そいる塾長
どうも、そいる塾長です。
冬期講習が始まってしまいブログもろくに書けない毎日が続いております。ということで今日は短めの独り言。
朝塾へ来て、昼から部活へ向かう高校生
現在進学塾SOILは冬期講習中ということで午前9時半開校となっております。
中3・高3は何も言わなくても朝から来て午後10時まで毎日12時間近く勉強する生活です。
注)彼らにはやらされている感は一切ないです。そのためこれが嫌だな…と感じる生徒はSOILには向いてませんので悪しからず。
今日(12月23日)はまだ小・中学生が冬休みに入っていないため午前中は高3だけかな(ホッコリ)、なんて思っていたのですが、開校と同時に一番のりで教室へやって来たのは予想外の高1女子。いつも自習に来ている起き勉組(SOILにはほぼ毎日来るような生徒は置き勉が許されています)の彼女ですがさすがに朝から来るとは思っていませんでした。
いつもの部活のジャージ姿で昼までお勉強。昼休憩でご飯食べているときに聞いてみると、これから部活へ行くと。
部活のあと塾へ来るのは普通ですが、逆は結構珍しい。「偉いな~♪」なんて高3生と一緒に褒めていたのですが、聞いてみるとこれができるのにはちゃんと理由があったようです。
彼女のご家庭では親御さんが幼いころから平日は必ず6時に起床、休日でも7時に起床というルールを徹底していらっしゃるとのこと。体調が悪い時でもなければ毎朝たたき起こされるとのこと。なので彼女は朝10時とかまで寝たことがないとか…。
これって子どもからするとスパルタだな~^^;なんて思うかもしれませんが、親の立場からすると、逆にこれをずっと毎日継続して子どもを起こし続けるのは起こされる方より絶対大変です^^;
だって子どもはそう簡単に朝起きないですからね…我が家でも朝は戦場です。そもそも私が起きないですから^^;
毎日想像を絶する闘いだったのではないかと想像してしまいます(自分を見てそう思うわけです^^;)
しかし、そのおかげで彼女は周りの高校生が冬休みにダラダラ過ごしている間も、しっかり時間を有効活用できるわけです。
そう彼女は言います。
そうです。苦しかったらダメなんですよね。苦しかったら絶対に早起きしても塾へは来ない。
しかし彼女はもう早起きが「習慣化」しているので、それが当たり前のレベルでできる。そこに力を入れる必要がない。ここがポイントです。
「それってすごい財産だよ」って私が言うと、「確かに時間は有効活用できるようになったかな」と彼女。これが朝来て昼から部活に行こうという考え方につながるわけですね。
しかしこれはあくまで親御さんのおかげ。もちろんそれをちゃんと続けた本人もめちゃめちゃ偉いのですが、こんな素敵な能力をプレゼントを子どもに与えられたことは心からすごいと思います。
…感服です。
勉強でも同じ。
計算が苦しいようでは算数や数学の力はつきません。呼吸するように当たり前に計算ができるようになって初めて次の思考ができるようになります。
漢字の意味がわからず文章を読むのが辛いようでは国語の力はつきません。呼吸するように当たり前に日本語が読めて初めて難解な文章の読解ができるようになります。
英文法や英単語でいちいち詰まっていては英語の力はつきません。呼吸するように当たり前に英文の構造がとれてはじめて速読やリスニングができるようになります。
しかし、どれもこれも最初にしんどい思いはしなければいけません。
計算練習、漢字の書き取り練習、英単語の暗記に英文法の理解…。どれもしんどい。そもそも楽しくない^^;
しかしそのしんどくてなが~いトンネルを潜り抜けた先にこそ「呼吸するレベル」で「当たり前」にできるという「習慣化」が待っています。そこさえ抜ければもうしんどくはないのです。
ここまで来たら無双できますよw
ところがほとんどの人はこの最初の「トンネル」で挫折する。中にはトンネルの中に入る前に「無理!」って言ってあきらめる人も…。
まさに「良薬は口に苦し」といったところでしょうか。
そういう意味で今回の彼女の件については、それ習慣化できるようになるまでには本人と、そしてなにより親御さんのとんでもない努力があったのだろうなと塾講師として、そして一人の親として感服した次第です。
ちなみに彼女、こないだの定期テストでは数学がコース内トップをとってきてました。勉強面でも「良薬は口に苦し」を今SOILでやっているわけですが、「苦くてもよく効く」ということを経験から理解している子は強いですね。
時間は財産
話を戻しますが、「早起き」って本当に優れたスキルです。
なお夜型だろうが朝型だろうが勉強時間が同じならそう効果は変わらないというのが私の考え。
しかし、夜型の人って結構学校の授業や塾の自習室で居眠りしてたりするんですよね。これではもったいない。自宅での勉強時間が同じでもその他のところで差がついていたらダメですよね。
つまり時間を有効活用できていないということです
あと言うまでもないですが健康面では圧倒的に朝型の勝利でしょうね。朝型というより規則正しい生活リズムか。だって学校があってもなくても一定のリズムなので体調が狂うことがない。
そしてあえて言うなら、例えば入試本番は午前だということ。私は夜型の生徒に対しては入試が近づくと朝型に矯正します。冬期講習で朝から開けるのもそれは目的の一つです。午前中に最高のパフォーマンスができるようにしなければ「いつもと同じ」結果は出ません。
学校の授業中寝ている子は、その眠くて仕方ない時間に入試を受けなければならないということですからね。緊張から寝なくても能の状態は…、これでは非常にまずいのです。
話がそれました。今回一番お話ししたいのは「時間の有効活用」について朝方の方がメリットがでかいということ。
彼女のように朝塾来て勉強。昼から学校へ向かい部活。こんなことができる彼女こそ「文武両道」の名にふさわしい。
だらだら昼前まで寝て、昼ごはんまでぼーっとし、昼から部活へ、夕方ヘトヘトになってしまい帰宅して寝る。起きたら体がだるくてゴロゴロしながらスマホ触っていたら日が変わっている…
こんな子が勝てるわけない。
学生にとって時間は財産です。お金は必要ない。自分に投資するお金は親が出してくれますからね。必要なお金は欲求を満たすためのもの。そんなお金よりも時間の方が大切。
は今しかない本当に限られたものだから。借金のように借りてくることもできないし、貯金のようにためることもできない。無くなったらおしまい。
もちろん家計を支えるためにお金が必要で時間を投資してアルバイトをしてお金を稼いでいる子もいるでしょう。必要があるなら当然するべきです。
しかしそんな必要がないならお金のために時間を投資するのは本当にもったいないなと思います。アルバイトは社会経験のため…なんて言われますが、高校生ができるアルバイトで「経験」できることなら数年後、大学に入ったら誰でもやるのではないですか?
そもそもお金を投資する意味とは。それは大きなリターンを得るためです。もちろんリターンが返ってこないリスクはありますけどね。
しかし大きなリターンを得るためには投資しないと始まらない。
もちろん学生には投資するお金なんてない。だから時間を投資するのです。どこに投資するか。それは当然自分です。だって一番リターンが大きいから。それが勉強時間とは限らないのは言うまでもなく。
つまらないものに時間を投資していませんか?お金も時間もつまらないものに投資する(=リターンが意味のないもの)というのを浪費と呼びます。
大金持ちならお金を浪費したっていいですよ。しかし明日ご飯を食べるお金がないのにゲームに課金している場合じゃないですよね。そしてお金と違って時間は誰にも有限で平等。
あとおかしな時間の使い方をしていないかも見直すべきですね。何も頭に入ってきていない勉強時間とか。
本来30分で終わることをダラダラ3時間もかけてやっていればそりゃ時間なんていくらあっても足りないですよ。これも無駄な時間の”浪費”のひとつですが、本人はその時間”頑張って”勉強していると思っているからとっても厄介。
だから「勉強した分休まないと!」とか「ストレスを発散する時間も必要だ!」なんて考えるわけで、そうなってくると本当に時間なんてどんどん溶けてなくなっていきます。
そして決まって言うセリフがこれ
高校生
・
・・
・・・
時間がない、忙しい、なんて中高生が言ってはいけない。
私にこれを言うなら、まずスマホのスクリーンタイムを見せてから言いなさいとwww
あなたが時間を浪費しているだけ。時間はみんな平等。それでもいい成績とって、部活もして、ゲームもして、友達と遊びたいなら、自分で時間を”つくる”しかない。それができている人を”才能”とかっていうわけのわからない理由つけて逃げなさんな。
と言っても時間は増やせないので、何かを削るしかないわけです。それには”浪費”している時間を削るしかない。
たしかにボケ―っとする時間も必要です。しかし一日でいったいどれだけボケーっとしているか一度ストップウォッチで測ってみたらどうでしょうか。そしてその時間は”今”本当に必要な時間なのか考えてみましょう。
中高生で忙しいと言っているそこのあなた、毎日習い事ぎっしりの小学生に本気で笑われるぞw
時間は財産です。
上手く投資して最大のリターンを狙ってほしいなと思います。
早起きの習慣化、有効な時間の活用、これって学生にとって最高レベルのスキルだと思うのです。
さて冬期講習頑張ってきます♪
今日はこのへんで。
追記:この高1女子、午後6時に部活を終え再び「ただいま」と言いながら塾へ戻ってまいりました。
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