進学塾ソイルができるまで(13)「自分の武器」

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

Twitterでこれまで本垢として使ってきました某塾のアカウントは上からの指示があったので後任に託し、全ツイートを削除しました。ブログも同じく全記事削除。(記事データはWordPressに移行したのでリライトしながらこちらでリサイクル投稿して参ります。)

そんなこともあり、いよいよ走り出しました。気がかりは今の生徒。正直自分の意志では入試まで見られるかどうかもわからない状況…。

こんな状況で最近ちょっと自分でもびっくりするくらい”陰”なギアが入っておりました。家族には迷惑かけないとか言いながら早速嫁さんに心配をかけてしまったりして(笑)

そんなとき自分を助けてくれているのはTwitter。1年前までSNSなんて何の興味もなかったのに、まさか自分がこんなことを言うことになるなんて思いもしなかったですね(笑)

昨日の記事でも書きましたが尾方塾の尾方先生の電話には救われました。これもTwitterがなければ…ですよね。

この電話の最中、少し見失いかけていた大切なことを思い出した気がするんですよね。

 

Twitterでの出会い

今塾長を務めている某塾を立ち上げて以来、右も左もわからないまま、にもかかわらず業界の誰とも接することなく、ただひたすらに内向きに試行錯誤しながら、いや自問自答しながら、いや悶々としながらやってきました。

SNSが苦手だったこともありこんな素晴らしき世界があることを知らなかったんです。

たしかにTwitterをやっているといや~な部分も目に飛び込んできます。ですが今、本当に幸せなことに私の周りには優しさしかない(笑)

もちろん優しいリプをくださったり応援DMを頂いたり(塾の先生ではない方にもDMで励まされたりして…笑)することだけでなく、塾の先生方が日々奮闘していらっしゃる姿を見て勝手に勇気づけられるわけですよ。

そして何よりTwitterを通じて実際にお会いした先生方。この先生方の存在は自分にとってかけがいのない財産。

出会ったときの驚き。本当にすごかった。井の中の蛙…もうこれ以上言い表すことができないレベルで。圧倒的な力不足を感じました。

ですが同時に、自分がそうやって一人で悩みながらやってきたことで、間違っていなかったと思えることもあったわけです。そこは自信につながった。

おかげで今メンタルを保てている状態。というより一人で悶々と戦っていたあの頃よりも倍くらいのエネルギーがあるかもしれません。(今は独立の問題やその原因になった部分がありかなりもやもやしてはいますが…。)

だから独立、というわけではないのですよ。もっと如何ともし難い理由。誰かに唆されて独立を決めた訳でもない。あくまで自分で決めたこと。

ですが、決断をする勇気をもらったのは間違いないでしょう。

 

見えてきた自分の限界

色んな塾を見て、色んな先生方とお話をする中で、一番自分に足りないなと思ったのは経営者としての自覚。もちろんこれまでは経営者ではなかったわけです。ただ自分の塾だとおもって90%以上の責任を背負ってやってきたつもり。でなければ自分の身を削るなんてできない(このブログを書いている現時点でもそう思ってやっています)

ですが残りの10%。今思えばこれがでかかったなと。

だから出会いの中で、特に個人塾の塾長さんたちにかなりの劣等感を感じてしまったのは間違いありません。やっぱり100%背負っている人は違うなと感じた。

いや、自分と同じような立場で頑張っている方とお会いしたときもそれは感じました。

だからこそ、そこを何とか自分なりに勉強していこうと。このブログでも「経営」という言葉を多用するのはそういったことを自分に自覚させているという部分もあります。

ちょうどTwitterを始め、外海に出始める直前、実はすでにそんな自分のせいで、自分が限界を迎えているということに気がついたんです。

自分が得意なことで頑張ってできることの限界が見えてしまった。もちろん個別指導塾という形式にも原因がありますし、自分の能力不足も原因。そして何より環境の問題。

そしてそれにより自分が力を入れていた片輪=「教育」の方に悪影響をもたらし始めました。

とにかくこのままじゃ…というのがわかってしまったんです。だからこそTwitterやブログを始めたとも言えます。何かを探さないといけないと思ったんです。自分のできることを増やすという目的で。

ただ優れた塾をたくさん見る中で、劣等感を感じながら自分の良さを見失いかけていたのかもしれません。

このSOILをどんな塾にしていくかと考えているとその弱点をどうやってカバーするか、そんな事ばかり考えて肝心のところに目が向いていなかったなと。

 

自分の武器で勝負する

このSOILでは今の塾でできなかったことをしよう、そんな事ばかり考えていたのですが、尾方先生とお電話しているなかで、気づいたことがあります。

自分の得意なことを武器にしなければ個人塾の意味がない。

大手の看板はない。知名度ゼロ。となると素手で戦うことになる。そんな風に思っていたのですが、違うなと。

私には武器がある。「圧倒的指導力」と「生徒を動かす熱量」

大きく出ましたよ(笑)

電話を切ってから、これまで出会った先生方とのお話を思い出していたんですが、意識が変わると目線が変わるものです。

自分が劣等感を感じていたところよりも、褒めていただいたところ、つまり自信になったところに目が行くようになった。自分では思ってもみなかった部分も褒めていただいたりするわけです。

お世辞だとしてもいいじゃないか(笑)それを武器にするのが一番わかりやすい。

そして何よりそんなあこがれの先生方に共通していたのが、仕事を楽しんでいるところだったことを思い出したのです。それぞれ悩んだり戦ったりしていることはあるんですが、みなさん自分が得意とするところを武器にご自身の塾を運営されているし、それに何より生徒ファーストという姿勢を崩すことなくそれを楽しんでいる。

そういう意味では同じようなことが自分もこれまでできていたなと思う部分もあって。

大切なのは自分がやっていて楽しいかたち

これだなと。でなければ独立する意味がない。

一番得意なことってやっていて一番楽しいことなんですよね。そして自分が楽しんでいることが生徒のためになるし、自然とそこに共鳴してくれる生徒や保護者さんが来てくれる。

もちろん苦手なことに目を瞑ることはできませんが、やっぱり武器を使って戦わないと。

これからは誰にも邪魔されることなく自分の思うがままにできる。なのに周りを見てビクビクしながら自分の色を消し去ってどうすると。

そんななか、何人かの先生がご自身の塾をカテゴライズされるのが嫌だとおっしゃっているツイートをみました。

かっこいいなと。

なんとか系じゃないんだと。自分のオリジナルなんだと。

ますます自分の武器で戦いたくなりました。他には真似のできない自分の塾を。

 

ということでいろいろな先生に助けてもらいながらちょっと前向きになれました。またワクワク感が戻ってきた感じ。

 

どんどんいきますよ~!

今日はこのへんで。