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【円高・円安が苦手な中学生のために】ドラクエで考える為替の基本

中学生の勉強法
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

中3生の公民分野の学習が進み、進度が速い子ならもう経済に突入です。ここで必ず円安・円高の質問攻めにあうのでちょいと先回りしてブログで書いておきます。あくまで中学生でこういうのが苦手な子向けの解説です。予めご了承くださいね。

円高・円安は苦手な子が多い

問題:1$=100円だったのが1$=90円になったよ。さてこれは円安?円高?

嫌いな子が多いですよね。

答えは円高なのですが、どうしても100円→90円という数字の見かけ部分にだけ目が行ってしまい、「円安」と答えてしまう子が多い。

しかしこれはいずれも1$を基準にした交換比率。だから「1$=100円だったのが1$=90円になった」とすれば円の対$の相対価値は上昇しているので円高

なんて言っても理解できるわけなく・・・^^;

かといって丸暗記でやってしまうのはやめてほしい。この辺は原理を踏まえて用語の意味をちゃんと理解して欲しい。これぞ公民分野の勉強法ですからね。

ということで私が普段この単元を指導する際にたとえ話に使っているものをご紹介しますね。

ドラクエで円高・円安攻略

欲しいな…、違う!そういう話ではない。
「円高」=「円の価値が高い」
「円安」=「円の価値が低い」
この意味をしっかり理解しましょうというお話です。
ですがこれが分かりにくいのでドラクエ風に考えてみるわけですね。
生徒
生徒

先生~、私ドラクエとか知りませ~ん

・・・
・・・
・・・
はい、気にせず強靭なメンタルで解説を続行しますよ~。

勇者エン VS 魔王ドル

さて本題!と行きたいところですが一応…
ドラクエのバトルシステム
(一応まずはドラクエのシステムから解説しときます…orz)
ドラクエは「たたかう」というコマンドを使用して敵に攻撃しダメージを与えます。
簡単に言えばこれを何回繰り返して敵の体力を0にするかというのがドラクエのバトルのシステムですね。これをふまえて以後お読みください。
ドラクエで勇者エン魔王ドル($)という敵と戦うとしましょう。
勇者エン(¥)は初めて戦ったとき、100回攻撃したら倒せた、としましょう。
2回目に魔王ドル($)と戦ったときは90回攻撃したら倒せた。、としましょう。
さて勇者は2回目で強くなった?弱くなった?
これで強くなったとわかるならドラクエのレベルアップを理解したと言っていいでしょう(笑)
そうです。ドラクエは戦いを経験するたびに経験値というのが溜まり、それが一定数を超えるとレベルアップというのが起きます。つまりレベルが高くなる。
レベルが高くなる=どんどん強くなる。
LV.1だとスライムですら1回の攻撃では倒せないわけですが、どんどんレベルアップすると一回攻撃するだけで大抵の敵は一撃で仕留められるようになります。
つまり「たたかう」の回数が少ないというのは勇者が強いということなんですね。
もちろんボスキャラになると一撃というわけにはいきません。
もちろん敵も攻撃してきますし他にもMPなど色んな要素があり、戦いが長引けば負けてしまいます。ということで敵を少ない攻撃回数で倒せるというのは勇者が強くなった証拠です。
(ドラクエのシステム解説はこのへんにして
勇者エンのレベルが高くなる(強くなる) → 円の価値が高くなる → 円高
てな感じで理解できるかなと。
ふざけて解説しているようですが、実際、貨幣価値が上がるというのは貨幣価値が強くなるということ。
だってアメリカで1$で売っている「ガリガリ君」をこないだまで100円出さないと買えなかったのに、2回目行ったときは90円で買えちゃうわけです。何この会員特別セールみたいなVIP感。これこそ今あなたが持っている100円玉の価値がパワーアップしたことに他ならないわけですよ。
ま、このへんがわからないとそこからの発展も理解できないんでかなり重要です。

海外旅行するなら円安・円高?

円高は勇者エンが強い、円安は勇者エンが弱い、ということでしたね。
さて日本人がアメリカに海外旅行に行くことを考えると、これはつまり魔王ドルとの戦いに挑むことになります。だってアメリカではドルに交換しないといけないここで魔王ドルVS勇者エンの戦いが起きるわけです。
あなたの持っている勇者エンが強いときに行く?それとも弱いときに行く?
そりゃ強いときに行った方がいいですよね。
だってより少ない攻撃回数で勝てるわけです。100回攻撃するより90回で倒せるほうがいい。
これを上の例題の内容で言い換えるとつまり1$を手に入れるのに100円もかかるときよりも、90円で手に入るときの方がお得ですよね。
逆に海外の人(ドルを持っている人)は魔王側。勇者エンを倒さないといけない。となるとその逆が有利、と考えればいい。つまりドルが強いとき(円安)時に日本に来た方がお得ということですね。
日本人が海外旅行に行く   :円高が有利
海外の人が日本へ旅行に来る :円安が有利
買い物をする側の貨幣が強いとお得感があるということですね。

輸出と輸入、円高円安どっちがいいの?

では輸出入ならどうか。
これは実は海外旅行と同じように考えます。
結局は誰が買うのかということ
先ほど書いた「買い物をする側の貨幣が強いとお得感があるということですね。」
ポイントはここだけ。
例えば日本からアメリカに自動車を輸出するとすれば買うのはアメリカ人。
アメリカ人はドルを持っている。つまり魔王ドル側。つまりドルが強いとき(つまり勇者エンが弱いとき=円安)に買った方がお得。つまり輸出した日本製品を買いやすい(お得感がある)状態になるということです。アメリカでは日本製品は実質値下げ状態になりますね。だから日本が輸出するなら円安のときが有利ということ。
逆に日本がアメリカ製品を輸入するときは買うのは日本人。つまり使うのは勇者エン。円が強いときに買った方がお得。今まで1000円だった商品が900円になったらそりゃお得ですよね。だから日本が輸入するなら円高の時が有利ということ。
つまり
輸出:円安が有利
輸入:円高が有利
となるわけですね。

こういうのをややこしいことは考えず、丸暗記で逃げたくなる気持ちはよく分かります。

「見かけが安くなっていたら逆に円高」

みたいな教え方をする人もいますし、そうやって勉強している子も多いとは思います。

たしかに京都の公立入試レベルではそれでも乗り越え得られてしまうの可能性はあります。

しかし高校で政経を勉強したり、入試の難関校の思考問題でここを扱われると沈没します。

今回はドラクエに例えて茶化していますが、それでも「円の価値が上がる・下がる」とはどういう状態なのかという理解は必須だと考えています。

貨幣価値が上がるという感覚を、ドラクエの勇者がレベルアップしてより少ない攻撃回数で魔王を倒す=強くなる、といった感じで理解してもらえればと思い書いてみました。

なおSOILでは中学生であってもなぜ為替変動が起きるのか基礎的なところまでは教えています。

理解を伴う暗記を心がけてほしいのは地理も歴史も公民も関係ないですからね。

こちらにSOILの社会科への考え方が書いてあります。

中3生は頑張りましょう。

以上ドラクエの解説…ではなく為替の基礎的な解説でした。参考まで。

今日はこのへんで。

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