文が豊富で後者は新しい語に強いですね。この2冊で高校の学習には十分対応可能かと。
あと広辞苑が収録です。これがシャープBrainシリーズとの違いかもしれませんね。
古文に関しては大修館の新漢語林・全訳古語辞典が採用されています。
あと電子辞書のお世話になりやすい社会科に関しては日本史小辞典・世界史小事典だけでなく各科目山川の用語集を搭載。この辺は受験時文系の方などはガンガン使うと思いますよ。
理系科目については、数学解法事典・生物辞典・化学事典・地学用語集・物理事典が搭載。十分ですね。
シャープ Brain PW-SH6(2019年春発売モデル)
こちらはシャープBrainの高校生用の2019年春発売モデルです。
なお最新機種(2020年春発売モデル)はこちらから↓
そこまでの変化はないように思えますが、旧モデルは20,000円程度、2020年モデルは3万オーバーと値段はこれを書いている3月16日現在で13,000円近くの差がありますね^^;
ということでおすすめは旧モデル。以下旧モデルのスペックです。
これだけのものが入っています。この画像は公式ページより。詳しい仕様などはここで確認してくださいね。
カシオEX-word XD-SR4800より少しお手頃な価格で購入可能。
まずはコンテンツの前にこのBrainシリーズの特徴である360度オープンデザイン。タブレットのようにも使え、スマホ世代には使いやすいかもしれませんね。
あとやはりシャープだけに画面はきれいです。
色名
-B(ブラック系)
-K(ネイビー系)
-R(レッド系)
-V(バイオレット系)
画面
タッチパネル対応
外形寸法(幅×奥行×高さ)
152.4mm×94.5mm×18.4mm(閉時・突起部含む)
質量
本体メモリー容量
電源
使用時間
付属品
搭載英和・和英辞典
- ジーニアス英和辞典・和英辞典
- オーレックス英和辞典・和英辞典
- ウィズダム英和辞典・和英辞典
英英辞典も
- ロングマン現代英英辞典
- OXFORD現代英英辞典
と、これはカシオEX-word XD-SR4800と同じ。
またカシオとの違いとして単語帳にターゲット英単語1900などのシリーズ以外に駿台のシステム英単語 改訂新版も搭載。
学校での採用率が高い2冊が入っているのはいいですね。受験の定番なのでこの辺も電子辞書を単語帳代わりに使えて便利かもしれませんね。
文法書も、学校で広く採用されている「クラウン総合英語」「総合英語 Evergreen」「Vision Quest 総合英語 」に加え「ロイヤル英文法」を搭載。
文法書は常に持ち歩いてほしいのですが「ロイヤル英文法」なんて凶器と言われるくらいなので持ち運びは至難の業。この辺は電子辞書ならではの魅力ですね。
学校での英語の勉強の補助ということに関してはシャープに軍配かなと。
リスニング・スピーキング対策
キクタン・ユメタンシリーズはカシオと同じですがキクジュクが入ってません。その分キクタンがカシオと違って「Super」まで入っているのでそこまで違いはないでしょう。
スピーキングにはこのBrainシリーズの売りであるATR CALL for Brainが入っており音声認識はカシオより上かなとも思いますが、NHKラジオ講座が入っていない分どっこいどっこいかなと。
検定対策も英検5級~1級、TOEIC・TOEFL対策も充実しているのはカシオと同じくです。
その他のコンテンツ
国語に関しては新明解国語辞典 と、明鏡国語事典が収録、古文に関しては大修館の新漢語林・全訳古語辞典が採用されておりカシオと同じ。
ただし広辞苑がこちらのシリーズには搭載されておらず、代わりにスーパー大辞林を採用しております。その分新しい語には強い印象でしょうか。
前者は例文が豊富で後者は新しい語に強いですね。この2冊で高校の学習には十分対応可能かと。
あと広辞苑が収録です。これがシャープBrainシリーズとの違いかもしれませんね。
あと古文ではカシオにはなかった(失くなってしまった)旺文社古語辞典が採用されているのでその分国語系はこちらのBrainシリーズの方が充実している印象です。
その分Z会 入試に出る日本史B・Z会 入試に出る世界史Bや、山川 一問一答 日本史/世界史などいわゆる問題集系は充実していますが、あくまで電子辞書。調べる頻度が高い用語集がないのはちょっと…。
特に難関私大文系の日本史・世界史なんかは用