そいる塾長のおすすめ国語の参考書 「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」

そいる塾長
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どうもそいる塾長です。

そいる塾長のおすすめ参考書第1弾です。
もうすでにこれは絶対使うと決めている参考書がいくつかありますので思いついたものから書いていきます。もう書いても仕方ないくらい有名なものもあると思いますが、あくまで今後SOILに通っていただく方に向けて書いておく意味もありますのでその辺ご容赦ください。
どちらかというとレビューというよりは私がどうやって使わせたいかが強く出るかと思います。ちょっと違った使いかをする場合もあるかと思いますし、あくまで私の管理下で使ってもらう前提での話ですのでご自身で使用されて同じ効果がでなくてもやんや言わないでくださいね(笑)
※この記事は個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
と一応書いておきますね(笑)

今回は大学入試現代文の参考書をご紹介

今回は高校現代文の参考書として村上翔平先生の「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」を紹介します。

これをSOILで使用するのは私の指導方法・現代文の考え方に近いというのが何より一番(村上先生のブログを拝見していてもその辺は感じているところ。まことに僭越ながらではありますが^^;)。

そもそもこういう参考書主体の授業形式をやっていくとして、いざ入試対策なんかで私が直接指導したら参考書と違うことを言っていると生徒は戸惑いますからね(本当は同じことでも言い方が違うと生徒はそう感じることなどもあるわけですが)。

これまでは個別指導の塾だったので本当に受験直前期でないとなかなか受講してもらえなかった現代文。本当に時間をかけてじっくり指導するのが困難でした。

しかしSOILでは自立型学習を取り入れますので早期から対策を打ちやすい。ということでSOILの高等部現代文の教材1冊目はこれに決定。

ぜひこの参考書を現代文学習の1冊目に手にしてほしいなと。

タイトル通り国語が苦手な子にかなり配慮されている気もします。

国語の参考書としては珍しい横書き。あと講師役と生徒役のキャラの会話形式で進む解説ページ。これは参考書を読むのが苦手な子には優しい形式。あと色合いがピンクでかわいい(*’ω’*)

ではここから前回の「ことはじめ」で書いた3つのポイントに絞って書いていきます。

☑ どんな人におすすめなのか

現時点で国語が得意不得意かに関係なくこれから入試現代文の勉強を始めようという方におすすめします。できれば高校入学時に一周しておきたいところ。

SOILでは中3の入試対策時に持たせ、すべてを入試対策で扱えずともそのままの流れで高1の最初に残りを終わらせる感じにしたいなと。

国語は高3になってからなんて方も多いのですが、それだと学校の授業はもちろんすべての模試も感覚で解いているだけ。それでは模試の見直しをしたってなかなか伸びない。

高校の授業を意識した作りで学校の現代文授業を無駄にしない

村上先生が前書きで書いている通り、高校教科書の題材が使用されていたり、「定期テスト攻略ゼミ」という問題も収録。もちろん内容はばっちり入試対策になるんですがせっかくなんで、学校の現代文と入試は別という考えを捨て、また先生の板書丸暗記で乗りきるのをやめ、ちゃんとした読解、解法で定期テストもクリアしてもらいたいところ。(おかしな問題出してくる先生は知らんよ笑)

入試現代文の基礎が網羅されている

コンパクトな作りですが現代文の読解・解法として入試で実践可能な基本的で汎用性の高いものが網羅されています。

読解編と解法プロセス編がしっかり分かれているのも使いやすい(指導しやすい)ところ。

後の入試対策でもどこに戻ればよいか指示しやすいですしね。

解法プロセス編の選択肢の吟味のところもスタンスが同じで系統ごとに「ズレ」系とか「無関係」系とかの呼び名もほぼ一緒。この辺が読んどけで行けるのは大変助かります。

小説の読解法も秀逸

評論はもちろんですが小説読解編の充実度がいい感じ。これだけでセンター第2問余裕でいけます。(私のサポートがあればなおよし笑)一番感覚でやっちゃう小説ですが非常にわかりやすく読解法や解法プロセスが具体的に明示されています。

問題をみて何をすればいいか(どう頭を動かせばいいか)がわかりやすいので小説が苦手な人も自称小説ならできる人(こういう人が本番小説でぶっこける)に強くお勧めします。

☑ どういう使い方をすればよいのか

基本的にはしっかり左の解説ページを読み込んで右ページの演習を。実践問題はちょっと厳しいかなと思うものもありますが、別冊回答を読むだけでなくまた各テーマの解説ページに戻るようにやっていきましょう。

解説内容を実践しやすい構成

左に学ぶテーマと解説。右ページに演習問題というレイアウトが秀逸。また演習問題も解説ページで示した思考手順に応じた段階的な問題構成になっているので、解説ページで抑えるべきポイントが意識しやすいです。

自分勝手に解いても意味がないのでこの対応関係を意識して問題演習に取り組みたいところ。

欄外コーナーでボキャブラリーと文学史を

細かなことですがしっかりここに取り組ませたい。入試前にこんなところに時間を使いたくないですね。現代文の大きな枠組みを学びながらこのコーナーで入試でも必要になる知識をしっかり入れていきましょう。

現代語文法・敬語を扱っている

これはすごいなと。私は非常に現代語文法に力を入れています。SOILでもこれはもちろん継続。となると本来高校生で学ばなくてもよくなるのが理想です。しかし高校から入会する方、中学時にしっかりとした国語の受講をしなかった方の文法レベルは悲惨。

村上先生が前書きでおっしゃっている通りこれは高校古文への大きな弊害となります。また私は英語やそもそもこの現代文自体にも大きな影響を与える重要単元であると認識しているので、文法敬語だけで10単元も扱ってもらえているのは非常にポイントが高いです。

ということでやっぱり中学生から持たせたいなと( `ー´)ノ

中学生からこのテキストでバシバシ鍛えたら高校でしばらくは放置プレーできそうな気がするんですよね。(村上先生は中等部の国語はどうしていらっしゃるのか伺ってみたいところ。

※11月6日追記
とか言ってたら絶妙のタイミングで村上先生から「やさしい中学国語」発売決定のお知らせが(笑)

☑ どういう効果が期待できるか

※最初の注意書きの件があるのでちょいとタイトルの表現を変化しておきました(笑)

正直センターレベルは完成でしょう。SOILではこの1冊のあともう過去問演習入っていくかなと。あとは入試演習の中で入っていない部分はこの参考書に戻らせたり、足りないところは私が補えば事足りるかなと。

おそらく本当に汎用性が高くどんな問題でも通用する読解法と解法プロセスが提示されています。もしこれをやってもセンターレベルが解けないならば、間違いなくこの参考書では不十分ということではなく、書かれている内容が正しくインプットできていないか、またはそれを正しく使いこなせていないと考えた方が良いかなと。

とはいっても国語はアウトプットしながら正しい思考プロセスをトレースしていくのが一番です。解説読んだらすぐできる、なんてことは基本ないと考えましょうね。その辺数学と同じように勉強しましょう。

だからこそ模試や過去問演習、または実践演習系の問題集に入ったあと毎回この参考書にもどっては正しい思考プロセスの確認を行うことが何より重要かなと。そうすることでずれたままインストールされた知識が正しく上書きされていくと思います。

ということでこの問題集を1冊終わらせたら急に現代文が上がるというより、のちの実践演習のお供にすることで効果を発揮すると考えてはどうでしょうか。

やはりその辺が難しい現代文。SOILは私がいるので強いっすよ(笑)自習でつかっているのと私のチェックが入るのを同じにはしてほしくないなと。

ここで紹介する参考書は私の指導のもと使用すれば効果が3倍くらいにはなるものばかりです(これでも3倍は控えめですよ笑)

おっと、目標文字数2000字を大きくオーバーしてしまいました。このシリーズは長くならないように簡潔に書くことを心がけております(笑)3000字は今回だけにしたいところ( ..)φ

今日はこのへんで。

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