Googleと挫折の意外な関係「浪人生がスーパーサイヤ人化するために」

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

忙しくて更新できないときの強い味方。前のブログの過去記事再編集バージョンです(笑)今日は珍しく浪人生に向けてのメッセージを。もちろん受験が近づきビビりまくっている受験生に向けても!

 

今回のテーマは「挫折」

下でご紹介する記事が非常におもしろい。是非学生の皆さんは読んでおくことをおすすめします。

コミュ力もリーダーシップもいらない。元Google社員が語る、本当に“優秀な人材“とは
元グーグル人材開発担当のピョートル・フェリークス・グジバチ氏に聞いた。

Googleと「挫折」という言葉はなかなか結びつかない感じだったので読む前は意外に感じました。私にも「世界のトップに君臨するIT企業で働く人ってこんな人」みたいなバイアスがかかっていたのでしょうね。

日本人にとって「挫折」や「苦労」という言葉は根性論という文脈で語られがちです。Googleと根性はそりゃあイメージ的に結びつかないですよね(笑)

もちろん今回は根性論ではありませんのでご安心を。

この記事ではコミュ力とかリーダーシップといったどっかの高校やパンフレットに書いてそうなキラキラワード、結構日本の就活では重視されそうなものがけちょんけちょんにされています(笑)

ですがよく考えてみれば至極真っ当な話。この記事の中の注目して欲しい内容を引用すると…

まずわかったことは、Googleでは、「どんな大学を出たか」は入社後のパフォーマンスと相関関係がなかったことがわかりました。

次にわかったのは、「これまでの人生で苦労をしたかどうか」でした。人生の中で、戸惑ったり、脱線したり、事故にあたり、病気になったり、浪人したり、好きな人を失ったり…。

そういった苦労した人たち、挫折した人たちは、会社のなかでパフォーマンスを発揮していました。

挫折というのは、自分自身を見つめ直すチャンスです。アイデンティティを作り直す機会でもある。次のチャンスを、自ら探しに行く必要があると考えられるかどうか。

とのことです。
「学歴なんて関係ない。苦労や挫折を経験している人の方が高いパフォーマンスを発揮する。」とGoogleさんが言っているということですね。

Googleというパワーワード…。しかしこう言った言説にはもちろん注意が必要です。

国語が出来ない人がこの文章を読むと、頭に残る情報が「学歴なんて関係ない。」だけになりがちです。大切なのは「苦労や挫折を経験している」のほうであって、学歴の話ではない。当然苦労もせずに学歴を手に入れたような人を歓迎しているわけではなければ、学歴もなく苦労もしていない凡人を歓迎しているわけでもないということです。もちろん苦労や挫折を経験していればそれで良いという意味でもありませんしそういったものを味わっていなければいけないということでもありません。

それでも勇気が湧いてくる言葉です。

今年も(今年は”特に”でしょうか…)受験で挫折を味わった浪人生が数多くいることでしょう。頑張ったのに「苦労」が報われないと感じている人もいるかもしれません。

しかしこの「挫折」こそチャンスなのです。

誰もが望んで「挫折」を味わうことなど出来ません。ある意味、味わいたくても味わえないものなのです。

それに、たしかに今回の受験では「苦労」が報われなかったかもしれませんが、報われるのはこれからのあなたしだいなのです。

この「挫折」を経験した後の「苦労」こそがあなたを強くする。それでGoogleの採用試験に合格するかどうかはわかりません(笑)

ですが成長のチャンスを与えられたと考えてみてはどうでしょう。

「挫折や苦労」を経験したならば絶対にそれを活かすことを考えよう。

次のチャンスを、自ら探しに行く必要があると考えられるかどうか。

大切なのは結局ここです。

「もういやだ」、「死にたい」…、そんな風に今は思うかもしれませんが、それこそが自分を見つめ直すチャンスです。そしてアイデンティティを作り直すチャンスなのです。

逆に言えばそこまで行かないと自分を見つめ直すことなど出来ないでしょう。

励ましているんじゃないです。挫折や苦労をする経験は誰でも経験できることではない。そういう意味ではむしろ・・・

サイヤ人、超回復からのドーン!

サイヤ人が死の淵から回復した時のようなパワーアップをしていくんです。

あ、ご存じない?

簡単に言うとサイヤ人は死にかけたりしてそこから回復すると自動的に超絶強くなるというスーパーな設定のことです(笑)

こういうことです。そりゃクリリンも困る(笑)

そう…あの超絶リートベジータ王子だって…

こんな風に泣いた夜もある。でもそこから瀕死パワーアップ!か~ら~の~・・・
はい、超サイヤ人!どーん!
こういうことです。(どういうことやと…笑
ちょっとふざけてしまったので…

最後にありがたいお言葉を

いまの若い世代にもっとも欠けているのは「屈辱感に耐える」訓練である。この訓練が行われないで、そのまま社会から大人扱いにされると、おのれのすること、なすことはすべて正しいと思うようになる。

遠藤周作

大切なのは今の状況を肯定すること。

そのためには自分の精一杯の努力を。それだけが最低条件。どれだけやっても不安になるかもしれないです。特に直前期は。

同じ失敗はしてはいけない。ですが失敗したことをくよくよしてどうするのか。くよくよするくらいならそれを活かせばいいんです。安易な言葉で言えばポジティブ思考。失敗したことがある人のポジティブ思考としたことのない人のそれは違うと思うんです。強いですよ、挫折を経験した人のポジティブ思考は。

一度も挫折したことのないエリートを想像してみてください。いやですよね~(バイアス全開!笑)
あの羽生結弦選手でさえ挫折を経験したことで平昌ではスーパーサイヤ人化したではないですか。

受験なんて大したことはない。たかが受験。失敗したからなんだ!?浪人なんて挫折のうちにも入らないかもしれない。

…でも、そんな「大したもの」ではないかもしれない受験でも、それを如何に自分にとってプラスに変えることができるかが大事なんじゃないでしょうか。

それは成功しても失敗しても同じこと。

このことを忘れないでください。私は「きれいごと」は嫌いです。

ですが泥水の中地面に這いつくばって藻掻いている人は本当に美しいと思います。

精一杯藻掻いてみましょうよ。

泥水の中だからこそ自分を見つめ直せるのかもしれません。

言ったら怒られるかもしれませんがあえて言わせてください。

頑張れ!浪人生!そして失敗を恐れず頑張れ受験生!

 

今日はこのへんで。