スポンサーリンク

SOILは授業をするだけの塾じゃない⁉ とあるノートとStudyplus

進学塾soilができるまで
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

今回の「進学塾SOILができるまで」は塾としての教育理念、そして私が考える塾の役割と高校生のみなさんの勉強法にも関係するお話を。

 

とある生徒のノートから

 

今回は上にあります、この「とあるノート」のお話。

これ、画像をよく見てもらうとクソ汚い字で「ミスパターン・弱点・アドバイス書く用 No.1」と書いてあります。(黒くなっているところは生徒指名です。なんでこんなもんに名前書いとるねん笑)

これは実は私の元生徒が、高3の夏から書いていたいわゆる受験勉強の反省ノートのようなもの。

以前こちらの記事でちょこっと紹介したやつです。

自分が出来ないことを書き出すことでしっかり認識して同じ間違いをしないこと、そして自分を客観視して分析するためのもの。

これ実は私が高校生の頃にやっていた勉強法。私は高校時代塾に通ってなかったので人の目を入れることが出来ませんでした。だからこうやって自分でやるしかなかったんですよね。

で、私が、当時の高3生に書くよう指示したんですが、当時は別に強制したわけでもなく、結局最後までやりきったのはその年、彼1人でした。

具体的には…

 

怒りそいる
怒りそいる

おんどりゃぁ、授業だろうが自習の時の質問だろうが教えてもろてもフンフン言うとるだけで、結局できるようになってへんやないけ、ボッケェ~っ!!!

 

という私からの心温まるアドバイスを貰った彼が、その日に学んだことや気付きを一日の終りに必ずつけていくというものと書いてあります。

全8冊。約半年で8冊です。

実はこれ、入試が終わった後に初めて見せてもらったんですね。

なかはこんな感じ。

鉛筆書きなので画像では見えにくいかな。

とりあえず殴り書き(笑)

中学時代のノートまとめじゃないんだから提出するわけでもないので「自分さえ読めれば良い」と指示したのは私。ただ本人も解読できないくらいのところもあります(笑)

これは決して知識をまとめてるだけなく、自分が分からないところや、どんな間違えをするのかを書きだしてそれに自分でコメント書いているんですね。

ところどころ、うん?それ間違って解釈していないか?ってところもあるんですが、ずーっとノートを見ていくと1ヶ月後にそこがもう一度出てきてちゃんとなおってたりするのがおもしろい。

あとだんだん、入試が近づいてくると、勉強の内容ではなく自分の弱さを嘆いてみたり、不安な気持ちが綴られていたりする(笑)

「何回これ間違えるねん」
「これを直せなければ合格はない」
「集中力をきたえる他ない」
「今日も同じところで塾長に注意された」

みたいな。特に最後の2冊くらいは結構ヤバイ(笑)メンタルがぐらぐらで何度もくじけそうになっている。

一方で…

「今日の英文法は完全に何が尋ねられているか見抜けた」
「英語長文の感覚が戻ってきた」
「(古文の)主語の推測が正確になってきた。あとは集中力を切らさないこと」
「世界史の得点が初めて7割超えた。〇〇までに8割。」

みたいなポジティブなものも散見されて、ちゃんとノートが進むに連れて成長しているのがよく分かる。こうやってモチベーションを維持していたのかと思うとやらせてよかったなと。

病んでいるときはこれ書くのにハマって勉強せず2時間位このノートに向かってたそうですが(笑)

しっかり授業や質問で一度指摘された内容を継続して意識できています。

これなんて冬休みの計画がノートの裏表紙に書いてあるんですが

規則正しい生活で体調を崩さないこと!

確かに言った記憶がある(笑)ちゃんと聞いてたのね、私のアドバイス。

右側は過去問の見直し。この辺はやはり成長を感じる。

聞いた話を書いているんじゃなくてちゃんと自分のフィルターを通して自分なりの分析が書けている感じ。

これが実はめちゃめちゃ大事なんです。ノートは写すものではないですからね。いかに自分のフィルターを通すか。つまりインプットしたものを消化してアウトプットするんです。そこで自分の理解につながるんですよ。

 

ちなみにこの時期まだ本人は全く志望校に合格できるなんて思っていなかったと思います。

ただ私に言われた通り、絶対合格すると人には言いながら、ノートの中ではストイックに一歩でも合格点に近づけるように頑張っているのがこのノートからは伝わってきます。

 

そして最後、8冊目のノート、その最後から2番目のページ。

 

これ、志望大学の入試後のページです。

彼の第1志望は立命館大学、滑り止めが関西大学。入試が終わり、世界史は自分で、英国は私に採点してもらいすぐに書いたようです。

まあ、私が悪いんですけどね、後期まで頑張るって本人が言うからやっぱりここは厳しく言わんと、と思いまして…

 

怒りそいる
怒りそいる

何しょーもない間違え方さらしとんねん、われ、受かる気あるんか、ぼっけぇ~っ!!!

 

と、これまた心優しい慈愛に満ちたメッセージを受け取ったあとに書いたやつですね(笑)

やはり、入試終わった日からちゃんと自習に来て速攻で後期の過去問解いてました。

 

 

そして次が最後のページ

見辛いですか?拡大しますね。

まあ、こんなん、受験終わって見せられたら…

・・

・・・

 

泣くよね。

正直言うと合格するのはわかっていたんです(笑)別にハラハラはしていない。

そういうキャラの生徒じゃないんであまり本人には言っていませんが(このブログの話もしていないが、絶対服従の関係なので問題ない)、それでもやっぱりこのノート読むと必ずうるっとくる。

頑張って教えてて良かったなーと感じるんですよね。ちゃんと生徒には伝わってるんですよ、私達の思いが。

そして、ちゃんと私を信じてくれているというのが伝わるんですよね。

どんな感謝の手紙よりもこれが一番嬉しかった。

※なお、このノートには私への感謝の言葉など、どこにも書かれてはいない(笑)

SOILの役割

SOIL中等部と高等部は自立型学習をベースに集団・個別・映像をミックスした指導を行います。そういう意味で私の仕事の半分は授業ですが半分は管理。

ただ「管理」というとちょっと違うかな。

SOILがやろうとしている”管理”についての2つのポイント

確かに強制力をもって”やらせ”なければいけない部分もありますが、それ以上に自立学習の”やり方”指導とモチベートが目的。

例えば単語テストを授業でやるって本当のことをいうと時間の無駄。そんなもん自分で覚えたならそれで本来良いわけです。わざわざテストする分時間がもったいない。

ただし完全に自立した生徒でなければ単語の暗記を自分で継続してやっていくことすら難しい。

ということでこの単語テストを例にSOILがやろうとしている”管理”についてお話ししておきましょう。

 

管理の目的① どうやって単語を暗記しているかを見る

単語テストの結果だけを見るのではなくそこに至る過程を見たい。

暗記できていないならそれは何が原因なのか。満点が取れていても異常なほどそこに時間をかけていないか。そして単語テストでは問わないけれども英単語の重要な部分は果たして意識できているのか。

といったことです。これはあくまで単語テストを例にしていますが数学の青チャートを「1周しました」みたいな場合にはさらに重要かなと。

「1周しました」のあとで何も残っていない生徒がこの世にどれほどいるか。

過程を見るという管理は直接自分が指導している生徒だからこそできることかなと。普段の授業と合わせてやるからこそ意味があると考えています。

 

管理の目的② 強制力とモチベート

AIでは絶対にできないこと。もっと言うと、そういうときだけ出てきて偉そうに面談する映像塾の教室責任者みたいな人でも無理な仕事ですね。

生徒への強制力とモチベートというのは、恐怖での支配を除いては「信頼関係」でしか実現不可能だと考えています。

ま、小テストをクリアできなければ電撃を流すAIロボットとか出てきたら別ですが(笑)

だからこれまた普段から指導している人間が管理しないといけないと思うんですよね。そうでないともう一つの目的である学習管理もできないと考えます。

人が教える塾であるメリットを最大限に生かした指導がSOILの教育理念であり、経営理念です。

 

成績が上がるのは授業時間ではない

全科目直接指導することは困難ですし何より国公立志望で全科目個別なんてやってたらそれこそ時間とお金の無駄。例え全部個別で教えていたとしても、やはり自分でやってもらわなければいけない部分が必ずあるわけです。

私は常々言っていますが、授業で成績が上がるのではなく、授業はきっかけ作りであってそこで土台を作りモチベートされた状態で勉強すると、より効率よく成績が上がると考えています。

ちょいとその辺を保護者さん向けに書いたものがあるので詳しくはこちらを。

もちろん授業内ですべてを完結できるのが理想ですがそのためには小学や中学からきっちり育て上げないと。そういう子には授業の必要度はグンと下がる。

もちろんそうやって育てた子でも高校でさらにグンと伸ばすとなるとやはり授業で別次元を見せないといけないわけですが。

そういう意味で自立型の指導を中心に置きます。だから中学からの持ち上がりができない最初の数年は高等部の生徒数をめちゃめちゃ絞ります。最初は各学年5名と考えてましたがもっと少なくても良いかなと。

手と目が届かないようでは困る。

今回紹介したあのノート。彼は個別で指導していましたし、自習にも毎日来てくれて私が肌感覚で管理できていたのは良いのですが、あれが複数人となってくると正直しんどいわけです。あのレベルで管理するなら限界10名です。

SOILは高等部だけじゃないですからね^^;

もっとあのノートを通じて双方向で対話ができればなと。あと私がもっと時間的に効率よくやりたい。それはやはり内容確認に手間がかかるから。生徒がいる時間は私は授業に入っていたりでなかなか対応できません。

ということでそんな私を助けてくれるツールを紹介しておきますね。

このやり方は私がさぼったら崩壊しますから…^^;

 

Studyplus for school

Studyplus for School:先生が生徒を褒める機会を最大化する
Studyplus for Schoolは、あらゆる教育機関の学習管理・コミュニケーションを効率化するサービスです。かんたんな操作で生徒の学習管理をわずかな時間でできるほか、職員間の情報共有にもご利用いただけます。まずは無料でお試しを。

こちらは前職で無理くり実験的に導入したので使用感はよくわかっております。

高校生の学習管理と、緊密なコミュニケーションを可能にしてくれるこのシステム。

通常の生徒が使うアプリは無料ダウンロード可。

Studyplus
Studyplus
Developer: Studyplus Inc.
Price: Free
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot
  • Studyplus Screenshot

現在累計アカウント数は300万件と利用者が圧倒的多く、その利用者ともつながることが可能。同じ志望校の生徒の状況がわかるなどモチベートにはぴったり。

そして生徒と塾(私のPC)をつなげてくれるのがこのシステム。

そうです、私にとってあのノートの延長にあるのがこれなんですね。

いつでも対応可能で双方向での対話が可能な管理。塾へ来てもらったときにはもうそのときの生徒の学習状況が理解できていてすぐに対応した指導ができるわけです。

そして生徒にはノートよりももっとわかりやすくPDCAサイクルが回しやすくなるわけですね。

 

最後に

今回紹介したノートを色々な生徒に見せてこの話をしているのですが、やはりなかなかハードルが高い。

塾へ通ってもらって私が授業でサポートしていたとはいえ、ここまで自分一人でストイックにやっていくのはよほど自立できた優秀な生徒でもなければこのアプリがあっても正直難しいと思います。

今回紹介したノートの彼は決して頭が良いと言われるタイプの子ではなく、高校入試でも3流高校に不合格になったようなやつです(今ではネタなので言っても大丈夫…笑)

だいたい小学校時代は校長室に呼び出しくらいまくってたヤンキータイプですし。

それに緊張するとすぐお腹下すくらいメンタルが弱い(笑)

でも、こうやってストイックに自己分析できる能力というのはそんじょそこらの高校生に備わっているものではない。

そして指導者を、そして自分を信じて続ける力。これぞ彼の武器。でもそれは最初からあったのではなくこの受験で磨いていった武器なのだと思うのです。

そんな武器をこれから入試に向かう生徒たちにも持ってほしいのです。磨いてほしいのです。

1人ではなかなかに難しい。トップ生でもなければアプリで毎日記録を付けることすら難しいのが実情です。

でも1人じゃなければ?

自分の学習を進捗状況をしっかりアプリで管理するだけでなくそのアプリを通じて他の受験生に視野を広げ、私たち講師陣の目を常に自分の勉強の中に入れることができる。

これは強い。

何よりSOILには場の力があります。そして私との信頼関係も。私は必ずそれを生み出します。

 

ただ実は”ちょっとStudyplus for schoolと悩んでいるシステムがありまして…。

それがこちら。

tyotto me | tyotto Inc.
「tyotto me」の記事一覧です。

色々あって正直ちょっと迷っております^^;

こちらもかなり魅力的。

また近いうちにその辺のご報告記事も書きたいなと思っています。

 

今日はこのへんで。

 

コメント