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中学生がテスト前にやってはいけない勉強法 その1「読むだけ勉強法」

中学生の勉強法
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

もはや原型をとどめてはいませんが、このシリーズは私が前のブログを書き始めた最初期のもの。テスト前道場という名のテスト対策を行う自立学習の場で中学生に対し常々注意してきたことをシリーズにしてまとめてみたいと思います。決してテスト前だけのお話ではないので日々の勉強で意識していただければ幸いです。

中学生のための勉強法ですが、小学生でも高校生でも当然同じです。またテスト前とはなっていますがいつだって勉強するときは同じように気をつけて下さい。

勉強法のカテゴリーには入れましたが完全に保護者さん向けかなと。

あくまで私がテスト前に生徒に対して教科書を読むことに対してどのように考えながら指導しているかを感じていただければと思います。「今教科書を読んじゃいけない」という一言の裏に、これくらいの思いを込めています。そしてそれが伝わるように言葉だけでなく指導していきます。

だからテスト前に自宅で自分でやるのと、テスト前道場に来て勉強するというのでは全く違うのです。保護者さんにはこの記事でこのことを分かってご理解いただければ幸いです。

「生徒向け」という意味では「やってはいけない勉強法」シリーズがすべて終わった後で最後にまとめた簡単なものを作ってみたいと思いますのでそちらを。

 

やってはいけない勉強法その1「読むだけ勉強法」

教科書を読むことの大切さ

「教科書を読むだけではいけない」というと「教科書は読まなくて良い」と捉える子たちがいます。

この時点でこの子たちには読解力など欠片もないことがよくわかります。

言われている事に対しその表層だけをとらえて(自分に都合の良い部分だけを聞いて)別の意味に解釈している点。ズラしちゃうんですよね。これから「やってはいけない」シリーズをご紹介していくわけですが毎回この見事な「ズラシ」技が登場します(笑)

「読む”だけ”ではいけない」と言っているのを「読まなくていい」と捉えるのはまさにそれ。読むことにひと手間加えろと言っているのを減らそうとする思考。

勉強法の目的を完全に見失っているわけです。

そもそも何のために教科書を読むのか?それすら理解せずに読んでいる子がいる。

だから試験前日になって教科書を読み始めるわけですよ、いや、”眺めている”が正しい。問題集は?と聞くと「出来ないからやらない。」、ひどい場合は「やったほうがいいですか?」となるわけです(^_^;)

これが以前お話した勉強法をお話する以前の土台ができていないことの象徴的な例だと思われます。

土台のお話はこちらを参考にして下さい。

【保護者さんへの手紙】勉強法を教えてくださいの件
「勉強法を教えてくれる塾を探している」保護者さんから一番よく聞くセリフ。ですがこれには実は大きな問題が潜んでいます。

目的意識がないのです。

教科書を読むということは全ての勉強の基本であり、スタートである。教科書に始まり教科書に終わると言っても過言ではないでしょう。

しかし残念ながら勉強の土台が出来ていない子なら、今なんのために教科書を読んでいるのか、いやそれ以前に、そもそもなんのために机に向かっているかすら分かっていない状態です。ただひたすらに塾での時間、テスト前の「勉強しなさい」と言われる時間をやり過ごすかしか考えていない。

勉強を”やっている風”に演出してくれるもっとも楽ちんな方法、それが教科書を読むになっている

この場合、残念ながら頭のなかは全く動いていない。負荷が0の状況。読むというより、まさに眺めているだけ。これは当然教科書だろうがテキストのまとめページだろうが当然同じこと。

もちろん勉強ができる子は試験前日に教科書を読む子もいるでしょう。それは全てをやった上での最終確認のため。自分がこれまでやってきた勉強に穴がないか確認しながら理解を強化するため。つまり教科書を読むことに目的がある。そして当然彼らは教科書(もしかしたらそれは塾のテキストや参考書かもしれませんが)を全ての勉強のスタートの前にこなす。

それが本来の「教科書を読む」ということ。「読む」ことで「頭が動く」わけです。

では教科書を読んでどうやって頭を動かせばよいか、そして何を学べば良いのか?

これは難しい。一言では言い表せないし、それがわかるようになるために勉強していくという面もある。

あえて言うなら勉強の最初に教科書を読むとすれば、それは今から何を学ぶかを知るため。当然テスト前だとすれば学校の授業をうけた後なのでそんなことはすでに頭に入っているべきであることは当然ですが、その散らかった頭の中を教科書を読みながらつなげたり、わけたりと整理して、ボックスにラベルを一枚一枚貼りながら収納していく作業。

つまりインプットして知識を体系化し理解していくこと。

それが教科書を読むということかなと。もちろんそれだけではないですが。

これが本当に難しい。しかしこの力がついてくると、本当に教科書を読むだけでたくさんのことを学べるようになります。大学に行くまでにこの力を身に着けていることが理想です。

 

教科書が読めない子どもたち

しかし勉強ができない子たちに多いのがそもそも教科書を”読めない”子。どれほど読めていないかがよく分かるのがこちら。

この本に対しては色々思うところもありますが、とりあえず教科書が読めないとはどういうことなのかは保護者さんに分かってもらえるかと。

最近Twitterで読解力の問題が話題になったのがこれ。

待望の最新刊発売。

この漫画、子どもたちよりも私達世代(20代~40代)の方がファンが多い。とにかく連載中断が多いこの漫画ですが…めちゃめちゃおもしろい!ところがこの漫画読む人を選びます。

 

しばらく完全なる余談です。

今日Twitterをしていて気がついたこと。

 

似てません・・・?(笑)

そのハンターハンターのグリードアイランド編に登場する通称ボマーこと「ゲンスルー」さんです。そういや髪型、メガネ、細い目、そしてアゴ…実際結構似ているのではないか説が…(もうちょっと痩せないとあかんかな)。

ゲンスルーとは (ゲンスルーとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
ゲンスルーとは、冨樫義博原作の人気漫画『HUNTER×HUNTER』の登場人物。愛称はゲン。 概要 眼鏡を着用した長身で細面の男。 初登場は「No.130:勧誘の理由」(単行本14巻)。ニ...

この人ったら触れたものなんでも爆破しちゃう超怖い人。ということでこんな吹き出しを作ってみました。

怒りそいる
怒りそいる

ちゃんと勉強しないと爆破しちゃうよ?


かずや先生に言われて気が付きましたがゲンスルーの技の名前が「リトルフラワー(一握りの爆薬) 」なんですよね…。

いやまさにこれやん!とテンションが上がってしまいましたとさ。進学塾ゲンスルーにするか?

ハンターハンターをご存じない方には申し訳ありませんが、教養のため国語の勉強のためにいかがですか?

すみません、ふざけましたm(_ _)m

 

 

話を戻します。

Twitterの塾クラスタで賑わっていたのが、「ハンターハンターって最近の子どもたち読めないよね?」「これを国語の教材として使えないかな?」といったもの。

わかります。一言で言えば難解。設定がめちゃめちゃ詳しくて複雑、伏線張り巡らしまくりです。めちぇめちゃ面白くて大好きですが私でも読むのに時間がかかりますし(他の漫画の3倍位かなと)、何度も読み直します。この読み応えこそがこの漫画の面白さなのひとつなのですが、やはり今の子たちにこの漫画をすすめると少し読んで…「よくわからん」と返ってきます。

読めないんです。

で、そんな子たちが”読めないのに”教科書読んで勉強するわけです。

壊れてる道具を使ってもそりゃ仕事にはなりません。

本来ならば文章から”意味”を得られるべきところ、頭に入ってくるのはその文字だけ。大げさに例えるならばわれわれがアラビア語の文章にカタカナで音書いてもらって読んでいるようなもん。それを読めたなんていわないわけで。

ここまでのレベルの子はいないにしても「意味」を捉えられない子は本当に多い。その原因が「意味」をそもそも捉えようとしないということ。

つまり、ここで問題になっているのは学習に対する目的式の欠如と読解力の欠如。

こういう状態で教科書を読むとなるとそれは「読む」ではなく「眺める」となってしまうわけです。

私が大切にしているのはこの「読む」と「眺める」の違いをしっかり生徒に認識させることです。

子どもたちの殆どが悪意があってやっているわけではないのです。ただ考える力がないので勉強法のかたちだけを真似てみているだけなんですね」その中身に気づかせることが大切になります。

しかし時間はかかります。何かを教えるとできるわけではない。あくまで自分で教科書に向き合う時間をしっかりとり、それをしっかりサポートしなければいけないのです。

数学や英語を教えるよりも遥かに難しい指導です。保護者さんにはこの辺のことを理解していただきたい。

 

「眺める」だけで全部できちゃう人もいる

いましたよ、テスト前に教科書読んでたら定期テストなんて出来るとか言っちゃう人。

 

塾長の思い出コーナー

そいる塾長、高1の夏

忘れもしません。あれは高1の夏でした・・・

当時私は高校最初のテストで全学年360人中、354位の成績をとり、人生を模索中。

定期テストの真っ最中。翌日は倫理の試験がありました。

私が図書館で必死に勉強していると、私の親友はとんでもなくでかい美術系の本をニヤニヤしながら読んでいました。

もちろんテストには全く関係ありません。

↓こんな感じの本です。

※イメージです。

私もニヤニヤが止まりません。いやいやそんな場合ではありません。頑張らなければ!

え~い、邪魔をするな!気が散るではないか!邪念退散!

しかし親友に「お前、テスト大丈夫なん?」と尋ねると…

高校生
高校生

家帰ってからやるわ~

こう言ってずーっとニヤニヤしながら読んでいました。

翌週テストが返却…

そのテストが返却されたのですが、友人は倫理のテストで98点。学年TOPでした。

え?わたし?・・・68点だよ。うるせーよ、ちょっと油断しただけだよ・・・。
(必死で一夜漬けした結果がこれです。)

友人は本当に1時間位しか勉強してませんでした。どうやって勉強したの?と聞くと…

高校生
高校生

教科書読んだだけ~

危うく殺意の波動に目覚めるところでしたよ。

その後も一緒に図書館で勉強するとき見てると本当に読むだけなんですよね。問題集があるものは解くんですが、それがなければ読むだけ。

2年後の2月高校の食堂にて・・・

彼は、私に尋ねました。

高校生
高校生

慶応の赤本もってるやんな~

受験しないのになぜか赤本をもっている私(笑)

慶応大学の赤本(過去問)を私から借りてパラっとめくり…

高校生
高校生

うえええ~面倒くさい問題やな~。これ借りてもいい?

入試の1週間前でした。

翌週彼は東京へ。みごと合格しました。

結局彼は本命の国公立にあと3点で落ちて結局慶応に入学。理由は…

高校生
高校生

あんな適当に受けても合格させてくれるんやからいかんと申し訳ないしな!

だそうです。

またまた殺意の波動に目覚めそうでした。

こんな能力があればね・・・、人生楽なんだけどね・・・。

閑話休題

こんな子はほんとにレアな子でね。偏差値70の高校でもおそらく数人しかいない。高校行くまでは自分のことかしこいと思ってたんですけどね。そして大学行くまではなかなかかしこいと思ってたんですけどね。こういう出会があるたびに自信を失っていくわけですね(笑)

少なくとも私には絶対に無理なこと。眺めるだけで覚えるなんて絶対に無理。ただしこれは単に暗記力の問題というわけではいんですよね。

「眺める」という行為で暗記まで繋げられる”集中力”は普通の中学生にあるはずもない。

しかしこの「集中力」、この正体ってなんなのでしょう?実はここで紹介した私の友人が本当にただ天才だから記憶力が良くて短時間で勉強が出来てしまうということなのでしょうか?

 

集中力ってなんだ?

 

ここでは”集中力”という言葉に気をつけなければいけません。これは色んな能力、いや能力以外の要素も絡み合って出来上がっているものをそう読んでいるだけだと思います。

例えば勉強だと集中しないがゲームだと12時間ぶっ続けで食事も忘れてできる子が大半。つまり集中力には興味関心なんかも大きく影響するわけですね。残念ながら勉強でこれを適用するのはなかなかに難しい。

だからこそ目的意識がその代替物となると思うのです。

もちろん”集中力”と言うと先天的な阻害要因がある子もいる。それはこれから”勉強”というトレーニングで改善するのかは分かりませんのであまり言うつもりはありません。

しかし今学んでいることに対していかに”意識する”か。そういう意味での集中力をまず伸ばして欲しい。つまりこれはなんのために勉強をしているか考えるということ。

先程話したように机に向かっているのが教科書を読んで知識を体系化し…ということではなく、ただひたすらに勉強時間がすぎるのを待っているような場合、集中も何もあったものじゃない。

そして”集中力”を上げるための方法を考えることが勉強法の役割でもあるのです。

 

 

勉強はインプットよりもアウトプット

先程の眺めているだけで暗記できてしまうような人でないならその子と同じように集中し、理解できるような勉強法を使えば良い。

彼は決して頭のカメラでカシャカシャと撮影するように覚えているわけではないのです。そういう能力を持っている方が存在するのは事実です。ですが彼はそうではない。そこは間違えてはいけない。ちゃんと倫理の教科書を読めるだけのことです。でなければ暗記力がいいだけで慶応大学には合格しません。なお彼は英数国の3科目受験です。慶応大学の世界史の問題見て「これ無理…」といってましたよ。つまり彼は何でもかんでも丸暗記ができるような子ではない。

集中力と考える力があるから人よりも早く理解できるし、定着できるというだけのこと。

でもそれが出来なくても彼と同じような状態を作り出すこと自体は可能。

当然彼よりも時間はかかります。それを嫌がる子もいますが仕方ありません。みなさんは勉強初心者です。楽になりたければ早く最初の試練は乗り越えましょう。

ではどうすればよいか。

読む「だけ」ってのが問題。

バットの持ち方間違えたままどんなに素振りだけしててもホームランは打てるようになりませんよね。そういうことですよ。

勉強出来ない子がテスト前に教科書読んでいるのを見ると、野球部の子がバットもったままずーっとつったってるのと同じようにしか見えないんですよね。いや、素振りすらしてない状態か。

で、注意すると、「でも・・・」「だって・・・」問題が解けないから読んでるって言うんですよ・・・読んだあとでも解けてね~だろ~(>ω<)

あとこれはとても大切なことなんですが、読むって、究極のインプット作業なんですよね。

口酸っぱく言ってますが大切なのはアウトプット。しかし注意してほしいのはこのアウトプットというのはインプットを助けるものだと思って下さい。

なかなか教科書を読んでいてもそれが自動的に体系化されいつでも出したいときに出したいかたちで出てくるようなものを頭のなかで作るのは不可能。それをアウトプットしながら少しづつ整理整頓し使いやすく置き直していくイメージです。

例えば勉強が苦手な人が教科書を読んだところでそれを理解したかどうか自分で判断する力がない。だからこそ問題集で演習するのです。問題を解くというのはその理解を確認するためのものであり理解を深めたり他の知識と関連付けてくれたりするもの。

もう少し分かりやすく「社会」で見てみましょう。

日米和親条約で開港した港は下田・函館、日米修好通商条約で開港した港は横浜・神戸・函館・長崎・新潟

教科書にこう書いてあります。どうでしょう?これで本当に理解しましたか?

ですが問題集ではこうやって出てくる。

勉強ができない子にとってこれは不意打ち。もちろん教科書に地図は載っています。しかしなぜその地図が載っているかまで考える力がない。

ですが問題集を解いていれば問題集が教えてくれます。これは地図までしっかり見ておかないといけませんよ~。

そうやって練習していけば次、歴史を学んでいる際に地名が出てくれば教科書に記載されている地図を意識するようになるかもしれません。もしも教科書に地図が載っていなくても地図帳を開こうと思うかもしれませんよね。

読んでいて頭が動いているかどうかわからない、理解しているかわからないという人は読んだら問題を解けば良い。そうやって自分がちゃんとできているかを客観視すればいいだけのこと。問題というのはここでは何を勉強すれば良いのか教えてくれる先生だし、それを理解しているかどうかの試験薬になる。

もちろん問題が解けたら全部理解しているという意味ではないので注意が必要

しかし問題を解きながら教科書を読んだときには気づけなかったものが見えてくるなんてことはたくさんあるはずです。

そうやって問題集を解いたら教科書に戻り、教科書を読んだら問題集に戻る。このようにインプットとアウトプットをしっかりつなげていく勉強法を身につけてください。

できない生徒に「読む」という作業をさせると、ほぼ確実に読んでない・・・。脳が全く活動していなと言いましたよね。仕方ない。これまでそんな練習をしてこなかったんです。だから練習するしかない。しかしその練習に耐えられる勉強体力がない。いわゆる集中が切れるというやつです。

しかしこれだけは確実といえるのは、正しい姿勢(心構えの方です)で勉強に取り組んでいけば確実にその耐久力はつきます。そういう意味で集中力は鍛えられます。それをやりやすくするのが勉強法であり、アウトプット主体の勉強法でもあるのです。

逆にもっとも耐久力を要するのが読むだけ勉強法です。先程紹介したハンターハンターという私達からすれば面白くて飽きることなくどんどん読みたくなるような漫画ですら最後まで読みきれない子たちが、教科書を最後まで集中して読みきれるわけがないのです。

例えば今後紹介したいく「書いて覚える勉強法」「まとめる勉強法」なんてのも”本来は”アウトプットの役割を担い、インプットを補助するためのものです。本来はね。そうじゃなくなっているからダメだというお話は次回以降に。

本来、集中さえできればインプットのやり方はなんだっていいそうです。
(えら~い脳科学の先生が言うには)

ようは自分が集中しやすいやり方を勉強できる人はそれぞれ選択しているだけなんですよね。だから究極は読むだけで出来る人は出来るんですよ。逆に言えば集中力のない人は絶対ダメ!

それよりもアウトプットを主体にした勉強にしましょう。特に勉強が苦手な人は絶対です。

 

次回はやってはいけない勉強法その2「書くだけ勉強法」の恐ろしさについてお伝えしたいと思います。

 

今日はこのへんで。

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