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【質問ができないあなたへ】「質問」のクオリティをあげて「できる子」に!

そいる塾長の種まき勉強法
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

今日は学校や塾で勉強するうえで大切な”技能”である「質問」のクオリティをあげるポイントを。勉強法にもつながる大切なお話です。上手に質問できるようになって「一を聞いて十を知る」的できる子を目指しましょう!

質問が苦手な人

質問が苦手といっても色々なタイプがあるのです。

内気な子? or 面倒臭がりな子?

うちの子内気だからなかなか質問とかできなくて…

というのはよく入会面談で伺うお話。

私はそのためにも塾の場の力を重視しますし生徒とのコミュニケーションも最大化できるよう頑張っているわけです。しかし今日はそっちのお話ではありません。

経験上ほとんどの場合、質問できない原因は他にあると思っています。

質問する必要性を感じていない
これが勉強ができない子に一番感じること。
面倒くさい、というのもあるかもしれません。「わからない」というと先生の解説が始まり、それを理解しないといけなくなる。なんならこれやれ、あれやれと言われるかもしれない。
そういう勉強における負荷を徹底的に避けようとする子がいるのは残念ながら事実です。
問題演習をさけ、ひたすらノートまとめに走ったり、手を動かさず眺める勉強に終始しようとする子に多い傾向。勉強している風にしたがる子ですね。頑張っているのに伸びない子、に一定数紛れています。
この辺の詳しいお話はこちらで。
https://soil19.com/checkyoureffort
内気だろうが、面倒くさがりだろうが、性格上の問題は難しい。前者は関係性を気づけば問題ありませんしうちのような塾では問題ないでしょう。
問題は後者。こればかりはよく言う「やる気がない」状態と同じです。ただ周囲からはやっている風に見えちゃう。なんなら本人も”ちゃんと”やっていると勘違いしている場合もあるからたちが悪い^^;
勉強への意識という”中身”からしっかり意識改革していく必要があるという意味では次の「勉強ができない子」のパターンと同じように対処していきます。

勉強が苦手な人は質問ができない

これは真だと思います。

自分が何が分からないか分からないので、何を質問したらいいのか分からないわけです。

その自覚があるならまだいいのですが、上で書いたように自分が分かっていないものを分かっていると勘違いしている子も。

例えば問題演習後、真っ赤に染まるノート。

大量に間違えた問題全ての正解を解答を見ながら赤字でノートに写すわけですが、この状態で「分からないところは?」と聞いても…

生徒
生徒

大丈夫です!

とか答えちゃうわけです。そんなわけないやんと。

この場合「質問をするのが面倒」という子やこんなにたくさん聞けない…、なんて子がほとんどですが、それでも一定数おかしな認識を持つ子がいるのも事実。

正解が分かる=理解した

こういう変な感覚です。

現にトップ校の高校生であってもそういう感覚の子はいて、そういう子の質問は必ずと言っても「答え」を求める。

途中の解説は聞いていないんじゃないかというほど興味なさそうにする子も。

JK
生徒

で、結局どうすればいいんですか?

こんな感じ。

これは質問の技術がどうのこうのという前に、普段の学習姿勢にかなり問題があります。授業を受けていても、参考書を読んでいても、答えを求めるだけなら一生答えは出せないということに気が付いてほしい。

大切なのは答えではなく、どうやって答えまでたどり着くか

それでは結局問題丸暗記か、解法丸暗記という方法でしか勉強できないことになる。それで通用するテストなんてたかが知れています。

ということでまずはこの質問の仕方を修正していくことで勉強へのおかしな態度を矯正していきたいと考えるのです。

では、質問で何を聞いたらいいか分からないのならどうすればいいか。

質問ができない人のための質問テクニック

生徒
生徒

ここのページ全部わかりませ~ん^^;

はい、一番やってはいけない質問ですね。(特に集団個別式の学習塾でこれやられると参ってしまう^^;

しかし、最初はこれしかない。だって自分で「何が分からないか」が分からないわけですから。

ですので、質問が苦手な人にぜひ実践してほしいテクニックはこれ↓

間違えた問題を全部見てもらう

これなら内気な子でも問題ありません。だって間違えた問題を見せるだけなので会話不要(笑)

なお、間違えたものを見せるのが恥ずかしいという子は内気とかいう問題ではないですからね。

そういう人はぜひこちらの記事をお読みください。

もちろん、何を質問したらいいか分からない人でもこれなら大丈夫ですね。

なんなら先生にそういうルールにしてもらって最初は強制的に見せる状況をつくるのがいいですね。

なお私は質問をしてこない生徒に関しては、勝手にこちらから間違えたものを見せてもらい向こうが求めようが求めまいが解説を始めます。

まずはそこから。

高3だって最初はこれ。英文法の4択問題をとりあえず間違えた問題を全て持ってこさせて突っ込んでいく。そうすると自分で解答を見て理解した(つもりになっていた)箇所も全然理解していないことが分かるし、どのような着眼点を持ち、どのような文法知識を駆使して解けばいいかが見えてくる。

問題の解説というより、その科目の勉強法や向き合い方を矯正するために解説する。

当然問題に関しても生徒が何を分かっていないのか分からせる。(そして黙ってやり過ごそうとしても無駄だと思い知らせる笑

これを繰り返していくことで生徒が自分で処理できないところを自分から質問してくるようになります。もちろんそのたびに自分で理解した(つもりになっている)箇所のチェックと新たな視点を与える。

自分で勉強する際の意識の部分に焦点を当てるように指導すると、自分の理解について客観視できるようになる。メタ認知できると言ってもいいでしょうか。

これは勉強するうえでめちぇめちゃ大切なことです。

「答えを教えて欲しい」は質問じゃない

なのでもちろん「答えを教えてください」という質問には答えない。

「この単語の意味は何ですか?」なんてもちろん却下。辞書で調べなさいと。

それは質問して楽したいだけ。いや、私なら辞書で調べた方が速いわ^^;と思えるくらいにその単語について何が必要かクドクド教えます。ただし肝心の意味は教えない。

例えば「なんて読むの?」とか。

こういうレベルの子に安易に「自分で調べなさい」というと、辞書で知りたい意味だけ探しちゃうんですよね。答えを埋めるために辞書を引く。教科書を読むときも同じ。これでは解答を写しているのと変わらないんです。

辞書で見るべきところはどこか、教科書をどのように読めばいいか、それを理解するまでは補助が必要。その補助こそ「質問」で鍛えるべきなのです。

だからこそ質問に答える側には授業とはまた別の力量が問われることになります。

質問するときに質問で返してくれる先生はいい先生

質問するときは分からない問題や内容があるとき。

それを分かりやすく解説してくれる。

もちろんそれは大切なことです。しかし「分かりやすい」とはどういうことなのかには注意が必要です。

「わかりやすい」=「答えが分かった」になっていないか注意しましょう

大切なのは解説を聞いて、次その問題にであったときに解けるのか、もっというと同じような問題(類題や応用問題)でも解けるのか。

よく勉強できる子が「1を聞いて10を知る」みたいに言われるのがこれ。その問題の解き方だけが分かった、「つまり1を聞いて1を知る」ならそれは答えを聞いたのと同じ。

あくまで生徒自身が考えて答えを出せるように導く。そしてさらに言えばその解説から生徒が一般化できるように指導する。

これが非常に難しいんですがね^^;

生徒が答えを求めている場合、こういう先生は「分かりにくい」先生と思われるかもしれない。

「教えない指導」と呼ばれる指導法がこれなのですが、世間ではまだまだ「教えてもらえないないならお金を払う価値がない」なんて思われがちです。

しかし、「分かりやすい授業」や「面倒見の良さ」が必ずしも生徒の実力を伸ばすことにつながるわけではないのです。それが「分かった気」にだけさせている可能性を考えなくてはいけません。

だからこそ質問に対しての指導の基本は「質問」。

生徒の質問に質問で答えることで、生徒が自分で頭を動かすことができる。そしてそこで何がでてくるかによって教える側が次の質問を考える。だから「答え」ないのが重要です。


例えば高校数学最初の壁である、二次関数の場合分け。

どうやって場合分けするかが分からないというのはよくある質問。

しかしここで質問するのであれば、大切なのは「どうやって場合分けするか」よりも、それを「どう考えたら思いつくのか」です。

質問した後やっぱりグラフを書いていない子は確実にそれがわかっていない。場合分けは3つですか?5つですか?なんて聞いてくる子は100%それ^^;

結局どうやって場合分けしたか、にのみ意識が向いていて、その結果(答え)しか頭に残っていません。それでは次の問題は解けないのです。

だからこそ、ここで”分かっている”先生は解説で最初から場合分けをしない。最初にすべきことは「グラフは書いた?」という質問。

あくまで自分で場合分けができるようにしないといけない。そのために必要なのは講師が生徒に場合分けした解答を見せることではない。

グラフを書けば分かること。次にどう書くか、そしてそれをどう見るかということ。できればそれに自分で気が付かせたい。

もちろんそれを指導する側が一旦見せる中で学ばせるという指導法もあります。それが授業。

ですが、質問対応は授業とは違う。何に引っかかっているかを自分で気が付かせる指導こそが質問対応のあるべき姿。質問対応は授業とはまた別の能力を伸ばすためにあるのです。

だからこそ、生徒も指導する側も授業とはまた別の感覚で「質問」を使いこなさなくてはいけません。

質問をした後は自分で同じ質問に答えられるようにする

ということで、質問の重要性はご理解いただけたかと思いますが、最後に一つ質問した後に必ずやってほしいことを。

教えてもらったことをちゃんと消化して自分の思考でアウトプットする

先ほどから書いているように、質問は答えを教えてもらうためではなく、そこへたどり着くための方法を知るためにやっているわけです。そしてその問題だけが解けるためにするのではなく、類題や応用問題にまで対応できるようにしなければいけない。

となると自分の思考を通じて一般化していかなければいけません。それができないなら答えを聞いたのと同じ。

なぜそこでその式が出てくるのか。問題を見たときに最初に何を見てどう考えるべきなのか。そういったことをちゃんと言語化してみましょう。

具体的にはメモを取ったりノートにまとめるということです。同じ質問を友達からされたときに自分がしてもらったような解説ができるのか、という視点を持つことが重要。

再現性ですね。といってもわざわざ友達に教える必要はなく、そういう視点でセルフティーチングしてみるといいでしょう。

絶対やってはいけないのがその場だけ乗り切るために質問するということ。

質問に答えてもらうとなんだかとっても「わかった気」になります。それが本当に答えが分かっただけなのかどうかはこういった工程を経ることで明確になります。

これはもちろん質問だけでなく、授業や普段問題集を解いたり教科書を読んだりしているときも同じ。ただ特に質問に関しては「他力」によって余計にそう思わされがちです。

だからこそ質問したら、解説はできるだけ必要最小限の解説に留めてもらい続きは自分で考える、というような姿勢でいるといいでしょう。

生徒
生徒

ピピ―っ!先生ストップ!そこからは自分でやってみます!

こんな感じ(笑)

このように上手く質問できる力を身に着けて、「わかる」でおわらず「できる」力を鍛えていってくださいね。

今日はこのへんで。

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