【京都の高校入試】難関専門学科に挑戦する意義とは

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

今日は京都で言う堀川探求・嵯峨野コスモス・西京エンプラなど難関専門学科を受験することのメリットについてのお話。もちろん他府県でもいわゆる独自問題を課す難関校を目指すことの意外なメリットについて。(いつも進路相談の際にする話ですが、開校前個別相談会をしていてあ、これ書こうと思ったお話しなので短めに。)

受験することに意味がある!?

高校入試と大学入試の違い。

学校で学ぶ内容と入試問題の距離

最も差が大きいと思うのがこれです。

以前入試情報の記事でもちらっと書きましたが、塾なしで堀川高校から京大に合格するより、塾なしで公立中学から堀川高校に合格する方が断然難しいということです。

高校はなんやかんやで入試対策をしてくれるわけですが公立中学ではそういうわけにはいかない。

中学の授業とこういった専門学科の問題は全くと言っていいほど別物です。高校の先生はあの問題を教科書が理解できていれば解けると言います。これって京大や東大が教科書を理解していたら解けるというのと同じです。

確かにそうです。

いずれも厳密には教科書で学ぶ知識しか使いません。東大京大の話は置いておいてももし全員が同じように中学での勉強しかせず入試を受けるならそれでいいでしょう。しかし対策をした人としなかった人ではどうしても差が出る。

では対策とは何か。

ひとつにはテクニックのようなものだったり、「学校では教えてくれないこと」的なものだったりするのですが実際問題この辺はどうでもいいんです。

大切なのは教科書で学ぶ基礎力をどう活用できるか。
これに尽きると思います。まぁ、簡単に言えば応用です。
特に学校の定期テストでは、この基礎力が”問われる”というよりも同じような問題で”確認される”という感じに近い。
そして京都公立高校普通科の入試レベルなら範囲が狭く分量が少ないためにこれを”詰め込み”で何とかできてしまう人も。さらに京都では内申点という仕組みがそれに加わる。半分内申点で決まる入試なので安全圏を受ければまず問題ない。
こんな勉強しかしてこなかった人とオール5の子がバンバン落ちる専門学科の入試を勝ち抜いた人が3年後同じ大学を受けようとする矛盾にそろそろ皆さん気が付かないといけません。
ということで今回のタイトルのお話。
堀川や嵯峨野の普通科に行きたいのなら専門学科の勉強をするのもアリでは?ということ。
ひとつには普通科の前期選抜があんな感じの仕組みなので倍率は高いは合格ラインも不明確。正直言ってA1方式に関しては受ける価値すら怪しいあるのかどうか怪しいです。
もちろん中期選抜をギリギリラインで戦う人には勧めません。一点でも中期選抜で乗せられるように全力で中期対策をすべき…かもしれません。しかし、そうでなかったら…。
得意科目だけでも専門学科対策をしておくのは非常に意味がある
例えば英語。京都五ツ木模試で9割を超えてくるくらいならそれ以上対策なんてしなくていいわけです。勉強しても時間の無駄かなと。そんなことをしている間に専門学科を目指す人や何より中高一貫生ははるかに上のレベルをやっています。
だからこそ専門学科の勉強をしておけば高校入学後有利なのはもちろんのこと中期で満点取れるはずです。これはもちろん他の科目でもいえること。
普通科の問題で合格ラインが取れないのに専門学科の勉強はよろしくなくてもそこに近づいている科目であればやるべき。
もちろんそれで専門学科に合格しますよとは口が裂けても言えませんが、何のために難関校を目指すのかと言えば大学進学ではないですか?今や専門学科も普通科も同じカリキュラムという感じです。入り口の試験が違うだけ。
ならば出るときのあそこまでの進学実績の差は入り口でついているわけです。もちろん普通科でも伸びるんですよ。入学時の成績なんて関係ない。だからこそ入るまでにできることはやっておくことが合否より大切。たとえ不合格になってもそこでやったことは無駄にならないんです。
安全圏を…なんて言っていて大学入試はどうするんですか?少なくとも堀川も嵯峨野も推薦もらう高校ではないですよね。ならばそんな甘い受験をしておいて大学入試はどうするんだということです。
こういう高校にいくならばきっとその先の難関大を見据えていることともいます。その勉強の第1歩があの専門学科の問題なのです。
不合格になってもいいから受けましょうというわけでもないんですが、あの勉強を全力でやった子は高1で確実にリードしているのは間違いありません。自分の限界を広げるという意味でも6割をとれば合格という試験の勉強をしてみてはどうでしょう?
勉強の世界が少し広がりますよ。
ただしこれにはリスクもあります。かならず信頼できる塾の先生としっかり戦略は練りましょう。たくさん受けさせて合格実績上げたいところはどんどん勧めてくるでしょうがあくまで普通科が本命なら無理はせず。
そういう人は高校に入ってから取り返せばいいです。もちろんしんどい戦いですがスタートラインには立てますから。ちなみに私は高校入試は普通科の”普通”の問題の対策しかしてないですしね。
伸ばせるものがあれば入試の枠なんかで縮こまっていないでもっと上を目指そうね!くらいに思ってもらえれば。
今日はこのへんで。

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