どうも、そいる塾長です。
高校生のための種まき
特に新高1生ですね。ただでさえ中学から高校に変わりいろんなものが変わっていくわけです。新高1生に関してはある程度人数が多い学年でもありますので、この春期期間にクラス指導のようなかたちで授業を行いますが、その中でまずは高校での勉強をする心構えとともに進学塾SOILのSPROUTコースで学んでいくための準備講座として指導しています。
もちろん英数国など各科目の導入指導も行います。
一応ブログでもいくつか書いてますのでリンクを貼っておきますね。
新高1生の課題について
進学校の生徒がおおいのですでに説明会でかなり“脅され”、課題も多く出されています。その課題の多くは高校で最初に学ぶべき教科書の最初の数単元であることが多いです。
だいたい数学で傍用問題集の30ページ分くらいでしょうか。
名前を出すのは控えますが、この時点ですでに高校により大きな差が出ます。今更そんなどっかの教育産業さんに売りつけられた安っぽい通信教育の教材みたいな冊子で高校入試対策問題集みたいな勉強するんかいな…と思ってしまう課題をこなさせる高校もあります。進路指導では「国公立へ」とか言っちゃう学校です(^◇^;)
とはいえ春期課題で先取りすればいいってもんじゃないです。
最初の単元だから簡単といえば簡単に見えるかもしれませんが意外とここが大切なんですよね。
特に数学ですかね。ここでしっかり自分でその単元の持つ意味を理解できるようならいいのですが、よくわからんけどとりあえず例題でも見て同じようにやって答えを埋めて“提出物”を終わらせようとしてしまう子もちらほら。
こういう勉強をしてしまうことこそ公立中出身、課題漬け学習塾出身の弊害。
という意識を持つべきです。
開校前個別相談会でもよく尋ねられましたが、「どのように受験対策は行いますか?」という質問。
私の中ではもう定期テスト対策だの入試対策だのの区別はありません。1年生の最初の学習から全てが大学入試の勉強に繋がります。ですのでこの課題をどう扱うかですらそれは入試対策でもあるのです。
ということでもちろん各科目しっかりそう言った意識を持たせるために課題が出ている方も出ていないのんびり型の学校の方もまとめて最初の部分で落として欲しくないところをしっかり塾で指導します。
科目指導以外の部分が重要
しかし、本当に今生徒たちに仕込んでいきたいのは教科の知識だけではありません。
それ以上にどのように学んでいくかの土台作りです。
中学から育てた子達ならそれが容易ですが今回は全員が初めましてです。
TOP校に合格し、学力的には土台がしっかりしている子でもSOILの学習方法は知らないわけです。まずはそこのギャップを埋めないといけない。
説明ではそれをよしとしていただいているわけですが、それを実際やってみて感覚として身につけてもらうまではなかなか大変です。思っていたのと違っていた・・・ってなるといけません。
もちろんこれはたった数回の春期講習で完成するわけではなく、通常授業がスタートする4月からも毎日通う型の塾だからこそできることですが学習を進めながら並行して指導していかないといけないところです。
ということで進学塾SOILで高校生に最初に行う自立学習の準備について簡単にご紹介します。
自立学習の下準備
高校生はスマホの扱いについてから。
高校生に関してはがっつりスマホ使用を推奨しています。
高校生になったらスマホを買ってもらう、という方も多い中、この春休みはスマホ依存気味な方も多い。入学すると、中学時代の友達とのやり取りに加え新たな出会いによるSNSの通知が止まらないフィーバータイムに突入です(笑)
ここをいかに乗り切るかなのですが、もはやここで取り上げたところで意味はありません。高校生でスマホを自立して扱えない時点で、それまでの教育が全て意味がなかったと思っていいと思います。
こんなことすら自分でコントロールできない子が高校の勉強を自立して行うことなど不可能。諦めてスマホを取り上げ、どこかの進学塾のようにまた課題漬けで管理してもらうところにでも通わせるといいでしょう。きっとアルバイトもろくにできないような面白い大学生が出来上がると思いますよ。
進学塾SOILではそんな笑えない指導はしたくありません。ということでスマホを与えた上でしっかりそのメリットを享受できるよう自己管理だできるよう指導します。たとえ時間がかかっても。
という事で今日はスマホを学習に活用する例として今日は最初にスケジュール管理と学習計画のお話を。
まずはSOIL生には全員Googleアカウントを作成してもらい、Googleカレンダーで学校・塾・プライベートというカレンダーを用意し塾と共有設定をしてもらいます。
これにより生徒は学校や塾の、そして塾は各学校や生徒の予定を把握できます。
もうすぐ学校から配布される年間スケジュール表を学校カレンダーに入力しておくことでテスト対策の勉強や模試の見直しや個別面談の日程も組みやすくなりますし、そもそも共有しているのでリアルタイムで互いに予定を把握できるのはかなり楽。
例えば私としては講習や模試精講(模試の見直しを行う授業)などの特別講座の日程を組みやすくなります。また講師のカレンダーもそこで共有することにより生徒はどこにどの科目の先生が集団個別式指導を担当するのかを把握できるため質問するタイミングを逃さないようにする事が可能です。
そしてこうやってスケジュール管理を行いながら、それをスタディプラスのアプリで学習計画に落とし込んでいくというわけです。そして毎日の学習履歴をアプリで記録しながら私と共有し一緒に日々学習計画を更新していくというわけです。
あくまで計画が目的ではなく遠い先の大きな目標を達成するために一歩一歩進んでいく感じでしょうか。
一応学習計画のお話はこちらで。
これらの作業は最初の下準備が大変(^◇^;)
使い慣れている私ですら今からこれをやっていくとなると面倒くさい。
慣れていない生徒にとってはなおさらです。相当時間がかかると思います。しかしいつぞやに書いた記事ではないですが、ここでしっかり下準備をしておくとあとはスーっといくだけです。
ということでSOILの高等部は内部進学者でもないと最初の種まきが本当に大変です。芽を出すところまでを数か月でやる感じでしょうか…。特に新規開校では手がかかるので今は人数を増やせないというわけですね^^;
ということで教科指導と並行してこういった指導をやっていきます。これこそが自分の中では進学塾SOILを作っていく作業ですね。
開校しましたがカテゴリー「進学塾SOILができるまで」シリーズはまだまだ続きますよ。
今日はこの辺で。