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高校生が計画的に勉強するために必要な5つのポイント

そいる塾長の種まき勉強法
そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

以前中学生のための計画的に勉強する方法についてのお話を書きましたが今回は高校生編です(更新するのずっと忘れていました^^;)。計画立てて勉強するのが苦手だった私ならではの計画的勉強法のポイントは5つ。ぜひ参考にしてみてください。

以前中学生のための計画的勉強法については書きました。

今回はPART.2ということで高校生版です。

進学塾SOILでは中高ともに集団個別式指導を併用します。ここで鍛えるのは自立学習。つまり自分で学ぶ力ですね。もちろん計画的に勉強するのはとても重要。

計画を立てなければ今どこに自分がいるのか分からなくなりますからね。

しかし計画通りにすることが自立学習だとも思っていないのです。

大切なのは計画を立てるための分析とその後の行動(リアクション)。

いずれにせよ中学生の学習計画と同じくポイントは計画は手段であり目的ではないということは大前提でお願いします。

① 目的(志望校合格)から逆算した計画にする

質問者さんの学習の「目的」は何なのかわかりませんが、この際「志望校に合格する」だとしましょう。

ということでまずはこれが”大”目的という設定。数学の証明問題で言えばこれが最終的な結論になりますかね。

でそれを学習計画で証明していくような感覚が大事かと。

つまり論理的に計画は立てましょうということ。できない計画立てて満足していても気づいたらドツボにはまっているようじゃ話になりませんからね。

② 目標は数値化する

今回は勉強のお悩みなので、目標はテストの点数だけだとしましょう。

となると定期テストの得点をあげるという目的でも全く同じことが言えますが、入試では志望校に合格最低点のような合格するための目安となる得点があります。

定期テストなら自分が目標とする得点があるでしょう。この点数が”小”目的となります。

もちろん合格最低点を目指せと言っているわけじゃないですしあれは得点調整入った点数なので素点で考えると死にますのでご注意くださいね(笑)ま、今回はその辺の細かな話はおいておきましょう。

この”小”目的は中学数学の問題で三角形の長さが同じであることを証明するために、まず合同を証明するようなイメージですね。伝わります?^^;

で、このように目的が数値化されたらいよいよ証明開始、つまり計画を立てるのです。その過程一つ一つのスモールステップでさらに細かい数値目標を立てましょう。

そしてその時点で志望校に必ず合格するという証明(計画)がどうやっても導けないのであれば、仮定が間違えていると考えるしかありません。

この仮定とは自分の現状。実力です。これを把握できていなければ学習計画なんて立てられませんからね。

1人でやっていると証明できているつもりが、まったく論理的でない証明をしている場合も…。

例えば「青チャート1周しただけで数学の入試の得点が倍増する計画」とかね。

これはできる人とできない人がいるわけです。白チャートをやるべき人が青チャートを何周しても意味はないですね。

やはり先生や先輩(合格者)の目が必要かもしれません。

ですが、他人の真似をしたところで自分とは性格も能力も違うのですからそこは気をつけましょうね。

やはり自分のことをしっかり分析して計画をたてることが最重要です。

③ 何よりも重要なのは現状把握

これをやらずに立てた計画など無意味。

数学では問題も読まずに解き始めている状態。どこの長さが同じで、どこの角度が直角か…、絶対にしっかり問題条件をおさえることが大切です。

目標達成のために今何がどれだけ足りないかまず最初にしっかりと分析しましょう。

例えば昔、学習相談に来た高3女子の例を見てみましょう。

彼女は京大工学部志望。文系科目が得意な理系女子(リケジョ)でした。

模試の成績を持ってきていたのですが、E判定。

原因は物理・化学・数学と苦手な理系科目ばかり。逆に英語と国語は非常によく出来ていた。

で、私に聞くわけです。

JK
JK

これでも頑張れば合格できますか?

私を含め現役京大の理系講師が3人ほど集まり彼女の成績表を見てこういいました。

とあるカリスマ講師
講師一同

無理じゃない?(笑)

そりゃそうです。センターはなんとかなりそうな気配でしたが、京大オープンや京大実践の成績を見る限り完全に理系では通用しない成績だったからです。

しかも入試まであと数ヶ月。

JK
JK

どうすれば合格できますか

とあるカリスマ講師
講師一同

過去問ではどれくらい取れるの?

といってメモ用紙に彼女の現状の過去問での得点を書かせました。

それを見る限り合格点には遠く及びません。もちろん原因は数学と物理・化学。

で、本題はここからです。合格する(した)人は”ここ”が違うというのをよく理解して下さい。

我々がやったのは「何の科目で何点取って合格するのか」というシュミレーション。
とあるカリスマ講師
講師一同

あと、○○点足りないけど、どれで何点稼いで合格点にのせるつもり?

JK
JK

・・・?

(5分ほど考えて…)

JK
JK

得意の英語であと○○点、国語で○○点とって・・・

とあるカリスマ講師
講師一同

そりゃ無理ちゃうか?

JK
JK

!?でも・・・

とあるカリスマ講師
英語講師

英語が得意とはいっても、せいぜいこのへんまでしか伸びないよ。

とあるカリスマ講師
国語講師

その国語の点数やと多分受験者のなかでトップクラスくらいじゃないかな?

得意科目を伸ばす方向で計画していた生徒からすればショックだったでしょう。

JK
JK

じゃあ今から何をすればいいですか?

とあるカリスマ講師
講師一同

数学と物理の基本問題をしっかり取りきることじゃない?

マーク模試の結果をみても数学と物理は基礎力がまだまだ怪しいのは目に見えていました。

苦手なので伸びないとあきらめていた彼女でしたが、基礎力さえ固めればセンターでも2次でも伸びしろはあると判断しました。

そこで私たちが出した結論は「2次試験で合格者の殆どが解ける”標準”問題を取りこぼさないための勉強」でした。

京大の2次試験なんかでは、もしも数学が強烈に難しい年であれば数学が苦手でもごまかせます。しかし簡単な年ほど標準レベルの人が得点をしっかり積んでくるので、苦手な人はここで大きく差をつけられてしまいます。

以後、彼女は過去問のなかでも標準問題のみを徹底的に演習。

・・・

結果、彼女は合格。

運も味方しました。数学が歴史的に簡単な年だったのです。

基本、標準問題が多かったためしっかりそこで得点を積めたというわけです。

で、合格後の得点開示で出てきた点数が我々のシュミレーション通り。

彼女はその相談後、言われた通り学習時間をほとんどを数学と物理に費やしたそうです。

あくまで彼女の能力と努力があっての結果ですが、作戦通りとはこのことを言うのでしょう。

現状分析に必要なのは、現状を正確に知るための数字です。
出来ない子は学校の成績だけで入試を判断したり、思い込みで判断したりします。
また目標がどこなのかわからなければ、その数字の座標(位置)がわからないので分析の仕様もありません。
まずはこの2つ(目標設定現状分析)をしっかり揃えるところから学習計画は始めましょう。
目標はそれぞれ勝手に考えれば良いのでおまかせします(笑)
では現状分析を行うためのツールをご紹介します。

④ 現状分析を行うためのツール

①模試

模試はその得点から様々なことがわかります。まずは自分の位置を偏差値や判定で理解できます。

「結果が悪いに決まっているから受けない」とか言ってしまう「頭がお花畑」な生徒に出会いますが、受けなければどれくらい悪いのかもわかりません。

同じE判定でも「限りなくDに近いE」と「限りなくFに近いE」では全く違うのですよ。なんか本のタイトルみたいですが(笑)
「E判定からの大逆転」という言葉をよく耳にしますが、どっちのEからなのか言わなくてもわかりますよね?

あと、継続的に同じ模試を受けていれば成績の推移がわかるのが模試の模試最大のメリット。

たとえ判定や偏差値が変わらなくても、英語の文法問題だけは正答率があがったとか、数学の関数だけは得点があがったとかがわかるわけです。

模試は回ごとの現状分析を受けてとったリアクションの結果が可視化出来る

あとで書きますが、計画は随時修正していく必要があります。やったら必ず成果が出るわけではありません。

勉強法を間違えれば時間だけ無駄にして結果につながらないなんてことは多々ありますし、能力によって習得に時間がかかるには言うまでもありません。

「悪いから受けない」ではリアクションのとりようがないし、何より自分のやっている勉強があっているかどうかもわからないのです。

そういう意味で問題形式や難易度が自分の求めているのものと多少ずれていても模試は学習計画においては重要といえます。

模試の後は見直し(分析)を徹底してやる。これだけで学年順位は驚くほど上がりました。しかしこれは間違えた問題がどうのこうのというのは正直そこまで重要ではないです。ここまでの勉強の成果がどう出てくるかを見るのが何よりも重要なのです。

この模試という自分では動かせないイベントがあるからこそ計画は練りやすいですし、模試の見直し(分析)は本当に重要です。単に答えが何かを見直すのではなく、自らの学習計画をしっかり考えるために重要というわけです。

模試の問題は入試問題とは別物

模試の問題は入試とは別物。例えばマーク模試がセンターと形式は同じですがそれでも別物です。これは模試を作っている予備校の先生が言っているのだから間違いない。
そして私立入試に関しては言うまでもなく全くの別物。
だからこそどちらかというと合否判定を主な目的にするのは違うなと。
それよりも毎回同じ模試を受験していくことで自分の実力の変動をみていくのがメインになるかと思います。
ですので模試だけでなくやはり過去問演習が何よりも重要というのは言うまでもありません。
しかし自宅で演習する過去問と会場で受験する模試。本番の緊張感は後者でしか味わえません。この辺はうまく使い分ける必要がありますね。

②過去問

これは最強の現状把握ツールです。

これで合格点が取れるかどうかが一番わかりやすいのです。

またそこから何が自分に足りていないかもわかります。

ただし注意が必要で、過去問は模試とちがって未修単元が出題されています。

未修単元が残っているようでは当然合格点はとれません。

そういう意味ではある一定レベルまで学習が進んだ人のみが使えるツールではあります。

そのため過去問演習が遅れ、自らの現状に気がついたときにはとき既に遅しの状態になりかねません。

出来ない状態でやり込むのはすすめませんが、では既修範囲なら解けるのか、そんなレベルのどんな問題が出るのか、つまり敵を知らなければ自分の現状など捉えることができるはずがないというわけです。

過去問演習については以下の記事で詳しく書いていますのでどうぞ。

https://soil19.com/category/howtolearn/howto_high/past_questions

⑤ 長期計画はざっくりと。短期計画は具体的にしっかりと。

肝心の学習計画ですが、長期計画の方は、結論から言うと春に立てた計画なんて夏になればまるっきり変わる可能性があります。

長期計画で重要なのは各科目のバランスです。

得意、不得意ももちろん影響しますし、科目の特性からも当然学習時間を均等配分という訳にはいきません。

例えば現代文や古文の読解、英語長文の読解や数学、物理や化学の理論のような思考や技術が必要になる科目は長期的かつ継続的に取り組んでいく必要があります。

一朝一夕に身につくことはないですが、逆に一度身につくと失われにくい能力です。

つまりこれらが得意な人(得意になった人)は全くやらないことはないにしても、大きく学習時間を削減可能です。

例えば現代文が得意な人は既にこの思考力と技術力を身に着けている人なので、その思考力と技術力を身につける必要はない。

逆にまだこの思考力と技術力を身につけていない人は確実に苦手科目となり、しかも大きく得点差が出る科目となるでしょう。

しかしもしも身につける事ができれば、一発逆転の特大満塁ホームランといえるほど得点は伸びます。

難関大であれば難関大であるほど重要になると考えて間違いありません。

逆に知識メインの英文法や英単語、古典文法に古文単語、社会科全般に生物など。

これらはよほど勉強法を間違えなければ(そういう人も多いのだけど…)、上の科目よりも確実に、着実に得点は伸びます。

ただし一発逆転はない。やった時間に比例します。しかもやらなくなると途端に記憶の減退から点数が落ちてくるという厄介な科目です。

例えば、春の模試で英語が苦手で得点率が60%だった高校生がいるとしましょう。

長期目標は「夏の模試までに70%到達。夏以降長文力を強化して秋で80%」

模試を分析した結果、長期目標を考慮して次の2点を短期目標に設定したとしましょう。
語彙力不足で長文が読めない ⇒語彙力アップ
文法力不足で文法問題で大きく得点を落としている⇒文法力アップ
この場合、1は量が多いので長期計画(冬までの継続目標)とします。

ただし、単語帳の基本800単語は夏までにマスターする。

2は夏休みに入るまでの短期目標に設定したとします。

英文法はすべての基本となります。優先して目標に設定しました。

で次回の模試の目標点を決めるわけです。

「文法問題で9割は取れるようにしたら○○点アップするし…基本の語彙だけでもしっかり暗記すれば長文でも○○点アップするだろうし・・・。」

こんな感じで勉強して出来るようになる問題の得点を上積みしていって、夏に受ける模試の目標点をしっかり決めておくのです。

本来は春の模試で、文法力がついていたら正解できた問題、語彙力さえあれば溶けたであろう問題を分析し、その分の得点を上積みしたのが次回の目標点となります。

で、この生徒は夏の模試の目標を70%の得点に設定したとしましょう。

結果、夏の模試で目標点を大きく超える80%をとってしまった場合

これはまぐれでしょうか?その可能性もあります。

まず疑うのはそこです。この模試一回きりで油断しては絶対に駄目です。

しかし、過去問などでも同じような結果が出たとしたら…。これは嬉しい誤算ですね。

実はこれはよくあることです。センター英語などでは前半に文法問題がありますね。

ここに時間をかけてしまうと、配点の大きい長文読解問題である問6で時間が足りないままに試験が終了してしまいます。

それが文法の学習が進み正解出来るようになっただけでなく、解くスピード自体が上がったために以前よりも後半の問題に時間を残せるようになった、なんてこともあるわけです。

裏返せば、これは最初の現状分析が甘かったのです。

本当は文法や語彙という知識不足が得点が取れない原因と思いこんでいたのですが、実は時間配分というテクニック的な要素が得点を大きく下げていたということですね。

学習計画を立てる時に誰でも完璧な現状分析が出来るわけではありません。

しかしそういう場合は計画を見直せばよいだけです。

この場合、他科目との兼ね合いなどで春に建てた学習計画を見直す必要が出てきます。

なぜなら8割⇒9割と6割⇒7割では勉強の大変さが変わってくるのです。

ということから他科目で伸びしろのある科目に時間を割くように学習計画を変更するのです。

これが長期計画はざっくりで良い理由です。しかし短期計画はそういうわけにはいきません。出来なければそれ

そしてもう一つ学習計画を見直す必要がある場合があります。

大切なのはこちら。

夏の模試で60%しか取れなかった場合

数ヶ月勉強して点数が伸びないと言うのはあってはならないことです。

一回限りの受験勉強(浪人すれば別ですが)、失敗したら取り返すのは至難のわざとなります。

「しかしこの結果を更に分析すると、文法問題はしっかりと目標の9割は取れていた。しかしその分時間をかけて丁寧に解いてしまったため余計に後半の問題で時間が足りなくなった。」

ということであればOKです。だって計画通りですから。次の計画で「スピードアップ」を目標にすれば良いです。

夏以降過去問演習を増やす計画ならそこで自然とスピードアップするはずです。

しかし文法問題が前回と正答率が変わっていなかった場合。これが大変危険なのです。これで点数が上がってもまぐれの可能性が大です。

おそらくやっている勉強法が間違っている。計画どころの問題ではなくなります。

何をやってもやり方が間違っていたら意味が無いんですから。

大切なのは計画はこまめに成果をチェックすること。

常に成果は出来ているかをチェックするんです。

短期計画とは中間発表のようなもの。

大きな模試ごとにチェックするのではなく、英文法ならテスト形式になっているような問題集を買ってきて定期的に知識が定着して更に使えるようになっているかを確認するんです。

よくいるのが、青チャートやネクストステージを全部解いたけど、出来るようにならないという相談。

なぜ解き終わるまで気付かない?バカなの?

ということです。

そりゃ、なんでも直ぐに結果が出るわけではありません。しかし、自分がしっかりと出来ているかどうかも考えず、ひたすら問題をときまくる。こういう作業のような勉強をしていると伸びません。

常に自分を分析するような批判的精神が必要です。

毎日、一日の勉強の終わりに自分に問いかけてみて下さい。

「今日は何が出来るようになった?」

「今日何点点数が伸びた?」

学習計画ノートを作ってこれを毎日日記のように書いていくのも良いかもしれません。

今はこんな便利なアプリもあります。

はい、進学塾SOILでも採用するスタディプラスですね。強力なサポートツールです。

しかし大事なのは何時間勉強したかではありません。そこを抑えて学習計画をたて、実行してみませんか?

今日はこのへんで。

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