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【これが社会の勉強法】「理解を伴う暗記」で社会は楽しくなる

そいる塾長の種まき勉強法
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

社会が苦手、暗記が超苦手な高3生が勉強法と意識を変えたら”暗記”ができるようになってきただけでなく楽しくなってきちゃったお話を。
※最初に中学生の方向けに社会の勉強ポイントをまとめてあります。中学生の方はそこだけでも読んでくださいね^^;
 

社会の暗記が苦手な方へ

社会が苦手な人って暗記が苦手な人というイメージがありますね。もちろんこれは間違いとは言えません。しかしその「暗記力」というものが脳の能力だけのものという考えでは一向に”暗記”はできないと思います。

中学の頃からずっと暗記が苦手、そして社会が苦手科目だったSOILの高校3年生のAさんが受験勉強をする上で今まさにその”暗記力”を身につけようと奮闘中。

ともにSOILに通う社会が得意な友人の一人の勉強している姿を見ることで、ここにきて暗記力なるものの正体に気が付きかけています。

さて”暗記力”の正体とは?

それを意識せずに勉強すると終わった後何も残っていないという悲惨なことになりかねません。時間は戻せない受験勉強。最初にしっかり正しい勉強法を意識していきましょうね。

ということで最初に基本的な社会の勉強法だけ書いておきます。

今日はそこからどうやって発展させていくかのお話。そっちがメインです。

勉強法① 教科書や参考書をしっかり読む

単語・用語ではなく文章で社会は学びましょう。文脈こそが用語よりも大切だったりします。

もちろん図説なんかにも目を通すといいのですが、重要なのはここで覚えようとしないこと。とにかくちゃんと読むことだけを心掛ける。国語の問題を解くときのように。

勉強法② 暗記しようとせず早速問題演習でアウトプットする

ノートにまとめるという行為は実は勉強が苦手な人がやっても無駄です。まとめる力がないのと頭は動かさず写経になる危険性が大。なのでノートまとめはかなりの上級者向けです。

あと高校でノートまとめしようとすると死にます。分量が多すぎて。

ですのでやるとしても頭がこんがらがるようなややこしいところだけまとめるといいですね。その辺の区別ができず教科書の最初からまとめちゃうような子は絶対にやらない方がいいですよ。

で、何をやるかというと問題演習です。本来テストの問題は偉い先生が生徒が理解しているかを確認するために作ったものです。ですのでそれに答えていくのはもっとも簡単に理解すべきポイントがわかるし、自分が教科書を読んで理解できた部分と理解できていない部分が仕分けできる。

自分で覚えたかどうか、理解したかどうかを判断できるのもこれまた勉強上級者だけ。しかも達人クラス。ですので問題に教えてもらえばいい。問題解いて答え合わせするとその問題さんが「今君はこの辺りかいしてないよ~♪」と優しく語りかけてくれます。

ということでインプットに時間は書けず即アウトプットへ。

勉強法③ おぼえるまで繰り返す

テキストn周というと繰り返すことを目的にしちゃう子がいたりするのですが、そうではなく、ただできなかったところができるようになるまで繰り返すことが大切です。

人間時間が経てば忘れます。しかし繰り返し覚えなおすことで、忘れにくくなります。だからこそ反復は絶対条件。

中学生の社会だと私はテキストに解答を書き込ませたい人です。なぜなら解答欄が右端によっているため、手で隠せば何度でも解きなおしが可能。もっと言えばいちいちノートに解答を書かなくても手で隠して口(頭の中でもOK)で言えば漢字で書けるかどうかは別にして覚えているかどうか自分でテストできる。

ここでも「おぼえないと!」と思わずに「そのうちおぼえるだろう」くらいの気持ちで繰り返しましょう。いつまでもその用語を書いたり見つめたりしているくらいなら繰り返すスピードを上げた方がいい。

※ただその用語について理解ができていないときは一旦教科書に戻る、またはSOILの場合は質問するというのが必要になります。

勉強法④ 自分でテストする

勉強できない子がもっともできない、またはしたがらないのがこれ。

できる子は当たり前のようにする。というかせずにはいられない。おぼえているかどうかが気になるからです。

で、できなかったら①にもどればいい。ということです。


中学生の社会の勉強法は基本こんな感じなのですが、今日は形式面ではなくもう少し頭のなかのお話をしようと思っています。

これだけでは定期テストだけできるマンの完成です。これで定期テスト80点や90点は行きます。しかしもう一つ先へ行くための指導をしたい。

つまりどう”暗記”するか。どうやって暗記するかという方法の話ではなく、頭に入れる知識の形の方。頭のなかの動きについてのお話。

そこを考えないと上のやり方では高校で通用しなくなる危険性が大です。

暗記力の正体

ここからは巷でよく言われる「暗記力」の正体について探っていくわけですが、よく見かける「右脳」トレーニング系のお話ではありません。なんでも「右脳は鍛えられない」という論文も発表されたそうですが、いわゆる一瞬で多くのものを暗記してしまえるような”暗記力”を鍛えるお話ではありません。

そんな暗記法がなくても大学入試の勉強では困らないための”暗記力”のお話です。

だって今まで東大京大医学部にスッと合格していった人たちの中でそういう能力を持った人などいなかった。あればいいなと私も憧れたりはしましたが、そんなものよりもなくてはならない暗記力というものが勉強にはあるのです。

そっちはなければ確実に勉強ができなくなってしまうのでね。

その辺をAさんとBさんの勉強法の違いを見ながらお話ししましょう。

Aさんの場合

Aさん曰く「どんなにやってもテストになると出てこない」「すぐに忘れる」

これは大学入試の社会科では致命的。

あとセンターのような問題形式(文章で正誤を尋ねられる)が苦手。

どうやって勉強しているかというと参考書で通読、一問一答でアウトプット。答えられない単語をおぼえるというもの。

よくある勉強法です。

ですがこれではAさんは暗記できない。つまり社会の点数は伸びないというわけです。

Aさんは一応中学では数学が学年トップをとるほどの子。勉強時間が少ないわけでもないし、集中力がないのでもない。そして高校入試では社会の点数は良かった。

つまり上の基本的な勉強法はできているのです。となると…

ずばり勉強のやり方が悪いのではなくやっている途中の頭の動かし方が悪い。

Aさんがやっているのは参考書をしっかり読み込み、ひたすらテストで尋ねられそうな用語をおぼえ(おぼえようと努力)、問題集で確認。そのうえで答えられなかった問題を繰り返しておぼえるというもの。

つまり上で示した中学校の正しい勉強法のような形式面はしっかりできています。

しかしこの方法ではよほど力のある子でないと高校の社会の得点を挙げるのは困難ということなのです。

 

Bさんの場合

Bさんは社会科が得意。すでに5月の模試でも日本史で高い偏差値を出しています。決して歴史オタクとかそういうわけではないですが、ただ社会が好きな生徒。

Bさんの勉強法は?というと教科書と学校の先生のプリント(学校の先生の授業がとても分かりやすいらしい)を読み、その後問題集でアウトプット。

ただAさんとの一番大きな違いは、何をしているときも気になったことを調べるということ。

使うのはあるときは参考書や用語集、そしてあるときはスマホ。あともちろんSOILで質問。

スマホは勉強における最強の武器

スマホってできる子が使うと最強の勉強道具ですね。できない子が使うと最悪ですが^^;

もちろんネットの情報は気をつけなければいけませんが知りたい情報にダイレクトにたどり着ける。

こんなことをスタプラに(笑)

ですがこういうのすごく大事だと思います。

私が受験生だった時代はネットがここまで使えたわけではなかったので、深く調べようにも本でしか探せなかった。それも大切なことですが調べられる本にも限界がありますし、なにより膨大な時間がかかる。

例えば私は人物名をおぼえるのには顔を知っている方が覚えやすいのでできる限り近現代では顔写真を見たかったのですが今なら検索すればすぐ出てくる。

なんならカリスマ予備校講師の先生がツイートしてくれる(笑)

凄いですよね~。ちょっとスタプラに書いたら学びエイドでお世話になっているカリスマ先生がこんなことをしてくれる時代なんですよ…(#^^#)

おかげでイケメン新見正興は一生忘れないでしょう(笑)

相澤先生いつもありがとうございます!<m(__)m>

ちなみ私はにこの勉強法にゲームの「三国志」をやっていたおかげで気が付きました(笑)

このゲームだと(偏見に満ちた)人物のイラストや能力値などでその人物像を推測できるんですよね。こういう周辺情報(ゲームなので事実とは異なりますが^^;)は暗記に役立ちます(笑)

もちろんその後小説を読んで実際にゲームのキャラが登場することでさらに覚えられます。

暗記しても受験には役立ちません。

ですが大切なことを知ることができます。

自然と覚えてしまうという感覚を知ることができた

私が日本史や世界史の暗記をする際、人物の似顔絵(完全に偏見)を書いてました。その人物のやったことなどからキャラ付けをするんです。怖そうな人、優しそうな人、強そうな人、せこそうな人(笑)みたいな。

そんなことをやっていると自然とおぼえられた。

ある日Aさんが気が付いたのは、Bさんの勉強には”暗記する”ための時間がない、ということ。
読んで、解いて、調べる。それだけなんですよね。
 
暗記しようと頑張っている時間、これがAさんの勉強時間で大半を占めるのですが、Bさんはアウトプットと調べるが時間の大半を占める。
 
この中で自然と暗記してしまう感じなんですよね。
 
頭に入れるというか「頭になじむ」感じでしょうか。
 
調べるという作業がBさんは好きだそうです。知らないことが分かる、つながる。これで自分の中にストンと落とす。この頭になじむ感覚が快感になる。
 
そりゃあ強いはずです。
 

暗記と理解

 
この辺のお話は以下の記事でも書いてますのでお暇でしたらどうぞ。
 
https://soil19.com/ankinotatujin1
 
つまり私が言いたいのは理解を伴う暗記丸暗記を区別しようということです。
 
偉い人が「暗記!」というとき、それはさすがに前者のことだと思うのですが、それを聞いている生徒がどう受け取っているかは気になりますね。
 
Aさんだけじゃない。例えば用語の漢字と読み方だけを覚えることを”暗記”と呼ぶ子たちが本当に多い。
 

漢字の意味を考えずに用語暗記するのは絶対ダメ

 
Aさんが地学を勉強している際、「飽和水蒸気量」が出てきました。中2で習ったはずの問題。しかし「飽和水蒸気量」が何だったか覚えていない。こういう子は中学生にも多い。定期テストでできても受験勉強の際に覚えていない。
 
これが暗記はしたが理解はしていない状態。用語自体は抜けていないがその意味の方が抜けてしまう。これぞまさに丸暗記の弊害です。
 
なお、Aさんは「飽和」の字を漢字で書けました。なのにその意味が分からないと言います。これも丸暗記の典型例ですね。漢字から意味をとれない。意味のとらずに漢字を暗記するなんて丸暗記でしかないのです。
 
なお漢字の語義を意識する勉強はSOIL小学部では必須です。書き取りなんてどうでもいい。漢字が買えるようになること以上に漢字の意味を読み取る力をつけさせたいのです。
 
その辺の内容については以前に書いたこちらを。とても大事なことだと思っとります。
 
https://soil19.com/kanji
 
Aさんはこんなことを考えずそうやってずっと中学から勉強してきた。
 

1対1でしか意味を理解しようとしない

あとは用語を関連付けて暗記しない。関連付ける気がない。問題と用語の一対一。他の用語に意識が向かない。だから用語が単元の中で孤立する。結びついていかないイメージ。
 
だからこぼれ落ちやすい=定着しない。テストで尋ねられ方を変えられると答えられない。いや社会だけではない。数学も英語も理科も社会も全部の勉強で影響が如実に出ています。
 
「習った問題、解いたことのある問題しかできない」というやつです。
 
これでは中学の定期テストでは何とかなっても大学入試では絶対に対応できません。
 
だからこそこの時期になって気が付くんですよね^^;
 
ま、こういうのは本人だけに責任があるわけではありません。
 

定期テストでテキストから同じ問題なんて出すからこうなる

学校のテストでテキストからそのまんまの問題を出すのは「優しさ」なんかではないです。

英語も数学も、なんならどんな科目でも赤点にならない程度に実力問題を入れましょう。定期テストでは学習習熟度をはかるから…とかっていう言い訳はいりません。

同じ問題を出したら前夜に答えを丸呑みしてくる生徒がいることぐらいわかるでしょう。それで正解させてしまうことこそ単元理解ができているかを測れなくなるということです。

そんな「優しさ」は高3になって生徒を追い詰めます。生徒もわかっているはずなんですよ。

受験ではそれじゃ通用しないってことを。

でもやってしまう。目の前に楽な方法があるから。目先の点数を追ってしまう。

最後に必ず後悔しますよ。推薦狙いでないならば、確実に学校の成績よりも大切なものを失うことになります。おかしな学習態度を改めましょうね。

 

理解を伴う暗記

では理解を伴って暗記するというのはどういうことでしょうか?
 
「理解」といってもどこまで理解するのかという問題はありますが、ここではその用語の意味とその単元との関連を理解するという感じでいいでしょう。
 
例えば「飽和水蒸気量」という言葉から「飽和」=満タンという言葉の意味をセットする。それだけで空気中に含まれる最大量のイメージが引っ張り出せると思います。
 
例えば人物の顔写真を検索してみる。それだけで情報が増えて頭になじみやすくなる。
 
つまりは用語に「つながり(ひっかかりと呼んでもいい)」を残していく
 
Bさんがとにかく「調べる」という行為を勉強に取り入れているのはこのため。用語から線を引っ張り出し色々な情報をくっつけていって網目状に編んでいくように勉強する。
 
 
こんな感じ。これが私の呼ぶ理解の一つの形です。
 
下の画像は実際に小学生の生徒がやっていたプリントをスキャンしたもの。
これは実際に私が小テストで小学生に書かせたものです。
 
真ん中に「鎌倉幕府」って書かせてあとは線で用語を結んでいきながら用語とその関係性を全て説明させる。
 
ちなみにこれ私が大学入試のときにやっていた勉強法。セルフティーチングが勉強法の基本だったので自然とこの形になりました。自分で授業するってどんな科目でも自分が理解しているかどうかの確認にはもってこいです。
 
やり方としては教科書(テキスト)の用語を漏らすことなく書き出すのですが、その際同時にちゃんと説明しながら次の用語につなげられるかを試します。
 
教科書を再現するのではないのがポイントです。丸暗記するのではないので。
 
講師としてはテスト問題作らなくて楽なんですが、これって個別だからまだなんとかできてましたが、一旦始めちゃうと1時間で終わらないので頻繁にはできません^^;
 
この子、社会は異常なほど得意になりましたね。
 

まとめ

 
暗記は勉強をする上で絶対に必要で、かつときには丸暗記も必要なときはある。
 
私は覚えなければいけないものに対峙したときに必ず「なんで?」という感覚を持ちます。公式や現象を覚えなさいと言われたらなんでそうなるのか気になって仕方ない。
 
ですが、それを理解するにはまだまだ長い道のりを行かないと理解できないものもあります。そこを突き詰めていけばその道のプロフェッショナルには慣れるかもしれませんが、入試に役立つかどうかはわかりません。
 
またそれを理解できたとしても結局使いこなすには丸暗記する必要があるものもあります。
 
数学で言うと解の公式や加法定理なんかがそうですね。導けますが、いちいち受験で導いている場合じゃない。だから最後は丸暗記する。
 
ですがこういうものも極力「やっているうちに自然とおぼえてしまう」のが理想ですし、理解したら覚えてしまうようなものが多ければ、こういう丸暗記しなければいけないものが数少ない例外になり、だからこそ例外として暗記しやすくなる。
 
丸暗記しないといけないものを減らす。それだけで暗記はぐっと楽になる。
 
だからこそ丸暗記以外の暗記法を身に着けてもらいたい。
 
SOILではテスト前に社会の質問が多い。私がそう仕向けるからです。用語の背景・つながり・周辺情報が常に気になるようにする。Bさんのような子を中学のテスト勉強を通じて育てておきたいのです。
 
 

 
Aさんにこんな話をひたすらしておりました。
 
今回はBさんというまさに理解を伴う暗記を実践している友人が、毎日SOILの自習室の前の席で勉強していてくれたおかげでAさんが気づくのが早まった気がします。自宅で勉強すると出来ないことですね。
 
Aさん曰く、この方法に切り替えてから日本史や政経が楽しいのと、問題演習(アウトプット)時の正答率が一気に上がったとのこと。
 
 
おそらく好きな科目は得意になるのはこういうのが原因だと思います。興味が湧くから周辺知識や背景に目が行くし、接触回数(問題を解く回数など)が増える。
 
勉強が楽しくなるってこういうこと
 
だからこそ理解を伴う暗記に走ってほしいなと教える立場としては思うわけです。それが本来の勉強ですから。
 
ここからAさんの反撃が始まる!となるといいですね。そうなるようにとことん応援していきたいと思います。
 
今日はこのへんで。
 

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