[暗記しない英文法]MEGAFEPSを捨て学校最下位→センター満点

そいる塾長
そいる塾長

どうも、そいる塾長です。

(最近久々にこの言葉を耳にしたので前のブログからのリライトです。)今日は英語が苦手な方に向けて英文法をもっと理解しましょうよというお話。英文法は4択問題を解くためでなく英語を理解するための骨組みです。だから変な暗記法よりその”英語的”な性質に注目しましょう。そうすると英語が少し違って見えてきますよ。そしたらセンターくらい満点が取れるよというお話。

こないだ何気なく書いたこちらの記事がこのブログの人気記事ランキング3位になっております(゚Д゚;)ワカラナイモノデスネ…

今回もこの一般化のお話。

英文法丸暗記軍団はこの一般化能力が著しく欠けていると言わざるを得ないですね。

だって英文法ですよ。そもそも規則という一般化するべきものを学んでいるわけですからね。一般化すれば文法問題も語句整序も随分楽しくなりますよ。

ということで今回は丸暗記と一般化して理解する勉強の差が出やすい分かりやすい単元を例にお話します。

高校生の勉強法カテゴリーに入れましたが中学生の方にもぜひ読んでいただきたいなと。

私はこのような勉強法を取り入れてから1年後には学校で最下位クラスだった英語が一気にセンターレベル満点レベルまで飛躍的に伸びました。

あ、ちなみに「MEGAFEPSを捨てる」というタイトルですが一度も拾ったことはありません。この言葉を知ったのは学生講師になってからです^^;

あと、実際は2年連続198/200なので満点はとってません(発音問題攻略できませんでした^^;)

しかし、正直言って英語が伸びた理由はこれ以外考えられまないくらい大切な勉強法だと思っているのでぜひ。

MEGAFEPSの功罪

みなさんMEGAFEPSをご存知ですか?私はこの業界に入って初めて知りました。

ちなみにこれは英単語ではありません。

動名詞を目的語に取る動詞(英単語)の頭文字を並べた語呂合わせです。

英文法の重要単元で、動詞によって「不定詞を目的語に取る」か、「動名詞を目的語にとる」かが決まっており、またなかには「どちらも取るがそれぞれ意味が変わる」など、おぼえるのが大変な単元です。

おぼえるのが大変だと思ったどこかの誰かが語呂合わせをつくったんでしょうね。

一応記しておきますね。以下動名詞を目的語にとる動詞です。

m:mind
e:enjoy
g:give up
a:avoid
f: finish
e:escape
p:practice (postponeやput offという人もいます)
s:stop

いつもブログを読んでくださっている方は言わなくてもわかると思いますが私はこういうの嫌いです(笑)

特に私は何がMで何がEだったかすぐ忘れてしまうほど暗記力がないのでそもそも使えないというのもあるのですがMEGAFEPSで8個。

いやそんなに少なくないよ、って受験勉強してたら速攻で突っ込みたくなるはずです。

そしたらこんなタイトルのサイトも発見しました(゚Д゚;)

無意味なmegafepsはやめて、grampsflickedで覚えよう!

grampsflickedて…(゚Д゚;)

いや…、「無意味」の方向性が違うと思うんですよね^^;

文法単語は丸暗記ではなく理解して暗記しよう

megafepsだろうがgrampsflickedだろうが同じ。

私が言いたいのは語呂合わせが無意味では?ということ。

語呂合わせはどこまで行っても暗記のテクニックに過ぎず、これこそ英文法と英語に対する理解とはかけ離れた勉強法だと思います。

年号のように意味を持たない数字の羅列なら分かりますが一定の規則を持つ英文法でそれをやる意味とは…と思ってしまうのです。

ネイティブはあくまで私たちが国文法を無意識レベルで一般化して使いこなせるように英文法を理解しているはずで、だからこそ理解しなくてもいいという言説には首肯できません。

私自身大学で英語を専門的に学んだわけでもないですし、自分の教えていることが特別高度なことだとは微塵も思っていません。

ただ高校生が使うような文法書や辞書に書いてあることを説明しているだけ。(なかには文法書らしきもののなかにもこんな語呂合わせが書いてあるものもあるようですが…)

自分自身高校以来こういう思考で英語を勉強してきたのですが、これってすんごく楽だと思うんですよね。

こういうのを理解してしまえば、忘れないどころか、そもそも丸暗記の必要もない。(少なくとも負担は減る。)

そしてこういう英語的な感覚の理解は突き詰めればより高度な英文解釈や英作文、果ては英会話にも役立つわけで。

もちろん文法問題を解く際にも覚えているかどうかではなく「その場で判断できる」のですよ。この感覚はめちゃめちゃ大切。こうやって勉強していけばネクステなんかを周回する必要もない。

文法問題では自分で判断できるというのが理解しているということの根拠。
それがなければ文法問題を周回しても何をすればいいかすら分からないので着眼点も持たないままひたすら答えの暗記に終始するかわいそうな子が生まれてしまうというのが最大の問題では?

動名詞と不定詞の違いを理解する

一応動名詞や不定詞の基本的な解説は割愛するとして、今回のポイントは一つ。

本動詞と準動詞(動名詞or不定詞)の関係が指向する時間のイメージを理解すること。

ちなみに私はこのように文法的な要素を持つ単語を文法単語とよんでいます。

かっこよく言いましたが、文法書に登場するような英単語のこととお考え下さい。

例えば使役動詞とか状態動詞なんかも文法単語ですね。

megafepsの語呂合わせで目的語に動名詞をとる単語をおぼえる前になんで不定詞と動名詞の2パターンがあるのか、その文法的性質を理解するということですね。

中学英単語で見てみよう

ではその文法的性質を簡単に説明すると以下となります。

□ 動名詞(~ing)は、現在性、同時性、過去性などを持つ→(既)
□ 一方でto不定詞はその「⇒」のイメージ通り、未来性を持つ→(未)

後述しますが、動名詞には現実性、不定詞には非現実性というイメージもありますが今回はわかりやすくそれを含めて時間の概念で説明してみますね。

漢字一文字で表すなら(既)と(未)。このイメージだけでも理解しておけば、本動詞の意味を考えて、後の準動詞とどのような時間関係にあるか考えればどちらにすべきか分かってしまうということです。

目的語に動名詞をとる動詞

中学で覚えるべき目的語に動名詞しかとらない動詞となると…

  • enjoy
  • stop
  • finish

まだやっていないことはenjoyできないですよね?

まだ勉強していない(未)人がI enjoy studying.なんて言ってたら笑ってしまいますね。

つまりenjyoy とstudyには同時性が必要ということです。つまり漢字一文字で表すなら(既)というのが分かりやすいかと。

同じくまだやり始めてもいない宿題はfinishできないし、タバコを吸わないない人にタバコをstopしさいともいえない。宿題を(既)やっている人だけが終わらせることが可能なわけで、煙草を今吸っている(既)からやめろと言うわけで。だからいずれも動名詞を目的語にとります。

なお次の2文は有名ですね。

□ I stopped smoking.
□ I stopped to smoke.

「煙草をやめた」という意味となるのは上のみ。先ほど書いたように現在まで喫煙していない人は始めてすらいないんだからそもそもやめられませんからね。

ちなみにこの場合、いずれも文法的には間違っていませんが、下の不定詞は名詞的用法ではなく副詞的用法(訳:煙草を吸うために立ち止まった)となります。to不定詞が未来志向なので「目的」となるわけですね。今回は名詞的用法ではなく、副詞的用法ですがここでも不定詞は→のコアイメージ通り(未)となるわけです。

目的語に不定詞をとる動詞

一方不定詞をとる動詞の代表と言えば…

  • want
  • hope
  • decide

wanthope(未)だ実現していないからこそ欲したり、願ったりするわけです。当然欲したり願うべき対象の動詞は未来志向になる。

desideにしてもこれからやることを「決定」するわけですから当然(未)=不定詞

まだやっていないんだから(未)と考えればいいわけですね。

3.目的語が動名詞か不定詞で意味が変わる動詞

「forget」「remember」のように目的語の形で意味が変わる場合もこれで一発です。

(1) I forget buying milk.
(2) I forget to buy milk.

(1)動名詞なので(既)→牛乳をに買ってある→「牛乳を買ったことを忘れた。」

(2)不定詞なので(未)→牛乳をだ買ってない→「牛乳を買うのを忘れた。」

こんなの全部で10個もないわけで暗記した方が早いという人がいます。しかし高校へ行けばその何倍にも増えますよ。

しかしこの理解なら一つだけで済むんですよ。すべての科目に共通することですがこういう一般化していく考え方ができないと量が一気に増える高校では全く対応できない。その先は言うまでもないですね。

覚えた方が早い。確かにそうです。しかしその学習態度が覚えるだけでは対応できない科目に悪影響を与えてはいませんか?一般化する能力は学ぶ力としてやはりとても重要なのですよ。

高校生になると日本語と英語の感覚のズレに注意

まあ、日本人の感覚で英単語の意味を考えると間違えることもあります。

入試の定番「avoid」

入試の定番「avoid」=「避ける」なんかがそうですね。

「避ける」=未来性って勘違いする生徒が多いです。

でも、まだ飛んできていない(未)パンチをどうやって避けるんですか?

今まさに彼女からのパンチが飛んできている(既)からこそ避けることができるんですよ。でなきゃただのシャドーボクシングになります(笑)

日本語では「避ける」というと「危険を避ける」というように未来を予想して動くというイメージがあるかもしれません。

しかし、それはすでに目の前に現出した危険性(それが心がざわつくレベルでも)を避けているだけ。つまり(既)にその危険性がなければそもそも避けないわけです。

この辺、あらたな視点として動名詞は(既)という時間的な要素とあわせて現実性という性質を抑えておいてもいいかもしれませんね。

…と、まぁしっかり意味をイメージすれば動名詞を取ることはできると思います。

大切なのは、なんとなくではなく自分の中でしっかり理解に落とし込むこと。

こんな理屈は英語を研究するのでもなければそれ自体が大切なのではなく本人が納得し理解するために必要なものなので、多少自分勝手な理屈が混ざっていても大丈夫です。

今のように簡単にネットで情報が手に入る時代ではなかった私が高校生の時代はこんな勝手な解釈で勉強を進めていくしかない部分がどうしてもありました。

その辺、後に検証してみると8割方は間違っていませんでしたが。


【追記】

と無理やり自分が高校生のときに考えていたことを書いてみましたがやはりご指摘いただいてしまいました^^;

そうです。この辺は高校生の私が間違って理解していた2割の方です。今回のavoidに関しては上の説明はよろしくありません。無理やりすぎますね。^^;

もっというと動名詞の過去性というのも言語法的にはNGというのも偉い先生の本では目にしました。

本当はこのへんを詳しく書こうと思ったのですがなんせこの時点で7000字だったもので(言い訳)。

一応私がこれまでに調べたうえでは文法書なんかでもこのavoidやsuggestなんかの未来性っぽいのに動名詞をとるものに関してはっきりと例外としているものと、なんらかの規則を設けて一般化しているものがあるということ。

後者に関しては先ほどの”高校生のときの”私の説明と違って、動名詞を目的語にとる一類型として…

 「~していることの想定」を示す doing をとる動詞

行為が肯定的にイメージされる : suggest, consider, imagine
行為が否定的にイメージされる : avoid, miss, mind

という形で一般化するものも見られました。

ネイティブの方に昔聞いたのが「リアルにイメージするなら動名詞、そうでないなら不定詞ヨ~」ってのもあるんですがね。

う~ん、何が正しいのか分からんですがその辺は専門家の方にお任せするとして今回伝えたいのは大泉英数研究室(筋トレbot)先生がおっしゃる通り一般化していこうということ。

あと例外は例外でも突き詰めていくとそこには規則性が立ち上がってくる面白さですかね。

ということで諸説あるこの単元ですがMEGAFEPSだけは論外です。

てことで下の言い訳っぽいお話につながります^^;

以上追記でした。


あくまで自分で一般化して理解に落とし込めれば最高です。

しかし、こういうイメージしにくいものを例外として暗記してしまうのもありかなとは思います。

どのような勉強でも原則をしっかり理解したうえで例外を暗記するというような姿勢は重要。

あくまで大学の英文科で勉強しているわけではないのでどこまで突き詰めるかはお好みでどうぞ。

少なくともこんなことを考えながら英文法の問題集を解いていたら覚えちゃいますし大学入試レベルならそれはそれでいいかと。

最後に難しいやつを

生徒からの質問があったので実際の入試問題で見た中で私にとって「見分けにくい動詞」を追加しておきます。

expectとanticipate

JK
JK

「expect:予期する」は「to~」なのに、なんで「anticipate ; 予期する」は「~ing」なんですか?

日本語的に考えると、両方「予期する」なので(未)のイメージで「to~」かなとおもいきや「anticipate」は「~ing」を目的語にとるんですね。

この辺はやはり英語と日本語は文字通りに対応しないことを理解しなければいけません。

細かな違いを明確にして日本語にすると「expect」 は「(十分な根拠があって)予期して待つ。予期するのでその対象である目的語は(未)であるべき。これは納得ですね。

一方で「anticipate 」は「 予測してそれに備える(アクションが取れるようにする)という意味。

つまり「anticipate」は同じ「予測」であっても、あくまで「備える」ことに視点があるわけですね。

となると「備える」のは今具体的に現出している事態を目的語とするということになります。先ほどのavoidと同じ理屈と言いましょうか。これで「現在性」が導けるので、動名詞を目的語にとるのも納得というわけです。

納得できませんか?(笑)

もしくは先ほど書いたように予期する内容の現実性という視点で考えてもいいかもしれません。

あくまで未来を予測して待つイメージの「expect」は非現実的なので「to」、「anticipate」は未来の予測からその現実性を引き受けて今備えることに重きを置いているので「~ing」という感じ。

いや…納得できないなら別に例外として暗記すればいいんですが、しかしこうやって英単語のコアイメージを理解すればその差異がはっきりとして今後の英語の勉強にとても役に立つと思うんですよね。

こうやって勉強しておけば「beyond my expectation」「beyond my anticipation」が後に登場しても英文解釈でも違いを明確にできるし、英作文での使い分けもできる。

なんならこれビジネス英会話なんかで使う際にはしっかり使い分けできないと死ぬやつですよね(笑)

これぞ一つの4択の英文法問題からの一般化。

だから1冊文法問題集を解くだけで他の丸暗記組とは次元の違う伸びを発揮することができる(かもしれませんよ^^;)少なくともネクステの周回は必要ない。

ネクステ周回が自分のなかの例外を探すだけの旅になればいいですね。

再度言いますが、私は専門的な知識を披露しようとかそういう目的でこの記事を書いていません。ただ自分が高校生のときにやっていた勉強法、頭の中の動きを見せたいというのが目的。

これをやり始めてから学校で最下位クラスだった英語がセンター試験なら満点レベルまで一気に伸びたのです。

先ほども書いた通り現在はネットで検索すれば色んな情報が簡単に手に入ります。

スマホをSNSにしか使わないのはもったいない。気になったら即スマホで検索すればいい。

ただしこのクセをしっかり身に着けるためには、常に疑問を持ち、自分で考えて解決していく勉強法を身に着けてほしいのです。

英語に関しては今回のように英単語と日本語訳の1対1対応の丸暗記から一歩先に進んでより英語的な感覚で理解していくことは非常に重要ですね。

語呂合わせよりも根本的な理解で頭のリソース有効活用

少なくとも原則と例外で処理すればしんどい暗記は数個で済むわけです。

MEGAFEPSの功罪とはここにあります。

おぼえやすくするという「功」とおぼえなくてもいいものをおぼえさせようとする「罪」。

おぼえなくても良いものをおぼえるというのは考える力を奪い取ります。

考えない勉強はどんどんつまらなくなります。そして何より忘れます。

考える英文法で、英語をどんどん楽しくしていきましょうよ。

私は英語だけ他の科目と違って「わからんくてもいいから」というような教え方が大嫌いでした。

そんなもん勉強じゃないだろうと。

そこで考え出したのが、「英文法は暗記せずに理解する」という自分の中のルールでした。

こういうものがたくさんあります。別に私が説明しなくても参考書にかいてあるのでなんですが少しづつ紹介していきますね。

英語嫌いがどうやって英語を得意科目にしていったかというところだけでも見てもらえれば役に立つ人もいるのではないかなと思います。実際私の英語の勉強を変えてくれた高校の先生もそういう人でしたので。

英語嫌いな人に特にオススメな勉強です。ぜひ一度実践してみて下さい。

今日はこのへんで。

コメント

  1. 吉松 より:

    いつも楽しくサイトを拝見しております。高校3年男子と中学3年女子の母です。ダブル受験は大変だと言われ金銭的なことだけと思っていましたが、オープンキャンパスの参加などで時間も結構取られるなぁと思っています。

    質問なのですが、高校では最近単位制が流行っているのか⁈移行する学校が多いように思います。
    単位制のメリットやデメリットを塾長さんの考えで結構なので、いつか記事に書いていただけませんか?
    よろしくお願いします。