どうも、そいる塾長です。
スタディプラスという無料で最強の学習ツール
進学塾SOILは集団・個別・自立型という3つの指導形態をミックスしたハイブリッド型学習塾として誕生しました。
そのなかでもキーになるのが自立型。現在業界では集団個別式指導とも呼ばれる形式です。
授業はそのお手伝い(またドーピングw)であるというスタンスです。
そんな自立学習の強い味方がスタディプラス(以下スタプラ)
ご存じない方は「スタディプラス」で検索していただくと、とてもたくさんの記事が出てきます。
基本的にこちらは無料アプリで、だれでも使えますし、今となっては大学受験に向けて頑張る意識高い系高校生にとってはもはや定番ツールとなっている感すらあります。
簡単にスタプラの良さをまとめると
- 学習履歴を分析することでこれからの勉強に必要なものが見える化
- SNS機能で全国のライバルたちの学習状況が見える化
- 自分の頑張りが見える化
ということなのですが、進学塾SOILでは特に学習計画を立てる以上に振り返りを大切にします。計画は大切ですが計画通りにいかないことなんてしょっちゅうです。
あとはメタ認知。今何を勉強しているのかコメントで言語化できるようになることを目標にしています。これは高3生が見事に実践してくれています。
このように自分の勉強をしっかりと言語化することで自分が何をできるようになったのか見える化します。これが力になるんです!
これに関しては別記事で書いておりますので学習計画の立て方にお悩みの方はぜひ。
自分が何にどれだけの勉強時間を当ててきたかが見える化できるのは非常に強い。
またタイムラインに自分と同じ志望校を目指すライバルたちの学習状況が流れてくるのは、所属高校のレベル以上の大学を目指すトップ生や、田舎の高校生などまわりに同じ志望校がいない生徒にとっては本当に役立ちます。
この辺のお話も以前書いた記事があります。SOIL開校前に書いた記事ですが、スタプラはすでに前職で実験導入しており外部のコンテンツとして最優先で導入することが決定しておりました。ぜひお読みくださいね。
Studyplus for School
そんなスタプラの良さをさらに引き出すのがStudyplus for School!塾が生徒のスタプラと連携し塾が生徒の学習をサポートするというものです。
このおかげで今まで塾内でしかできなかったコミュニケーションがオンラインでいつでも可能に。またいつでも生徒の学習状況が見える化するというわけです。
こんな思いからStudyplus for Schoolを開校時からSOILに導入しましたが、先日そのスタプラの運営会社であるスタディプラス株式会社の取締役であり、事業責任者でもある宮坂さんとSOILにて対談をさせていただきました。
その際のインタビュー記事を読んでいただければ色々お分かりいただけるかと思いますのでよろしければお読みください。
前編
後編
中学生・集団授業にもスタディプラス
これは私もこれまで考えていなかった運用方法なのですが、最近中学生にスタプラを試験的に導入しました。
まずは中3生のみだったのですが、予想外にハマりました。
中3生は最近毎日塾に来て勉強するようになっています。先ほど書いたスタプラのメリットの3つ目「自分の頑張りが見える化」というところが上手くはまったんだと思います。
授業時にアナリティクスの画面をよく見せていたので先ほどの高3生のコメントなどを参考にしているのかコメントもよく書いてくれます。
どのタイミングで宿題やったかとか、集団授業小テストの結果とアナリティクスを見比べながらお説教なんてこともできますw
例えば、数学の小テスト。点数が良かった子と、悪かった子の勉強時間を比べてみると一人は4時間。一人は1時間しか勉強していないのですよ。アナリティクス見せる前は頑張ったけどできなかった感を醸し出していた生徒も観念して反省しておりましたw
ある意味でみんなで一緒にアナリティクスを見ることができるという意味では集団授業形式の方が中学生なんかは使い勝手がいいんじゃないかと。クラスで一番勉強できる子が一週間どんな勉強をしているかが見える化しますからね。
あと中学生は定期テストで本領発揮ですね。計画立てから進捗状況までこちらでリアルタイムで把握できますし、テストの見直しでアナリティクスが利用できるのは非常に助かる。
ということで試験導入を今は中1・中2のクラス生にまで広げています。スマホを自分で使いこなせていないので中1・中2は最初の設定や使い慣れるまでが大変ですが中学時代から勉強を作業にしないためにも良い習慣づけかなと思います。
ちゃんとみんな履歴をつけるのか問題
同業の方からよく質問されるのが…
これですね。生徒が履歴をのこさないならスタプラは全くの無駄です。特にfor Schoolの方は費用もかかりますからね。運営者からするとマイナスに働きかねません。
もちろん最初は強制力を持ってやることで、徐々に習慣化する可能性は大ですが、私にはそんな暇はないw
まだまだ開校一年目。やらないといけないことが山ほどあるので「ちゃんとスタプラつけなさい」は最初に言うだけで普段は特にやっていません。
やっているのはただひたすらちゃんと履歴をつけている子にその恩恵を与えるのみ。
先ほど書いた通り、for Schoolはいくらリーズナブルとはいえ費用も掛かりますし、なにより私の時間と労力も喰います。ですのでやるならその効果がある方にリソースを割きたい。そもそも生徒の学習管理を楽にするために導入しているのに、なぜしんどい思いをせにゃならんのかとw
ということでスタプラは利用したいと思っている子だけ利用してくれたらいい。そもそもこういうのが苦手な子もいるし、そんな子に無駄な作業を嫌々やらせてもなと。
ただし、うちに関して言えば、スタプラの入力率と成績にはかなり相関関係が見られます。やはり履歴をつけている子は勉強に対して能動的。自分の勉強を振り返ろうとする姿勢があるのと、そもそも頑張っていたら履歴を残したくなるものです。
しかし、残念なことに、勉強をちゃんと頑張っていない子にとっては本当に残酷なシステムです。だってちゃんと履歴を残せば残すほど人には見られたくないアナリティクスになってしまうw
だから、つけ忘れていることにしてしまえ!って子は多いかと。実はこれ、自分で自分に嘘をつくという失敗しがちな受験生の典型例なんですけどね。
しかしこういう子に「履歴つけろ」はやはり違うなと。言うなら「ちゃんと勉強しろ」ですよね。勉強したらそこではじめて「履歴つけてね」と言えるわけで。
あと、勉強時間が少ないほどかっこいいとか思っている中2病な生徒が実際の勉強時間を反映させていなかったり、逆にやっていないのに入力だけしちゃう子の問題。
でもね、こんなことをしている子をなぜ塾がカバーしなきゃいけないのか。嘘をついている子はその報いを自分で受ければいいので、私たちから適切なアドバイスを受ける気などないとみなし放置です。そんなこと気にしてたらやってられませんから。
なので私がやっている入力率を高める方法は直接的に「つけなさい」というのではなく、基本的にちゃんとつけている子たちのアナリティクスを見せまくるという、勉強をさぼっている子に対する遠回しな嫌がらせですw
少なくともちゃんと入力している子たちにはメリットしかないシステムなので気楽にいきます(*´з`)
ときどき時間がなくて見ることができない日もありますが基本仕事が終わり晩酌しながらタイムラインを眺めております。こうやっていつでも生徒の学習状況を見ることができて、かついつでもどこにいてもコミュニケーションが取れるのはどんな塾にとってもメリットだと思います。
ということで進学塾SOILでのスタプラの使い方に関して書いてみました。
今日はこのへんで。