どうもそいる塾長です。
今回も一応書いておきます。
拙著をご利用いただくすべての方に事前に読んでいただきたいブログです。そいる塾長のブログは他の記事も必読なので必ず読もう!(同語反復)
そいる塾長のおすすめ英語の参考書 「英文法基礎10題ドリル」 https://t.co/StkVtPTLQ4
— 田中健一 (@TNK_KNCH) 2018年11月11日
「英文法基礎10題ドリル」(駿台文庫)
今回ご紹介するのは田中健一先生の「英文法基礎10題ドリル」
2018年3月27日に発売された生まれてまだ1年にも満たないこちらの問題集。もはや高校英文法の1冊目の定番中の定番教材の風格。
Twitterを見ても予備校だけでなく特に塾の先生を中心に非常に評価が高い一品かなと。
その中で私が特に印象深かったのが、「英文法を理解していない生徒に。なにネクステ周回なんてアホなことやらしとるねんボケ」というもの(あ、これ私の心の声だった。そんなガラの悪い人いません。)
英文法を理解するってどういうことなのかわからないまま受験が終わってしまう高校生って実は半分以上いるんじゃないのか説。(もっといるかな^^;)
そんな子がネクステ…。ネクステ3周しました後の模試見て絶望するわけですよ。
そんな子がうじゅじゃいる。
まぁまともに英文法を教えている先生が近隣の高校でも数えるほど。適当に解説して何目的なのかわからん学校専用教材解かせておしまい。せっかく買わせた分厚い総合系の参考書も開くことなく自宅で眠らせている状態。
もちろん高校までの英語教育がぐっちゃぐちゃってのは一番の原因だとは思いますがね。
そういった英文法の認識に対するカウンターパンチ的な1冊。
当然英文法って学んだあとも使うもんなんです。前提知識なんですよ。数学で言えば公式。公式暗記して数学の問題解けるなら数学の先生いらんがね。参考書もいらんがね。でもできんがね。
英文法も一緒やがね。
英文法を理解してほしいのです。でも学校で使用する教材やネクステじゃそれが伝わらん。もうわかっているなら大丈夫。安心してネクステやってください。
でもわかっている子ならネクステを何周も周回するなんてしませんよ。
もちろん文法には暗記せねばならんところはたくさんある。また文法問題特有の解き方もある程度学ばなければいけません。だから数をこなすのは大切です。
ですが間違えた問題に対して適切な姿勢をとれないのなら何問解いても無駄。何回解いても無駄。無駄無駄無駄。なんなら正解している問題にも価値がないかもしれない。だってその問題だけ解けるようにしたって無駄だから。
次のステージである構文、精読、長文解釈、英作文などへとつながる英文法でなければいけません。さらに言うと文法って英語特有の感覚も学べるんですよね。なんでこの構文でこの日本語訳になんの?的なやつ。そういう部分を早い段階で知ってほしいわけです。
その辺はSOILで学ぶ高校英語の醍醐味やと思っておりますのでクッソ力入れて指導しますので覚悟してください。
最初にそこへ向かう正しい姿勢・取り組み方(型)を作っておけば、それによりその後の英語との向き合い方が全く変わる。だから最初にしっかりサポートしてくれる問題集が必要。
それがこの「英文法基礎10題ドリル」だと思っております。
☑ どんな人におすすめなのか?
まずは全高1。というか英文法が…となっている高校生は全員ここから。高3なんで時間ないんでとかいうなら受験をあきらめなさいよと(笑)
もちろん小中から見ている子に関しては願わくば高1の段階でこの教材のお世話にならんように育てたいと思っとります。つまり先ほど書いた正しい姿勢を小中でしっかり作りたいところですね。
それでも高1生には自学自習ツールとして学校教材と並行して取り組んでほしいかなとは思います。
特に学校によってはこの教材の第1章該当部分をすっとばしてくださりやがりくさる学校の先生もいるので、ここだけは受験終了後の春休みに何としてもマスターしときたいなと。これだけで高校生活楽しめる気がする(笑)
ということでSOIL開校後、高校生は全員まずここからかな。入塾テストで「英文法基礎10題ドリル」を勝ち取る猛者は現れるでしょうか?現れてくれたらうれしいけども。
正直この教材の第1章がすべてやと思うんですよね。ここでちゃんと仕込めれば2章以降の取り組み方は確実に変わる。だから2章以降でおかしなことやっとる子は即1章へ。
「なにゆえに並び替え英作文なのか」をしっかり考えて取り組んでいきましょう。
☑ どういう使い方をすればいいのか
ということでSOIL生で持ち上がった子たちに関しては何も言うことはないのですが、最初はそういうわけにはいかんですからね。とりあえず文法が苦手という子は第1章をとにかくしっかりと。もちろんSOILでは私がサポートしながら取り組むので何も心配はいりませんが、この第1章。ちゃんと理解するのはなかなかしんどい。
しかしあまり文法を文法学者さんみたいに学ぶ必要はないです。こないだTwitterで前置詞句は主語になるならんで偉い先生方が喧々諤々やってたんやけれどもね。「ならん」でいいよ高校生は。
原理原則抑えるのが何より大事。だからこその例外やんと。これで英文法は全部暗記から解放されて3割暗記くらいになる。
しかしそれでも何も考えずただただ問題解いていくだけだとやっぱりちょいと心配。ドリル形式で非常にとりくみやすいし、例文がめっちゃおもしろい(Twitterで田中先生をフォローしているとさらにおもしろくなりますよ笑)のでサクサク進みます。しかし進めるだけではいかんのでね。
個別指導で使っていると担当講師の力量でかなり効果が違うなというのも少し感じたのでその辺はSOILとしての使い方はしっかり明確に打ち出そうと思っております。
☑ どんな効果が期待できるのか?
「英文法基礎10題ドリル」はいわゆる並び変え英作文のみの教材です。(一応例文の和訳問題が5題はありますが)
並び変え英作文なんて…みたいなこと言う方もお見かけしますが、私自身英文法を学ぶ際にこの並び変え英作文は非常に効果の出やすい勉強法だと考えていて現役時代もガチっと取り組んでました。
もちろん並び変え英作文の問題を解くためでなく、文構造をしっかり意識するため。これにより4択問題も全く違う着眼点を得られるようになります。これが私の言っている正しい姿勢。
ちなみに私は並び替え英作文を解く際には日本語を見ないように解きます。つまり並び替える語句を見るだけで極力英文を作り上げます。
これは私が実際にやっていたトレーニングで英文を英文のままとらえる練習をするためです。
英語には英語のルール、英語の感覚があります。日本語で英文をとらえてはいけないし、組み立ててもいけないと思うんですよね。
そこまで行くには結構大変な道のり。ですがその最初の一歩が大事なんですよね。そこをこの教材でやっていきたいところ。
とまぁ長々と書いてまいりましたが田中先生ご自身が使い方など書いてくださっているサイトがありますのでそちらを参考に。
今日はこのへんで。
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