進学塾ソイルができるまで(9)「塾をつくるもの」

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

やりたい塾の形態について色々書いてきましたが、結局どの形態をとっても一長一短はあるわけです。

今は夢を見ていますが実際のことを考えれば資金だってないですし、無名の新人として新たな地で塾を開くわけで現実的なところは考えていかなければいけない。

つまり最初は自分一人でできることから始めるしかないわけで…。

いやほんと不安だらけで吐き気がします(TдT)アアア

ということで今日も気を紛らわせるため元気よくブログを書きまーす!

 

塾をつくるものとは?

Twitterでこういう感じのツイートをいくつか拝見しまして、本当にそうだよなーと思うところがあったので自分でもちょいと整理してみようと。

小さな個人塾をやっていく上で、本当は形態やシステムなんかなくても良いのかもしれません。そのときそのときの状況に合わせて個別で教えたり集団で教えたり自習させたり…そうやってやっていくのが生徒にとって本当は一番良いのかもしれない。一人でやっていくわけでこちらとしては柔軟に変えられるわけです。

ですがそれだと商品としてどうやって売っていくのかという問題がある。というより不安。

こっちなんですよ。

最初に生徒さえ来てくれたらなんとかなる。でもチラシや料金なんかで中を見てもらう前に止まってしまわないかという不安。

だからといってキャッチーな宣伝文句と安売りで人を集めるのが塾にとってどんなに危険か。いや、そんなので集まるほど簡単じゃないですよね。

どのように自塾の、そして自分の価値を市場に伝えるか。自分しか商品がないわけですからそのへんしっかり考えないとと。

それに塾が軌道に乗ってきて生徒が増えたから今までみたいにはできませんとかなかなか言えませんしね。お金を頂いてやる以上、何にお金がかかっているのかわからないのはよろしくないなと。

つまり私が今考えている塾のシステムというのはそういった経営面でのお話。どうやったら自分のできることを正しく外へ伝えられるかということです。いやらしい話ですが塾へ生徒が来てくれないと、私がどんなに良い授業をしようが誰にも伝わらないわけで。

逆に言うとどんなにシステムを考えても塾が成功するかどうかは結局その塾をやる人次第

これが面白くてやってるわけなんでね。人の力で勝負できる。もちろん立地や設備、その他諸々の要件はありますよ。それでもこれを抜きに成功は考えられない。

まぁそっちは自信はあります。まだまだ未熟ではありますがその分、毎日生徒と接しながら成長する自信がある。

それに結局どんな生徒が来るかなんて蓋を開けてみないとわからないわけです。となるとこちらの思惑通りにはなかなかいかないわけで。とくに何のブランド力もない看板であればどんな偉そうな理念を掲げてみても中身は誰も知らない。

となると…

塾というものはやはりその”中”で講師と生徒が一緒に作っていくもの

…なのかなとも思うわけです。

だから今は自分ができることと、できないこと(やりたいことと、やりたくないこと)をしっかり見極め、市場のニーズを睨みながら外向きに見える形としてのシステムをつくっていきたいのです。

私が自分でどれだけ素晴らしい塾ですと教育理念をチラシやブログで謳ったとしてもそんなものが見ず知らずの保護者さんに伝わることはまずない。教育理念なんてものは、たとえやっている側はずっと芯に持っているものだとしても、外からみれば後から見えてくる(浮き出てくる)ものだと思うんです。口だけの理念なんざくそくらえですよ。

ではそんなものより先に保護者さんたちが目にするものは何か。それがシステムだと思うんです。指導形態だったり料金だったり…。だから今考えているシステムはあくまで経営上のもの。

塾のシステムをしっかり考えておこうというのはそういう意味。つまり形として出せるようにしておく部分をつくっておこうと。

 

事務…それは塾屋最大の敵

あと効率化、マニュアル化って意味でいうと事務。こればっかりは本当に苦手だし嫌いだし生徒のためにもならない時間なのでできる限りシステム化したい。

生徒が教室にいる時間に事務をしなくて済むように。かといって事務をするための残業ができる限り少なくて済むようにしていきたい。

特に完全に一人でやることになるとズブズブになってボロボロになりそうな予感がします。

とにかくこればっかりはどんな手を使ってでも保護者や生徒に迷惑かけないようにできる限り手抜きする。教育ICTの前に事務ICTを推し進めてほしい。色々便利なものはあるかもしれないのでこの辺はさらなる勉強が必要かなと。

とりあえず、あくまで「塾は人が創る」という考えは揺るがないです。

 

人材育成について

今考えているのは「SOILを地域で愛される確かな塾にしたい」ということだけ。いやらしい話、これは自分の生活の安定につながるわけです。

これがまずは最優先。これができないと生徒に何かをしてあげるなんて偉そうなことは言えない。何より事業として継続できない。

ですが同時にそれを実現するためにも塾へ来てくれた子たちのために全エネルギーを投入する。それこそが良い塾をつくるということだから。

で、その後の展開です。

いや、今そんな先のことまで考えなくても良いのですが、どうしたって教室の規模が大きくなってくれば人を雇う必要がでてきます(そんな風になりたいな…)

そもそも個別を併設するなら学生講師は最初から必要になるかもしれませんしね。

そのとき大切なのはシステムか、という問題。

確かにシステムがなくて塾長の思いつきでやっているとスタッフはたまったもんじゃない。逆にスタッフに塾の方針無視されて無茶苦茶されてもたまったもんじゃない。それは当然です。

だからといってマニュアルを作ってそのとおりにやってくれる人を雇うのか。

う~ん、これはやっぱり違うなと。あくまで「人が創る」と考える以上、その人の色が出てきてほしい。これは他店舗経営とか考えなくてもひとつの教室内でもいえること。

一人より二人、二人より三人。そうやって足し算、いや掛け算でパワーアップしていける塾をつくりたいなと。大阪の南の方でなんかそういう塾を見てしまったのでね。あれは強烈だった。

しかし同時にその大変さ、難しさも再認識したわけです。

でもやりたい。違った世界が見えるだろうなと。

そのためにやらないといけないのは「自分の理念をしっかりと共有してもらう」こと。

これがいかに難しいかは重々承知。自分に従わせるという意味ではない。あくまで同じ方向をみて走ってほしいという意味です。

う~ん、これが苦手なんですよね。

ですが、色々な塾の先生方とお会いするにつれ、これを苦手だと言っていてはいかんなと。

簡単なことではないけれど、ここができずして自分の成長はないとも思うんですよね。もう若手でもない年齢ですし苦手とかいってる場合じゃない。やるっきゃないんです。

ということでできることなら挑戦してみたい。

そのためにも共有してもらうべき理念をしっかり構築しなければいけないと思うのです。

そしてそれを塾でちゃんと実現する。口先だけの理念ではなくその場にくると実感できる塾長の理念。だからこそ共有可能となるんだろうなと。そのためのシステムであれば必要かなと。

「毎日朝礼で社訓を唱え続ける」みたいなのではなく。

そういう意味ではなくきっちりと全員が同じ方向を見るためのシステム。

そして同時にその人たちが働きやすい環境をつくるという意味でのシステムの構築も必要かと。

やりがい搾取になってもいけないですし、かといって働きやすさだけを目的にされたくもない。

まぁわがままなんですが、やはり一緒に働いていく以上楽しくないとね。そして何よりそれが生徒のためにならないと。そのためにできる限りのことはやってみようと。

そうしなければまず人が来ない。ここで働きたいって人が来てくれるような塾にするっていうのも目標のひとつ。

 

こんな精神論語ってないでそろそろ具体化して動いていかないといけないのですがね。

あああああ、という感じです(笑)

 

 

今日はこのへんで。

 

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